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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その97) [ケータイ刑事]

今回は新年度に突入したということで、特別企画ということにして、いつもとは少し違った視点から共通点について記すことにしました。一応、テーマは「関連グッズ」ということになります。

007」は1962年にシリーズ第1作の「ドクター・ノオ」から始まり、46年となる2008年に第22作が公開された。(日本では第22作は2009年になってからの公開でした。)で、「ドクター・ノオ」が大ヒットして人気が出たことから、様々な関連グッズが発売された。

シリーズ作品の数が22作品に達していること、市場が世界全体であることから、その関連グッズは膨大な数がある。(全てを確認出来ないが、その数はおそらく数千には及んでいるものと思われる。)当然、現在も発売当初のものがそのまま販売されているということはなく、いずれもが公開からある期間限定という発売になる。(サントラ盤ぐらいでしようかね。ずっと発売されているものとしては...いや、サントラ盤でも廃版になり、新たに再発されていますから...)

グッズも、玩具と言われるもの(フィギュア、人形、プラモデル、乗物の玩具、モデルガン、その他多数というように、実にたくさんのものがある。)だけでなく、バッグや時計、ライター、マグカップ、万年筆という日用品から、ヘアクリーム、ソープ、コロンという化粧品、靴、ネクタイ、ベルト、タイピン、カフスなどの衣服関係、そしてミネラルウォーターまである。

一方、「ケータイ刑事」は2002年にシリーズ第1作の「銭形愛」がスタートし、現時点では6年半であるが、その間の3年半の間放送されて、6作品(183話)と映画2本がある。当然、関連グッズも発売されているが、TVシリーズ(しかもBSデジタル放送)ということもあって、その数は少ない。しかも、グッズとして発売されたのはシリーズ第3作になってからである。(第1作と第2作では、ホームページから、いくつかの壁紙を(無料)ダウンロードできたぐらいである。→「壁紙」はミニポスターという解釈も出来るので、関連グッズということも言えるが、発売したものではなく無料で手に入る(但し、ネット関係の通信費用が完全にゼロとは言えない)ので、厳密には「関連グッズ」とは言い切れない...)

シリーズ第3作の「銭形泪」において、初めて(無料ではない)「関連グッズ」が発売になったが、警察手帳とカレンダーということで、種類は少なく、一応「関連グッズ」がある、という程度である。→TV作品ということでは、この程度というのが普通であるため、これでも決して「少ない」とは言えません。

風向きが変わったのは、映画(「M1」)が製作されたことからである。映画になると、それなりに関連グッズが発売になるものであることを考えれば、これはこれで順当である。が、その「M1」の公開直前に、3代目・銭形泪フィギュアが発売になった。(「ケータイ刑事銭形泪 黒川芽以style」というもので、DVDのおまけというか、DVDがフィギュアのおまけというか...???)これによって「ケータイ刑事」もフィギュアというサブ・カルチャーを担う関連グッズが生まれ、これは同時にTV作品という枠から「カルチャー」を担うものへと昇華することになった。

ただ、発売された2種類(冬服と夏服)のフィギュアはちゃんに似ているか、というと、ちゃんっぽいとはいうものの、今ひとつ似ていないこともあって、評判の方は今ひとつでした。が、「007」でもそうであるが、初期に発売になったフィギュアは'60'sのものということもあり、「似ているか」と言うと疑問符が付いたものであった。(1965年に発売されたアメリカのブリスターパック・シリーズ(85mm程度のものである)はそうでもなく、中には(映画のキャラに)似ているものもあったが、「銭形泪・フィギュア」の完成度はこれと同レベルと言った所でしょうか...)ということで、両作とも最初に登場したフィギュアに対する評判が同じ様だったというのは、偶然とは言っても「共通点」と言うことが出来るが、同じ様な「評判」だったというのは、狙っても出来ることではないでけに、やはり「驚くべき共通点」ということが言える。

その後、映画第2弾に合わせて、フィギュアの第2弾として、銭形雷銭形零のフィギュアが発売になる。銭形のフィギュアよりもサイズが大きくなったこともあって(は150mm、は270mm)か、完成度も高くなり、これらのフィギュアは(出来に関しては)評判は良いのだが、価格が高いということもあって、トータルではやはり今ひとつ評判が良くない。→そりゃあ、大きい方が「似る」というのは当たり前でしょうが...

その後は、シリーズ第6作の「銭形海」においては、更に完成度が上がったフィギュア(関節可動タイプ)が物語のために製作され、「似ている」ということではよりレベルが上がったものが生まれている。しかしこれは物語の撮影用(3rd.7話、通算では第33話)であり、販売されることは無かった。

その他の「関連グッズ」ということでは、オーディオ・ドラマCDが発売になったが、この程度であり、「007」のように幅広いジャンルのグッズは生まれていない。(ここが両作品における「関連グッズ」に関する相違点である。→世界的に有名な映画作品と、日本の、しかもBSデジタル放送のドラマという規模の違いがもろに出ている所でもある。)

「007」と「ケータイ刑事」は、市場規模が余りにも違いすぎ、発売されている「関連グッズ」の品数といい、数量といい、とても比べものにはならないという差があるのだが、両者に共通している「フィギュア」に於いて、最初に登場したフィギュアに対する評判が同じ(今一つ、評判が良くない)だったというのは、実に面白い所であり、驚くべき所である。こういう所からも、やはり「007」と「ケータイ刑事」は共に「傑作」だからということでもある。「傑作」の間には不思議な力が働いて、何かと共通点が生まれるものなのである。

次回は、一応「ある物」シリーズに戻って、両作に共通するものを取り上げる予定です。何が登場するかはお楽しみに。(もうしばらく、「007/慰めの報酬」は封印することにします。)

 

ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (冬服タイプ)

ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (冬服タイプ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: トライディア
  • 発売日: 2006/02/03
  • メディア: -

ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (夏服タイプ)

ケータイ刑事銭形泪・黒川芽以style (夏服タイプ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: トライディア
  • 発売日: 2006/02/03
  • メディア: -
ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー
James Bond 007 - 1/4 Scale Premium Figure: Roger Moore as James Bond

James Bond 007 - 1/4 Scale Premium Figure: Roger Moore as James Bond

  • 出版社/メーカー: サイドショウ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
James Bond - 1/4 Scale : Pierce Brosnan as James Bond

James Bond - 1/4 Scale : Pierce Brosnan as James Bond

  • 出版社/メーカー: サイドショウ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: Sean Connery as James Bond

James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: Sean Connery as James Bond

  • 出版社/メーカー: サイドショウ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: George Lazenby as James Bond

James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: George Lazenby as James Bond

  • 出版社/メーカー: サイドショウ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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