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「HAMLET」(1990) [映画(洋画)]

表題の作品は1990年のアメリカ映画の「ハムレット」である。何度も映画化されている作品であるが、この作品は1968年の「ロミオとジュリエット」(O・ハッセーがジュリエットを演じた作品。)でも監督を務めたゼフィレッリ監督による「ハムレット」である。また、当時としては異色とも言うことの出来るキャストだったが、これもなかなか良い感じとなっている。

作品データを記しておくと、時間は128分、原作はウィリアム・シェイクスピア、監督はフランコ・ゼフィレッリ、脚本はクリストファー・デヴォアとフランコ・ゼフィレッリの2人、撮影はデヴィッド・ワトキン、音楽はエンニオ・モリコーネである。そして出演は、メル・ギブソン、グレン・クローズ、アラン・ベイツ、ポール・スコフィールド、イアン・ホルム、ヘレナ・ボナム・カーター、スティーヴン・ディレイン、ナサニエル・パーカー、ショーン・マーレイ、マイケル・マロニー、ピート・ポスルスウェイト、たちである。

当時のM・ギブソンというと、アクション・スターとして人気を集めていた時期であっただけに、このキャスティングには驚かされた所があるが、新しい一面を見せていて、正統派の古典作品として評価される作品になった。

それにしても、本作のようなコスチューム・プレイ作品のH・ボナム・カーターは本当に填りますね。正に時を超えて現れたようで、品がある。やはり曾祖父が元イギリス首相という上流階級の出身であり、生まれながらに身につけたものが発揮されている。(最近はコスチューム・プレイには殆ど出演せず、特殊メイクをして出演するというのが多くなっていますけど...)

物語については、特に記すことはしないが、M・ギブソンをはじめ、キャスティングがよく、じっくりと見せてくれる正統派の作品に仕上がっている。やはり「ロミオとジュリエット」での経験もしっかりと活かされているといったところであり、何本もある「ハムレット」の中ではクオリティの高い1本であり、じっくりと腰を据えて見たい作品である。

 

↓本作はソフトの点では恵まれていませんが...

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↓原作は当然こちら

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