ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
「銭形泪[裏ネタ編]」もようやく後半戦に突入です。今回からは通算で21話となる2nd.8話の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」に突入です。初回となる今回は、この物語は何と言ってもこれということで「お嬢様」について、そして劇中で泪ちゃんが口にした「マリー・アントワネット」について、そして高村さんが何度か口にした「レディ」と「マダム」について、そして物語の冒頭の舞台が「コンビニ」だったことから、「コンビニ」について記します。
尚、約2年10ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「お嬢様」:相手や主家の娘の尊敬語として使われる言葉である。(「お嬢さん」よりも敬意が高い言い方である。)また、未婚の女性に対して呼びかける際にも使われる。
また、金持の娘のことを指して言う場合にも使われるが、この使い方をする時は、「お嬢様」と言うと金持の娘であって世間を知らないという意味を隠す場合に使われ、「お嬢さん」はそれなりに世間を知っている場合に使われる。ということで、表向きには口にしないが、部分的には軽蔑した意味合いもある。
英語では「Miss」「Sister」「Ma'am」などが使い分けられるが、「Miss」は日本語での「お嬢さん」という意味が強く、「Sister」はそれよりも少し砕けた言い方、「Ma'am」は使用人や召使いが女主人に対して使われる。
「マリー・アントワネット」:Marie Antoinette。フランス国王・ルイ16世の妃である。1755年生まれで、1793年に処刑され、37歳の生涯を閉じた。フランス革命に関する所では必ず名前が出てくる人物であり、「ベルサイユのばら」にも登場する人物でもある。
ハプスブルク・ロートリンゲン家の出身であり、神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンとオーストリア大公マリア・テレジアの間に十一女(末娘)として生まれる。当時のオーストリアはプロイセンの脅威があり、フランスとの同盟を強化しようとして、政略結婚(当時の国王ルイ15世の孫で、後のルイ16世との結婚)が考えられ、フランスに伝えられる(当時の彼女は7歳)が、王太子ルイ・フェルディナン(=ルイ16世の父、ルイ15世の息子)の反対が強く、上手く進まなかった。が、ルイ・フェルディナンが1765年に亡くなり、それから風向きが変わり、1769年になって婚約が成立、1770年、14歳で結婚した。(当時のルイ16世は王位に就く前であって王太子であった。)1774年にルイ16世が即位して、彼女はフランス王妃となる。
が、それからは派手な生活を送り、国費を浪費して国民の反感を買うことになる。フランス革命が起こると、オーストリアと連絡して革命を阻止しようとしたり、国外脱出を図ろう企てるが失敗(ヴァレンヌ事件)し、完全に国王新派からも見放される。幽閉され、革命裁判にかけられ、死刑判決が出て、1793年10月16日、パリの革命広場でギロチンによって処刑された。
フランスの財政を傾けた浪費家として悪名が高かったり、悲劇の王妃として語られることもあったりで、彼女に対しては色んなことが言われているが、派手な人生だったということだけは確かなようです。→考えてみたら、この物語に登場した麗香もある部分ではマリー・アントワネットとダブるところがあります。こういう所は「ケータイ刑事」ならではの人物設定が良くできている所でもある。
「レディ」:ここで言う「レディ」は英語の「Lady」であって「Ready」(「準備が整った」の意味)ではない。「貴婦人」「淑女」という意味であり、一般には「女性」のことである。「レディー」という表記が行われる場合もあり、更には希であるが「レイディ」という表記が行われる場合もある。
「マダム」:元々はフランス語で、既婚女性、夫人、奥様のことを意味する言葉である。(「Madame」)英語では「Madam」という言葉であり、意味はフランス語と同じく既婚女性、夫人、奥様であるが、酒場や売春宿の女主人のことも指して言う。(この意味では、日本語では「ママ」と言うこともあるが、これは和製英語であり、日本だけでしか通じない。(「マダム」と言うと通じる。))
「コンビニ」:コンビニエンス・ストア(Convenience Store)の略である。食料品や日用品を中心とした比較的小型の小売店である。また、年中無休、24時間営業を含む長時間営業を行っていて、いつでも物を売っているという便利さを特徴とした店舗である。(一応、売り場面積が30平米以上250平米以下、1日の営業時間が14時間以上というのが日本におけるコンビニの定義である。)
店舗の経営は個人経営の形というのが殆どであるが、大部分のコンビニは大手資本のチェーン店となっている。また、大手資本以外でも特定地域で展開するチェーン店もある。
現在は、食料品や日用品の販売だけではなく、宅配便の取り扱い、公共料金の支払い(料金収納代行サービス)、チケット販売、ATMの設置、通販収納サービスなどが行われていて、何でも扱っているというようになっている。
日本に登場したのは1970年代の前半であり、24時間営業の店舗が登場したのは1975年のことである。それ以来、チェーン店展開で次々と店舗がオープンして、場所によってはコンビニ店が競合していて過当競争状態になっている所もある。また、2008年には、コンビニの売上額が全国の百貨店の売上額を抜き、小売業ではコンビニ業界の一人勝ちの状態になっている。(店舗間競争は激しいですが...)
尚、コンビニという形の小売店舗は、アメリカでは同じ様なものがあるが、ヨーロッパでは24時間営業が禁止されていたり、宗教的にも安息日を取るなど、ライフスタイルの違いにより、日本で言う所のコンビニと言う店舗は殆ど無い。
↓一応、こういうものを...
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↓参考まで
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- 作者:
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
マリー・アントワネットとヴェルサイユ―華麗なる宮廷に渦巻く愛と革命のドラマ (別冊歴史読本 (55))
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2003/07
- メディア: 単行本
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