ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
「銭形泪2nd.8話」(通算では21話)の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、麗香のコンビニでのやりとりの際に出てきた事柄から、「ファックス」について、「小切手」について、「現金」について、そして「小銭」について記します。
尚、約2年10ヶ月弱も前になるBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ファックス」:電話回線を使って画像情報を遠隔地に伝送するシステム、装置のことである。英語では「Facsimile」と言うのが正式名称であるが、それを略して「FAX」と言う言い方も一般化している。日本語でもそれを受けて「ファックス」と言うが、「ファクシミリ」と言う言い方も当然のことながら使われている。
ファックスは電話回線を使っているが、そのため電話の後に発明されたと思われがちであるが、実はファックスの発明の方が電話の発明よりも時間的に先である。1843年にイギリス人のアレクサンダー・ベインが発明した。(電話は1876年にグラハム・ベルが発明した。)但し、実用化されたのは20世紀に入ってからである。→原稿を操作することによって小さな点に分解し、その電気信号を送受信するというものは、後に発明されるテレビも原理的に同じである。
その後、中間調のあるもの、更にはカラーに対応する技術が開発され、今日に至っている。
日本では、電話網にファックスを繋いで使用することが制限されていたが、1972年に法改正が行われ、その規制が緩和されてから普及するようになった。現在では、家庭用ファックスも電話機と一体になったものが安価になり、広く普及している。
「小切手」:振出人が銀行に対して、一定金額の支払いを委託する形式で降り出した有価証券であり、支払い手段の一つとして利用されるものである。これを銀行に持っていくと、そこに記された金額が、指定された口座から引き出される形で現金が支払われる。
日本では小切手法によって定められている。また、持参人払式小切手と記名式小切手とがある。前者は、小切手の受取人を記入せず、それを持ってきた人に払うというものであり、多くの小切手はこれである。また、その小切手を他人に譲渡してもよく、小切手の流通が貨幣の代用となる。一方、後者は受取人の名前が記されている小切手であって、そこに記された金額を受け取る権利者が特定されているものである。
日本では、小切手を使用するには「当座口座」を開設しなければならない。その際、個人であれば厳しい審査を受けることになる。(金融機関は小切手の決済を行うと事務的な負担が増えるため、これを嫌う傾向があって、現在の個人は小切手を使おうとしても簡単には使えない。)一方、会社であれば、やはり審査を受けるものの、当座預金の口座開設は比較的容易であり、日本で出回っている小切手の殆どは会社が振出人になっているものが殆どである。
小切手の利点は、多額の現金を持ち歩かないで済む所である。が、日本では今ひとつ利用が広がらない。(やはり、現金化する際に金融機関に行かなければならないという労力が必要となるデメリットがある。)また、最近ではクレジットカードでほぼ同様の支払いを行うことが出来るため、小切手を使用しなくても同じ恩恵を受けられる。(クレジットカードだとポイントが付くということで、利用者にとったらこちらの方がメリットがある。)
が、国が違うと、広く利用されている所もあって、アメリカや西欧諸国では小売店での支払いの際にも広く利用されている。→「トラベラーズ・チェック」というものがあるが、これは小切手の一種であり、海外旅行をする際、(小切手が広く利用されている国では)広く利用されている。
尚、英語では「Check」、ドイツ語では「Scheck」、フランス語では「Cheque」、イタリア語では「Assegno」、スペイン語では「Cheque」(フランス語と発音は異なる。)と言う。
「現金」:一般には「現金通貨」のことであり、その場にある金銭のことである。
資産としては、破綻することがなく、(使用しなければ)額面上の目減りが無い(但し、増えることも無いですが...)というメリットがある。その一方で、盗難や紛失、焼失の可能性がある、インフレ時には価値が下落する(特に、ジンバブエの年率何百万%というようなインフレ率だと、あっという間にゴミになってしまいます...)、というデメリットがある。
基本的には決済手段として使用されるものであり、これがあれば(社会的な)信用も不問で決済を行うことが出来る。
尚、小切手や証書、手形、債券などの有価証券に対して、交換の直接媒介物である通貨のことを「現金」とも言い、証券類とは別の資産ということにもなる。
ちなみに、英語では「Cash」、ドイツ語では「Bargeld」、フランス語では「Argent Liquide」、イタリア語では「Denaro Contante」、スペイン語では「Dinero en Efectivo」と言う。
「小銭」:少額の金銭のことを指して言う。基本的に、紙幣ではなく、硬貨のことを言うのが一般的である。そのため、財布のことを「小銭入れ」ということもある。
金額的には確かに小さいが、自販機で使えるのをはじめ、これはこれで便利なものである。また、外国では、小額紙幣も使われるが、チップとして渡すことを考えると、持っていないと困るという場合もある。
英語では「Small Change」、ドイツ語では「Kleingeld」、フランス語では「Petite Monnaie」、イタリア語では「Moneta」、スペイン語では「Suelto」という。尚、英語では「Change」でも「小銭」と言う意味があるが、この単語の元々の意味は「釣り銭」である。
↓参考まで
ファクシミリと新画像通信 (1982年) (電子科学シリーズ〈96〉)
- 作者: 窪田 啓次郎
- 出版社/メーカー: 産報出版
- 発売日: 1982/03
- メディア: -
手形・小切手の常識が面白いほどわかる本 基本編 (知りたいことがすぐわかる)
- 作者: アクト企業法研究グループ
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
↓こういう作品がありました。
↓これには「小銭形パイ」が登場しましたね...
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