SSブログ

ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.8話(通算では21話)」の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」の「裏ネタ編」ですが、今回も前回に続いて「お」を頭に付けることで意味が違ってくる言葉特集です。で、「鑑識メモ」に登場したものから「うじ」と「王子」について、「やじ」と「おやじ」について、「」と「オチ」について記します。

尚、約2年10ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

うじ」:「うじ」と発音する言葉にはいくつかのものがあるが、漢字でそれぞれを記しておくと「蛆」「氏」「宇治」と言った所となる。

「蛆」は「蛆虫」とも呼ぶことがあり、蝿の幼虫のことである。また、腐った肉や汚物などに発生するものを指して言うこともある。(要するに、蝿がそういう所に卵を産むためで、湧いて出たように発生することから、腐敗したものに発生するものを意味するようになった。)蝿の幼虫(蛆)は、その後皮膚が硬くなってさなぎとなり、そして成虫(蝿)となる。さなぎになるのは主に土の中であり、老熟した蛆は土の中に移動してさなぎになる。尚、英語では「Maggot」と言う。

続いて「氏」。血縁関係のある家族で構成された集団、所謂「古代氏族」のこと、または近世では人名で苗字に添えて「○○氏」というように敬称のこと、若しくは現代では現行法で規定されている人名(姓名)において姓(苗字)のことを言う。

最後に「宇治」。これは地名であり、京都府南部に位置する都市である。名産品である宇治茶や、世界遺産に登録されている平等院で有名である。(平等院・鳳凰堂は10円硬貨に描かれているので、日本人であれば、行ったことはなくても誰でも知っているでしょう。)平安時代に貴族の別荘地となっていたこともあり、長い歴史のある都市である。現在は京都と大阪のベッドタウンというようになっている。(JRと近鉄では京都と奈良に、京阪では京都と大阪に繋がっている。)

お茶の名産地ということで、学校にはお茶が蛇口から直接出る施設があるということを行っている。それだけお茶が身近にあるということです。

王子」:一般には、王様の息子であり、王として即位していない男子の王位継承者のことをいう。英語では「Prince」という。尚、王位に即いていなければ、子供であっても、または高齢であっても「王子」である。また、時期王位継承者(=王位継承順位第1位)となると「王子」と呼ばれることもあるが「皇太子」と呼ばれるようになる。

現在では、イギリスやデンマーク、ベルギーなど、ヨーロッパでは王家が続いている国があり、そういう国には必ずいるのが王子である。(やはり、イギリスのウィリアム王子とヘンリー王子が現在の「王子」としては最も有名でしょう。)

その他、地名でも「王子」という所がある。東京都北区にあるが、1932年に東京市に編入した際、王子区であった。1947年に滝野川区と一緒になって現在の「北区」になった。

また、奈良県にもあり、そちらは奈良県北葛城郡王寺町である。聖徳太子が建立した達磨寺があることでも知られている町でもある。現在は大阪のベッドタウンとなっている。

「うじ」と「王子」は、一般的に指しているものということでは天と地ほどの差があるものであるが、どちらも「地名」があるというのは面白い所である。

やじ」:一般的には、からかいや非難の言葉として叫ばれる「野次」のことを指して言う。英語では「Booing」と言う。

または「野次馬」の略として使われる言葉でもあり、自分とは関係のない事件や火事の現場、他人が喧嘩している場所などに興味本位で集まってくる見物人や、面白おかしく騒ぎを大きくする人のことでもある。簡単に言うと「通りすがりの見物人」ということになるが、ただ見ているだけの見物人であれば良いのだが、「野次馬」の本来の意味である「老馬」や「馴らしにくい馬」という意味から転じたように、扱いにくいものという意味が言葉の奥に隠れている。

また、「親父(おやじ)」の略でもあり、「親父」と表記して「やじ」と読む。(普通は「おやじ」と読むが、略語であるので「やじ」と読む。)

おやじ」:一般には「親父」と漢字表記する言葉であり、父親のことを指す言葉であり、くだけた言い方である。また、親近感があり、親しみを持って言う場合は「親父さん」と言うが、この場合は自分の父親でなく、他人の父親で会っても使われる。(自分の父親のような親近感があり、また敬意も込められている言い方である。)

また、「親仁」「親爺」と漢字表記される場合もあるが、基本的に意味は同じである。(一応、(男の)老人、親分、親方など、目上の男性を広く指す言葉になる。)

尚、カタカナ表記の「オヤジ」には、同じは発音であるが、表向きには言わないが、軽蔑しているという意味が含まれることになる。(「オヤジくさい」とか「オヤジギャル」がその例である。)

漢字表記で「親字」というのも「おやじ」と読むが、これは日本語の書物などで「ふりがな」(所謂「ルビ」)が振られている文字があるが、そのふりがなが振られている文字(=親文字)のことを指している。または、漢和辞典で、同じ頭文字の語彙が順番に記されているが、それらの各語彙の書き出し部分に記されている他よりも大きくなっている文字のことを指して言う。

「やじ」と「おやじ」は特に繋がりがあるということは無いが、「お」の有無によって全く違う意味になるという例としては、上手い例である。

」:血液のことであり、英語では「Blood」、ドイツ語では「Blut」、フランス語では「Sang」、イタリア語では「Sangue」、スペイン語では「Sangre」と言う。

動物の体内を循環する体液であり、全身の細胞に栄養分を運んだり、酸素を運搬し二酸化炭素を回収する役割を担っていて、最も重要なものである。

人間の場合は体重の1/11~1/13程度の血があり、体重が60kgの人だと約5kg(5リットル弱)の血がある。(比重は1.05~1.06ぐらいなので、5kgの血は4750cc前後である。)尚、その血液の約1/3以上が急激に失われると、生死の危険に陥り、死亡に至る場合がある。(所謂「失血死」というものです。)→体重60kgの人だと、1.5リットルを失うと命が危険で、2リットルを失うと死亡の可能性が高いということになる。

オチ」:物語、漫画、落語、漫才などで語られる(演じられる)物語において、その結末のことを言う言葉である。「下げ」という場合もある。いくつかのパターンがあるが、それらの総称でもある。駄洒落や決め台詞で終わるものと言うのが多いが、物語の最初に戻るというオチもある。→「鑑識メモ」が色んな「オチ」をやっているので、それを見ているだけでも、色々とあることが分かるでしょう。

尚、漢字で「落ち」と表記すると、一般に、落ちること、落下、という意味として使われるが、物語の「オチ」を意味する場合は一般的にカタカナ表記とされる。

それ以外では、「お池(おち)(※「お」は「さんずい」に「夸」)」は「くぼんだ地に水が溜まって池のようになったもの」「水たまり」「溜池」と言う意味の言葉や、「お薹(おち)」(※「お」は「くさかんむり」に「雲」)はアブラナの古名があり、「こち」「そち」の対として使われる「おち(漢字表記をすると「遠」または「彼方」)」(遠い方、遠方、遠い昔、という意味)という言葉もある。(また、姓名では「越智」というのもあります。)

「血」と「オチ」も、やはり全く繋がる所がない言葉であり、「お」の有無によって全く違う意味になるという例としては、それを上手く表している言葉である。しかも、最後に「オチ」と言う言葉出して、この物語の「オマケコーナー」である「鑑識メモ」を締めくくったのだから、実に上手い「オチ」を付けたものでした。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

原色昆虫図鑑〈第1〉蝶・蛾・蜂・蠅類篇―学生版 (1956年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 北隆館
  • 発売日: 1956
  • メディア: -

姓名学の事典

  • 作者: 平木場 泰義
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1992/09
  • メディア: -

赤ちゃんの【幸せ】名づけ事典

赤ちゃんの【幸せ】名づけ事典

  • 作者: 阿辻哲次
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2008/12/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

増補改訂 韓国姓名字典―韓国・朝鮮の人名を正しく読むために

増補改訂 韓国姓名字典―韓国・朝鮮の人名を正しく読むために

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本

平等院鳳凰堂 (不滅の建築)

  • 作者: 小川 光三
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 1988/08
  • メディア: -

極める・日本の美と心 京都の名刹 1 京都への誘い・平等院 [DVD]

極める・日本の美と心 京都の名刹 1 京都への誘い・平等院 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 株式会社アスク
  • メディア: DVD

日本茶の魅力を求めて―ほんもののお茶・宇治茶とこれから

日本茶の魅力を求めて―ほんもののお茶・宇治茶とこれから

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 大河書房
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: -

宇治茶いい味いい香り

宇治茶いい味いい香り

  • 作者: 竹村 嘉平
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本

王子辞典 Prince Dictionary

王子辞典 Prince Dictionary

  • 作者: タイムマシンラボ
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

血液細胞ノート―形態速習アトラス

血液細胞ノート―形態速習アトラス

  • 作者: 久保田 勝秀
  • 出版社/メーカー: 文光堂
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本

トコトンやさしい血液の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)

トコトンやさしい血液の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)

  • 作者: 毛利 博
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。