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ケータイ刑事銭形泪20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.7話(通算では20話)」の「あーもったいない! ~殺人㊙節約術」の「裏ネタ編」ですが、今回は前回に続いて「電気製品」に関することとして、「蛍光灯」について、「リモコン」について、そして色々と言われる「待機電力」について記します。

尚、約2年10ヶ月弱前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

蛍光灯」:「蛍光放電灯」の略であり、光源として照明装置に使用されるものである。原理は、低圧水銀蒸気中の放電を利用していて、放電の際に出る紫外線によって発光する蛍光体を管内に塗布しておき、可視光線を発するというものである。現在、最も広く使われているものは、電極をガラス管内に設置し、そこに電圧をかけてグロー放電を起こし、その際にでる波長が253.7 nmの紫外線によって蛍光体を発光させるものである。

この原理は1859年にフランスのアレクサンドル・エドモン・ベクレルが思いつき試作したものである。(但し、当時は完成していない。)その後、原理的な説明が進み、いくつかの放電管が生まれるが、水銀灯以外は「蛍光灯」と呼べるものではなかった。アメリカのジョージ・インマンの指導の下、ゼネラル・エレクトリック社が1938年になってようやく商品化を果たす。その後、蛍光体の効率改善や白色光以外の光を発光する蛍光体を用いた蛍光灯が登場するが、原理的には変わっていない。

日本では1955年に東京芝浦電気が環状型の蛍光灯を1953年に発売、電球型の蛍光灯は1978年に登場している。

白熱電球に比べて効率が良く、発熱量が少なく、(同じ明るさでも)低消費電力で長寿命である。しかし、安定した放電を得るために「安定器」と呼ばれる回路が使われる(電圧の変化に弱いという弱点があるためである。)ため、白熱電球を使った照明器具よりは電気回路が複雑になる。(蛍光灯に電圧を印加するだけでは照明器具として使用できない。)また、放電を開始するのに「スターター」と呼ばれるものが必要であり、グローランプと呼ばれるスターターが使われるのが一般的である。(それ以外には、マニュアルスターター式(始動ボタンを押す。初期の蛍光灯にはあったが、最近は殆どない。)や電子スターターと呼ばれる電気回路などが使われる。)また、「ラピッドスターター」と呼ばれるものはほぼ瞬時に転倒するが、これは電子スターターの一種である。

尚、電球型蛍光灯はソケットに差すだけで使用できるが、安定器が電球の内部に入っているためであり、蛍光灯単体ではない。

「省エネ」と言うことが叫ばれ、白熱電球の製造が縮小されている現在(まもなく製造も中止される)、蛍光灯が照明器具を独占するかというと、LEDを使った照明器具が出始めたということで、将来的に蛍光灯はどうなるのでしょうかねぇ?(いずれはLEDやELが照明器具の主流になるだろうが、現時点ではまだまだコストが高いですから...)

使用上の注意点としては、日本では家庭用電源が50Hzと60Hzの地域があるが、それぞれの周波数に応じた器具を使いましょう。(異なっていると、効率の低下(=余計な発熱量が増える。)、更には最悪の場合は器具の損傷、火災の発生が起こりうる。)よって、東日本内/西日本内の引っ越しでは問題ないが、例えば大阪から東京(東京から大阪)へ引っ越す場合、蛍光灯だけはそのまま使用しないようにしましょう。(特に、両周波数の混在地域では、より注意が必要となる。)

節約ということでは、蛍光灯の小まめな点灯/消灯の繰り返しは寿命を縮めるが、点けっぱなしにしていると電気の無駄遣いになる。どちらが経済的かというと、およそ3~4分以内であれば点けっぱなしの方が良く、それ以上だと一旦消灯した方がお得とされている。

リモコン」:「リモート・コントロール(Remote Control)」の略である。(但し、「リモコン」は和製英語であるため、英語で言う場合は略して言ったら通じない。)遠隔操作、遠隔制御という意味である。離れた場所にある機器を操作することを指すが、その時に使用する操作のために使う発信器となる小型機器のことも言う。

リモコンと言っても、有線のものと無線のものとがある。最近では無線のものが主流である。(有線のものとしては、ウォークマンのイヤホンに付いているものなどが代表的である。)無線式のものは、主に赤外線が使われるが、一部では電波式のものもある。また、古くは可視光を使ったり、長音場を使ったものもあった。(電波式の場合は、対象機器の方にリモコンを向けなくても構わない。が、同じ機器が電波の到達範囲にあった場合、操作を意図しない機器も動作をする可能性がある。場合によってはマンションの上下の部屋にたまたま同じ機器があった場合、意図しない動作してしまう可能性があることを否定できない。)

赤外線が用いられるのは、可視光や超音波を使ったものでは、太陽光や噪音で誤動作があったためである。(赤外線も自然光に含まれているが、自然光には存在しない変調がかけられているので、誤動作しないようになっている。)

テレビをはじめとするAV機器、エアコンではリモコンが当たり前になっている。(と言うよりも、リモコンがないと動作しない機能もある。→本体には基本的なボタンだけで、特別な機能の操作ボタンが無いということである。)また、照明器具にもリモコンを有しているものがある。また、高度な操作を行うため、一部のリモコンには液晶画面が付いているものもある。

リモコンに関する節約というと、テレビやレコーダーなど、一ヶ所にまとまって設置しているものであれば、同一メーカーの製品でなくても、学習リモコンを使うことで1個のリモコンで複数の機器の操作を行うことが出来る。これによって使用する電池の数を減らすことが出来る。(同一メーカーの場合だと、1個のリモコンでの操作が可能というのが一般的である。)

また、液晶画面を持ったリモコンならともかく、そうでないリモコンであれば、新品の電池を使わなくても、(最近は充電式電池が殆どであるが)乾電池式のウォークマン、デジカメなどで使えなくなった電池をリモコンに流用できる。また、電子辞書の電池も同様である。(ウォークマン、デジカメ、電子辞書などはある程度の消費電力があるため、電池を100%使い切らなくても使えなくなるが、リモコンは消費電力が小さいため電池をほぼ100%使い切ることが出来るためである。)新品の電池を使わなくてもリモコンが誤動作することはないので、電池を有効利用しましょう。

待機電力」:「待機時消費電力」とも言う。電気製品の電源がOFFの状態で消費する電力のことである。(当然、コンセントに接続されている状態でのことである。)英語では「Standby Mode Electricity」という。

最近の家電機器は、リモコンで操作できるのが当たり前になっているが、リモコンで操作すると言うことは、リモコンの信号を受信した時、その動作を行うため、電源がOFFであっても、機器の方はそれに備えて動作をしているので、ある程度の電力を消費する。テレビやエアコンのように、リモコンで電源を入れる機器ではこれが必ずある。また、炊飯器や電子レンジでは時計を内蔵したものがあるが、これらも動作していない時でも消費電力がある。

待機電力を無くすには、その機器を使用していない時はその機器への電力供給を絶つこと、つまりコンセントを抜くことである。(スイッチ付きのテーブルタップを利用して、電源を切ることでも可能である。)これによって待機電力を0にすることが出来る。ちなみに、日本の家庭では、消費電力の約1割が待機電力だと言われている。よって、待機電力を減らせば、電力消費を抑えることが出来る。が、いちいちコンセントを抜くというのも面倒である。よって、スイッチ付きのテーダルタップを使い、使わない時は電源供給を止めるという方法が妥当な所である。

また、エアコンは冬や夏はともかく、春や秋の使わない時期はコンセントを抜く、時計付きの家電製品も、時間が狂っても支障がないもの(暖めるだけに使う電子レンジなど)はスイッチ付きのテーブルタップを使い、不使用時は元から電源を切る、ということをすれば待機電力を低減できる。

尚、「使わない時は全てコンセントから抜け」と言う人がいるが、そういう人は家電製品の特徴を分かっていないバカである。確かに、コンセントから抜いてしまえば「待機電力はゼロ」になる。が、コンセントの抜き差しを繰り返すと、コンセントや電源ケーブルの傷みが大きくなり、不具合が起こりやすくなってしまう。また、ビデオやHDDレコーダーではそれをしてしまうと、昼間や深夜番組の録画が出来なくなってしまう。また、時計内蔵の家電製品は、バックアップの電池(充電池を含む)を持っているものがあるが、そういうものをもっていないものや、電池が切れていたら、の都度時計が狂ってしまう。(時計が狂っても支障のないものもあるが)中には時計をセットしないと動作しないような家電製品もあり、そういうものでは、使う度に時計をセットして...ということになってしまう。テレビでも、時々行われるプログラムの自動アップデートが行えない。(デジタル放送対応のテレビやHDDレコーダーは電源がOFFの待機状態にしないとアップデートしない。コンセントを抜いてしまうと、アップデートもできなくなってしまう。)

要は、何でもかんでもというのではなく、それぞれの機器の特徴を知り、状況に応じた対応をすれば良いということである。「節約」というのは「無駄をなくす」ということであって「ケチ」とは違うものである。知恵を働かせて「無駄をなくす」ようにすることが大事である。

 

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