ケータイ刑事銭形愛12話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第12話「サンタが街にやってきた ~クリスマス誘拐事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回はこの物語で身代金受け渡し場所となった「歩道橋」について、家に仕掛けられていた「盗聴器」について、その盗聴器がこの形をしていたと言うことから「テーブルタップ」について記します。(「盗聴器」については「泪・6話[裏ネタ編]PART 5」で一度記しているが、今回はそれをベースに加筆しました。)
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「歩道橋」:道路を横断する目的で設置された陸橋のことである。「横断歩道橋」と言うが、一般的にその略である「歩道橋」が一般名称のようになっている。
基本は車の通る道路を横断するために、車道を跨ぐ様に設置されているが、場所によっては車道の地下をトンネルでくぐる「横断地下道」というものもある。(目的は同じである。)また、車道ではなくて電車の線路を横断する目的で設置された歩道橋もある。
英語ではいくつかの言い方があって「Pedestrain Bridge」「Overpass」「Overbridge」「Footbridge」などの言い方がある。
車道を横断する手段としては、横断歩道があるが、交通量の多い車道では、色々と危険もあるということで歩道橋が設置されること(交通弱者安全確保のためという大義名分が成り立つ)もあるが、横断歩道を設置して信号機を設置すると、交通量の多い車道では、渋滞がより激しくなるという車側に立った理由で設置された歩道橋もある。→これって、車社会らしい所であるが、弱者斬り捨ての人間本意を無視した勝手な理屈である。近年でこそ、スロープが設けられた歩道橋もあるが、昔の歩道橋というのは階段であり、車椅子利用者は利用できるような代物ではなかったが、これは交通弱者救済という大義名分に矛盾している典型的な例である。
「盗聴器」:盗聴を行うための装置で、密かに仕掛けられた集音器、その音声を記録する装置、音声を電波として送信する装置、送信された電波を受信する装置も「盗聴器」に含まれる。音を拾う集音部のマイクと、その音声を記録する手段が一緒になったものと、マイクで拾った音声を電波で飛ばし、離れた場所でそれを受信して内容を盗み聞きするような構成のものとがある。前者だと、後から仕掛けた人が回収しなければならないが、後者はマイクを回収する必要がないため、こういう構成のものが現在の主流になっている。
電波で飛ばすためには、電気回路が構成されることになり、電源が必要となるが、そのため電源が供給されている電話回線や電力線(家庭用電源)を利用することで電源を不要としたものになり、電話回りと電源回り(コンセント回り)には盗聴器というものが仕掛けられている可能性がある。
盗聴器を仕掛けて電波を傍受する行為は、様々な法によって禁じられている行為である。が、盗聴器を設置しないで、単に無線を傍受する行為であれば違法ではない。(無線は関係ない第三者に聴かれることを前提としたシステムであるため、電波の受信だけであれば違法行為とはならない。まあ、ラジオを聴くのと同じレベルということである。)しかし、盗聴器を仕掛けるために無断で(他人の住居に)侵入したら「住居侵入罪」となり、盗聴器の電源としてその場の電気を使うようにすると(電力の)「窃盗罪」、受信した内容を他人に言いふらしたり、受信した電波を他の周波数に変えて電波を飛ばす行為(再送信)や、制限を超えた出力に増強して電波を送出したら「電波法違反」となり、様々な違法行為を重ねることになる。
現在の盗聴器は電波を飛ばす方式が主流であることから、盗聴器が仕掛けられていることを探すのは比較的容易になっている。(とは言っても、電気に関するある程度の知識が必要である。)盗聴されているという可能性があれば、専門業者に調査して貰うということがよろしいかと...
尚、「盗聴」とは会話をしている本人に気づかれることなく、盗み聞きをする行為を指す。また、「盗聴」には、人と人が直接話している会話だけでなく、電話などの通信もこれに含まれる。「盗聴器」のことを英語では「Bug」または「Tap」という。(「Bug」は盗聴器という感じで、「Tap」になると盗聴装置という意味合いが強くなる。)
「テーブルタップ」:ある程度の長さのコードの先に複数の電源プラグを備えたもので、移動式のコンセントという側面と、コンセントの分配器、コンセントの延長コードという複数の役割のある電気器具である。
コンセントの数が1つという、単なる延長コードというものもあるが、普通「テーブルタップ」と言うと複数のコンセントを備えたものを言う。(3つのコンセントがあるものが最もポピュラーである。)
壁にある少ないコンセントを複数個に増やせることから便利なものであるが、何でもかんでもという訳にはいかない。多くの電気機器を繋ぐ(所謂「タコ足配線」という状態)と、使用中は大きな電流が流れることになり、使用容量をオーバーすると、加熱、ひいては発火の可能性がある。一般的なものは1500Wという定格があるので、それを越えないように注意しましょう。
近年では、単にコンセントの数を増やすだけではなく、スイッチが付いているもの(待機電力を減らすためには有用である。)や、雷サージに対応した保護回路が入っているものもある。また、差し込んだプラグを回転することで、ロックがかかって抜けを防止するというものもある。
便利なものであるが、正しく安全に使用しましょう。
↓参考まで
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- メディア: ムック
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