ケータイ刑事銭形愛11話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
2回目となる「銭形愛」第11話「そんな執事に騙されて殺人事件」の「裏ネタ編」は、この物語の舞台となる「二重橋家」に関することから、まずは「家紋」について、そして二重橋家の家紋を目にした愛ちゃんが口にした「無限大」についてと「瓢箪」について、そして「財閥」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「家紋」:その家の家系、血統、家柄、地位などを表すために用いられてきた紋章である。水戸黄門で「紋所」と言っているが、「紋所」という言い方もある。(単に「紋」と呼ばれることもある。)日本では241種類、5100種類以上の家紋がある。
起源は平安時代であって、氏が別れて家を形成した頃に登場し、その家の道具や車などに記した所から始まる。その後、源平の時代になると、戦場で、敵味方の区別をするために旗印を持つようになるが、これが江戸時代までの大名などで使われる家紋の基礎となる。室町時代の中期になると、礼服には家紋を入れるというのが一般化することとなる。戦国時代は、敵味方の区別のために大いに役立ったが、江戸時代になって戦が無くなると、家紋は権威の象徴というものになった。
英語では「Heraldry」または「Crest」という言葉が用いられるが、「家紋」と言うよりは「紋章」という意味であって、日本語の「家紋」は意味から考えて拡張されて使われていることになる。
「無限大」:一般には、限りなく大きなことを言う。また、数学の世界では、「変数xがどんな正数Mをとってもそれよりも大きくなる時、xは無限大になる」という。ちなみにこれを数学式に表記すると「x→∞」と表す。(「無限大」を記号で記すと「∞」である。)また、「大きくなる」という所を「小さくなる」ということにすると「無限小」という。
尚、英語では一般的には「Infinite」、数学用語では「Infinity」という。
1978年に発表されたJOURNEYの4枚目のアルバムタイトルが「INFINITY」であったというのは、豆知識と言うことで...(ヒット曲『Wheel In The Sky』が収録されているアルバムである。)
「瓢箪」:ウリ科の蔓性一年草である。ユウガオの変種とされていて、アフリカまたはアジアの熱帯地方が原産である。また、栽培ということでは南米で古くから行われている。食用として、または加工用として世界中に広がって栽培されている。(干瓢になるユウガオと同種であることから、干瓢にされることもあり、農作物としても貴重なものである。)
茎は巻ひげによって他の物にからんで伸びていく。葉は心臓形であって、掌状に浅裂がある。7月頃に白色の五弁花を開く。その後、果実が実るが、中央部にくびれがあるものが認識されているが、そのくびれが無い品種もある。
また、その果実の中身を取り除いて乾燥させて作った器は、酒の容器として世界中で使われている。(酒だけでなく、水などを入れて水筒としても広く使われている。)
尚、「瓢箪」または「瓢」は秋の季語である。英語では「Gourd」と言う。
「財閥」:巨大な独占的資本家、企業家の一段であって、一族や一門からなっているものを言う。「コンツェルン」と呼ばれることもある。(同義語とされている。)尚、英語では「Zaibatsu」と呼ばれることもあるが「Industrial Conglomerate」と言うこともある。
日本では、戦前の三井、三菱、住友、安田の四大財閥の力が巨大なものであり、戦後、GHQによって解体を命じられた15の財閥(先の四大座手×に11の財閥を加えたもの)を十五大財閥といって、広く知られている。(四大財閥の他は、鮎川、浅野、古河、大倉、中島、野村、渋沢、川崎の各財閥と、理研、日窒、日曹のコンツェルンである。)但し、財閥としては解体された(=特定家族の支配は終わった。)が、銀行を核として、企業グループということでは戦後も生き残った。バブル崩壊後、旧財閥の枠組みを超えた企業の統合が行われていて、現在では「財閥」としての面影は消えたが、金融コンツェルンという性格が一段と強くなっている。
現在、世界的に知られている財閥としては、韓国の現代グループ、三星グループ、LGグループ、イギリスのロスチャイルド、アメリカのシティバンク、JPモルガン、ロックフェラー、デュポン、リーマンブラザーズ、インドのタータ、ビルラ、中国の長江実業グループ、光大銀行集団、ロシアのオリガルヒなど、結構な数の財閥がある。
↓参考まで
家紋と家系事典―名前からわかる自分の歴史 (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 丹羽 基二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/11
- メディア: 文庫
図解 これからはひょうたんがおもしろい (おもしろ選書―変わり種ガーデニングシリーズ)
- 作者: 中村 賀昭
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 1999/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく (平凡社新書) (平凡社新書)
- 作者: 菊地 浩之
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/02/13
- メディア: 新書
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