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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その96) [ケータイ刑事]

今回とりあげる「ある物」は「」です。と言っても、普通の靴では全く面白くないので、、当然のことながら「変わった靴」ということになります。で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・12話」、「007」からは「ロシアより愛をこめて」です。尚、主人公が履いている靴については、ここでは取り上げないことにします。(銭形姉妹の靴は基本的に青葉台学園の生徒が履く普通の靴であり、ごく普通の靴である。また、ボンドの靴は、踵に自動誘導装置の発信器を装填できる仕掛けがある靴を履くことがあるが、普段は黒のオックスフォード・シューズを履いている。(時々茶色の靴を履く時がある。)尚、靴はいつも手入れが十分行われていて、ピカピカに磨かれて光っている。)

ケータイ刑事」:「・12話」。「金利・手数料は当方が負担します! ~通販番組殺人事件」という物語で、この物語に登場する「(変わった)靴」というのは「シークレット・シューズ」である。(最近ではそんなに「変わった」というようなものでは無いが、やはり「普通の靴」ではないですから...)使用者は通販会社社長の野崎萬造であり、この事件の真犯人である。背の低い彼が背を高くするために履くというのではなく、殺人事件ではこれをトリックとしても利用している。

包丁に毒を塗るトリックでターゲットを殺そうとしたが、五代さんがたまたま包丁を左でで使ったために、ターゲットではなく別人が毒にあたることになったが、シークレットシューズは身長を誤魔化すためのトリックとして使い、功に自分が犯人ではないという偽装工作を行っていた。

まず、トイレに行き、監視カメラに不審者として写っておくが、その時はシークレットシューズを履いていなかったということで、背丈はちゃんと同じぐらいだった。テレビ番組(通販番組)の収録ではシークレットシューズを履いているので、事件が起こった時の背丈はちゃんよりも高い。ということで、背丈が違うので自分は犯人ではない、というトリックを使い、自分の犯行を誤魔化そうとした。

まずはちゃんが包丁のトリックを見破ったが、背丈のトリックは解けないちゃん。が、(この物語だけに登場する)柴田太郎さんの弟・柴田二朗さんがシークレットシューズを履いたことで背丈が急に伸びたことがヒントになり、野崎がシークレットシューズの愛用者だと分かり、背丈のトリックもちゃんが見抜き、御用となりました。

007」:「ロシアより愛をこめて」。1963年のシリーズ第2作である。(当然、ボンドは初代で、その2作目である。)この物語に登場する「(変わった)靴」というのは、猛毒を塗ったナイフが飛び出すという靴である。(ボンドの秘密兵器ではない。)持主は、スペクター幹部(初代No.3)のローザ・クレップである。(元はKGBの特殊機関・スメルシュの課長であったが、スペクターに寝返った女である。)ドクター・ノオが倒されたことから、ボンドに復讐をしようと企むスペクターの作戦(No.5が立てた計画)を推進するため、モスクワの暗号研究所にいたタチアナ・ロマノワ(=ボンドガール)を利用して暗号解読器と共に西側に亡命させ、殺し屋レッド・グラントを操ってボンドを抹殺しようとした。(作戦の実行責任者でもある。)また、ローザはレズという設定であり、男勝りで気が強く、目的を達成するためには手段を選ばない女である。→兎に角、存在感のある個性の強い強烈なキャラクターであり、シリーズに登場する敵役としても人気の高い悪人の一人である。

追っ手を振りきってベネチアに到着したボンドとロマノワはあるホテルに入る。が、そこを襲ったのがメイドに化けたローザであった。(作戦が失敗したということで、作戦遂行の責任者である彼女が自らボンドを抹殺しようとして最後の勝負に出たのだった。)ローザは暗号解読器を回収しようとしてボンドともみ合いになる。で、靴に仕込んであったナイフを出して、蹴ることでボンドを倒そうとした。が、ボンドに対して小柄なローザは椅子を使ってあしらわれ、ロマノワがローザを射殺したことで、ボンドは窮地を脱した。

尚、ボンドはローザを撃退した後、「靴にも武器が仕込まれていたとはね...」と漏らして、驚き、そして感心していた。→こういう台詞が出るということで、凄腕の諜報部員であるボンドも人間だということがよく分かります。

共通点は、共に「殺人」に関する所で使われたということ、更に思いもよらない使い方に利用されたということである。しかも、それを使った人物は二重のトリック/武器を用意していたという所である。(一方は殺人犯ではないとするトリック作りに利用されて、殺人の方は毒を利用した。もう一方は手荷物ピストルと共に殺人の武器として使われたのですからね。)流石のボンドも驚いて、あの言葉が出ているほどですし... また、両者ともそれぞれの物語に於いて部下がいるというキャラクター上の共通点があり、毒を使ったというのも共通している。(「ケータイ刑事」では靴に関してではないが、殺しに毒を使った。)→似ている所が無いと思われるキャラクターであるはずだが、何かと共通点があるというのが面白いところである。

違いは、「ケータイ刑事」での使用者・野崎は逮捕されたが死んでいないが、「007」のローザは自分が利用しようとしたタチアナによって射殺され、惨めな最期を迎えたというところである。(が、敵役ということでは主人公を窮地に追い込み、それで射て以外な最期を迎えたということで、実にあっぱれな敵役でした。)

次回も「ある物」シリーズを続ける予定でいますが、ひょっとしたら特別企画ということで、別のネタにするかもしれません。(一応次回から連載23ヶ月目に突入ですが、新年度に突入と言うことになりますから...)何が登場するかはお楽しみに。

 

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