矢野顕子『JAPANESE GIRL』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1976年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。リトル・フィート、細野晴臣、あがた森魚、ムーンライダーズたちが参加していて、衝撃的な内容のアルバムであり、発表から30年以上が経過した現在でも色褪せないアルバムである。(ジャケット・デザインの方もなかなかユニークですね。→CDのように小さなものでは存在感は薄いが、LPサイズだと、ちょっとしたアートとして部屋に飾っておきたくなります。)
収録曲は以下の全10曲である。『気球にのって』『クマ』『電話線』『津軽ツアー』『ふなまち唄パート2』『大いなる椎ノ木』『へこりぷたぁ』『風太』『丘を越えて』『ふなまち唄パート1』。
LPでは、A面が「American SIDE」、B面が「Japanese SIDE」ということになっていて、はっきりとテーマを設けていて、A面の曲にはリトル・フィートが参加していて、B面の曲には細野晴臣、あがた森魚、ムーンライダーズたちが参加するということで、特色が出たものとなっている。
お薦め曲は、前半からは『気球にのって』『津軽ツアー』を、後半からは『大いなる椎ノ木』『へこりぷたぁ』『丘を越えて』という所をピックアップしておく。
独特の歌声を聞かせてくれる彼女であるが、その個性はデビュー・アルバムである本作からたっぷりと聴かせてくれている。また、ピアのの演奏の腕も本物であり、それが一流の参加ミュージシャンたちに負けることなく、しっかりと聴かせてくれている。
彼女のサウンドを堪能するのであれば、やはりデビュー・アルバムである本作からしっかりと聴いておきたい所である。
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