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「THE HITCHER」(1985) [映画(洋画)]

表題の作品は1985年の映画「ヒッチャー」である。2007年にリメイクされているが、そのオリジナル版である。日本ではともかく、アメリカではこういうことは何処でも起きそうなだけに、そう思うとゾッとするスリラー作品である。ただ、B級作品という雰囲気があり、細かい所は色々と突っ込みたくなってしまうのだが、恐怖を感じさせてくれるということでは十分に合格点を与えられる作品である。

作品データを記しておくと、時間は98分、監督はロバート・ハーモン、脚本はエリック・レッド、撮影はジョン・シール、音楽はマーク・アイシャムである。そして出演は、C・トーマス・ハウエル、ルトガー・ハウアー、ジェニファー・ジェイソン・リー、ジェフリー・デマン、たちである。

テキサスのハイウェー。土砂降りの中、事務は1人のヒッチハイカーを車に乗せた。男はジョンで、最初は無口だったが、やがて、何人ものドライバーを殺したことを口にする。これでジムは怖くなり、ジョンを車から突き落とした。翌朝、ジムの車を追い越したワゴン車にジョンが乗っていることに気づくと、後を追ったが、そのワゴン車の人間は全員殺されていた。で、警察に連絡しようとしたジムは、書くのガレージに飛び込んだが、電話は不通だった。そんな所にジョンが姿を見せると、ジムの車のキーを投げ捨てて去っていった。ジムは恐怖の中、次のガソリンスタンドから警察に通報しようとするが、ジョンに狙われ、ある食堂に駆け込んだ。これまでの出来事を離すジムだったが、信じて貰えず、また彼のポケットから血の付いたナイフが出たことから、犯人として逮捕されてしまう。警察に連行され、牢で一夜を明かしたジムは、鉄格子の鍵が開いていたので出てみると、警官たちが全て殺されていたのを目にする。驚いて、パトカーで脱出するが、ジョンが再び追ってくる。再び警察に捕まったジムだったが、ジョンは警官を殺し、ジムを追いつめる。ジムはバスに乗って逃げ、協力者を得てモーテルに行くが、協力者はそこで殺されてしまう。が、駆けつけた警察にジョンも逮捕された。安心したジムだったが、ジョンは護送中に逃亡し、またもジムを追ってくる。で、ジムは意を決してジョンと砂漠のハイウェーで対決することに...

少ない登場人物を上手く動かしていて、恐怖を盛り上げることに成功しているが、所々では都合が良すぎる展開があるのが気になる所である。(これだからB級作品の範疇と言うことになる。)が、登場人物が少なくても、描き方一つでたっぷりと恐怖を味わうことが出来るという所は、大作と言われる作品でも見習って貰いたい所である。

それにしても、ルトガー・ハウアーの不気味さは凄いですね。でも、リメイク作が作られるほどの傑作だったとは思えないのだが、それだけ映画のネタも無くなってきたと言うことなんでしょうかね?

 

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