ケータイ刑事銭形泪19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形泪・2nd.6話」の「相棒を逮捕せよ! ~友達の輪殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は高村さんが泪ちゃんに言った言葉「花より団子」と、高村さん関係で、「ロス市警」について、「下宿屋」について、そして事件の被害者の勤務先の「アメリカ大使館」について記します。(「ロス市警」については、「雷・40話(2nd.14話)」の裏ネタ編で一度記しているが、それをベースに加筆しています。)
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「花より団子」:諺の一つであり、風流なことよりも実質的な利益に繋がることの方がよいという意味である。(見掛ではなく、実利を重んじるということ)
この言葉が生まれたのは、花の美しさを楽しむよりも、お腹がふくれる団子の方がありがたい、と言う意味から来ている。また、このフレーズは、江戸と尾張のいろはがるたに含まれている。(上方のいろはがるたは「針の穴から天覗く」が「は」となっている。)
また、英語では「Pudding tather than praise」と言う。日本語の名義後としては「花の下より鼻の下」という諺がある。(「花の下で風情を楽しむよりも、鼻の下にある口を満足させるものの方が良い」と言う意味であり、こちらの方が「花」と「鼻」という同音異義の言葉を使っていて、洒落ている。)
「ロス市警」:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスの市警察である。アメリカは連邦制の国家であり、州や大都市の自治権限が高いことから、警察はそれぞれの州や大都市に設置されている。ロスは大都会(ロス市は人口380万人、都市圏人口は1300万人弱である。)であるので、当然のように市が独自の組織を設けていて、管轄している。正しくは「ロサンゼルス市警察」であるが、日本語では「ロス市警」と略して言われる。また、アメリカ式の略称は「LAPD」である。(Los Angeles Police Department)
ロス市警の設立は1869年であり、現在はアメリカで3番目に大きな警察組織となっている。警察官約1万人がいる。(一般職員はそれとは別に約3000人がいる。)ちなみに、日本の警視庁には約4.3万人の警察官がいる。また、警察官が約1万人というと、福岡県警、北海道警よりも少し少ない人数である。ちなみに、日本の各警察で、ロス市警よりも警察官の人数の多いのは、警視庁、大阪府警、北海道警と、埼玉、千葉、神奈川、愛知、兵庫、福岡県警だけである。(参考までに、アメリカで最も警察官の多いのはニューヨーク市警であり、約3.8万人の警察官がいる。)但し、警官1人当の市民の人数は400人を超えていて、この数字はニューヨークの倍ということで、警察官の数は少ないと言うことが出来る。
ロスは他人種都市でもあるが、ロス市警の職員も他人種であり、日系人もいる。また、ジミー佐古田はかつてロス市警に所属していた。
映像作品の世界でも、ロス市警の登場は多い。代表的なキャラクターとしたら、高村さんとは旧知の間柄と言う「刑事コロンボ」はその代表格である。それ以外でも、アクション映画の刑事たちは数多く、「リーサル・ウェポン」シリーズ、「コブラ」「スピード」「パニック・イン・スタジアム」「ヒート」などは全てロス市警所属の刑事が主人公となっている。また「ビバリーヒルズ・コップ」は物語の舞台はロスであるが、アクセル刑事はデトロイト市警の所属、「ダイ・ハード」(第1作)もロスが舞台の物語であるが、ジョン・マクレーン刑事はニューヨーク市警の所属である。
「下宿屋」:ある機関を定めて、他人に家の部屋に住むことを「下宿」と言うが、それを業としている家のことを「下宿屋」と言う。英語では「Lodging」と言う。
基本的に食事付き(朝食と夕食)であり、部屋代に食事代が含まれている。尚、部屋代を払うこと以外は、基本的にその家の家族と同じ扱いである。
学生が親元を離れて学校に通う場合、この方法は一般的であったが、徐々に食事の時間の束縛から、これを嫌う学生が増え、最近では「下宿」というものは減少している。
が、親元を離れて(アパートやマンションに)一人住まいすることも「下宿」と言うようになっている。しかし、その場合のアパートやマンション経営者のことは「下宿屋」とは言わず、「大家」と言うのが一般的である。
尚、「ホームステイ」に近い形であるが、ホームステイは一般家庭で生活体験をするものであり、「下宿」とは根本的に異なるものである。
「アメリカ大使館」:「大使館」とは、国交を有する外国に、自国の特命全権大使を駐在させ、公務を執行する役所のことである。基本的に、その国の首都に設置され、派遣元の国を代表して、派遣先国での外交活動の拠点として活動する。また、ビザの発給業務、文化交流活動、広報活動、滞在先での自国民の保護活動なども行う。
大使館は、国際法(外交関係に関するウィーン条約)で外交特権を有することが定められているため、外国にあってもその国の法律は適用されず、本国の領土と同じ扱いを受ける。
またも「領事館」と呼ばれる在外公館であり、首都以外の都市(日本では、大阪が多い。)に設置される。業務は派遣先国での外交活動、ビザの発給業務、文化交流活動、広報活動、滞在先での自国民の保護活動などで、地勢的な理由で大使館とは別に設置されるものであるが、派遣国の政府を代表して外交を行うことがない以外は、大使館とほぼ同じ役割である。(外交特権も有るが、一部は大使館よりも制約がある。)
「アメリカ大使館」は、アメリカ合衆国が国交のある国に設置した大使館であり、日本にあるアメリカ大使館は「駐日アメリカ合衆国大使館」というのが正しい名称である。港区赤坂にある。また、アメリカの領事館は大阪をはじめ、日本に15箇所設置されている。
↓参考まで
↓こういう作品があります。
海外安全ハンドブック―大使館・領事館の安心アドバイス〈1 北米、中南米編〉
- 作者: 外務省
- 出版社/メーカー: トラベルジャーナル
- 発売日: 1994/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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