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「THE HIDDEN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「ヒドゥン」である。アヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得した作品であり、SF、ホラー、アクションの要素が上手い具合に融合して、B級作品ながら、傑作として語り継がれる作品である。尚、6年後の1993年に、本作の続編「ヒドゥン2」(原題は「THE HIDDEN II」)が、本作の15年後という設定で制作されたが、そちらは完全な駄作であり、抹消したくなる作品でアルので、見る必要は無いかと...

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はジャック・ショルダー、脚本はボブ・ハント、撮影はジャック・ヘイトキン、音楽はマイケル・コンヴァーティノである。そして出演は、カイル・マクラクラン、マイケル・ヌーリー、エド・オロス、クルー・ギャラガー、クローディア・クリスチャン、クラレンス・フェルダー、ウィリアム・ボイエット、クリス・マルケイ、ダニー・トレホ、フランク・レンズーリ、たちである。

ロサンゼルス。普通の人間が突然凶悪犯に変貌して、壮絶な事件を起こす。ロサンゼルス市警のトム刑事は激しいカー・チェイスの末に犯人を撃ち倒して事件は解決したかに見えた。その時、トムの前にFBI捜査官のロイド・ギャラガーが現われる。その頃、病院に収容された犯人の口からは、謎の生物が吐き出され、そこにいたミラーの体に乗り移った。ミラーは身動き一つ出来ない患者であったが、そんなミラーが凶悪事件を繰り返す様になる。これは、エイリアンが人間の口から口へと乗り移っていき、人間の体を使って侵していた事件だった。トムは操作を続けていくが、やがてギャラガーは、自分はそのエイリアンと同じ仲間であり、自分の妻子を殺された復讐に長年追い続けている、と告白するが、トムには信じられなかった。やがてエイリアンは、ミラーからストリッパーのブレンダ、トムの上司・マスターソン、トムの同僚・ウィリスへと乗り移っていき、ついには次期大統領候捕・ホルトに乗り移った。トムもギャラガーの言葉を信じるようになる。で、ホルトを追っていくが、銃弾に倒れてしまう。ギャラガーは反撃に出て掘るとを火だるまにして復讐を果たすと、自らを犠牲にしてトムに新しい命を吹き込んだ...

チープな作りであるものの、テンポが良く、スピーディーに物語が進んで行く心地良さというのがあり、物語に引き込まれることになる。また、K・マクラクランが良い味を出していて、流石という所を見せている。

B級作品の範疇であるが、アヴォリアッツ・ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得したというのも、なるほどと思わせる所がある傑作である。(で、調子に乗って続編を作ったは良いが、そちらはボロボロであって、失敗する続編作品の典型的な例となっている。)SFファン、アクション・ファンの両者共に楽しむことの出来る1本である。

 

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↓続編とセットになったのもありますが、続編は見ない方が...

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