ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
6回目となる「銭形泪・2nd.8話」の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」の「裏ネタ編」は、この物語で登場した麗香関係の事柄から、「シャンデリア」について、「ティアラ」について、「ロココ調」について、そして「顧問弁護士」について記します。
尚、約2年10ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「シャンデリア」:英語では「Chanderlier」。西洋風の吊り下げ照明器具であり、は豊かな加工が施されたガラス細工を使い、数多くの光源を使った華やいだ雰囲気のあるものである。
語源は「ロウソク」を意味するフランス語の「Chandelle」であり、ロウソクを使ったシャンデリアが14世紀に登場している。これが時代と共に華やいだ装飾が施されるようになり、ヨーロッパの宮殿で華やかさを競争するかのように発展していく。18世紀になってガラスが安価に製造できるようになると、ガラスを装飾のために使い、一段と派手になっていくことになる。
18世紀の終わりにガス燈が登場すると、これもシャンデリアに取り入れられ、19世紀に電球が登場すると、電球を使ったものにシフトする。電球を使ったシャンデリアは、ロウソクを使ったものよりもより自由なデザインが行えることもあって、光の芸術品というようなものが登場することになった。
現在では、電球を光源とするものが主流であるが、いずれはLEDを光源に使ったものに紫布としていくものと思われる。
シャンデリアは、照明器具であるが、豪華な装飾が施されていることから、大きくなり、重量のあるものである。そのため、最初からシャンデリアを取り付ける前提で部屋を設計しておかないとならない。また、数多くの電球を使うことから、消費電力も大きく、ランニングコストが高いという欠点がある。エコということから、今後は低消費電力のLED電球で使われていくことになると思われるが、平面光源ランプなどと組み合わせると、更にデザインの幅が広がっていくことでしょうね。
尚、現在では、宮殿などで使われる派手な装飾具が無くても、複数の光源を用いた天井吊り下げ式の集合照明灯のことも「シャンデリア」と呼ぶことがあるが、やはりある程度の装飾具が無いと、名前負けをするだけで、ちょっと寂しいものになってしまうだけである。
「ティアラ」:英語では「Tiara」。女性が付ける王冠型の髪飾りの一種であり、装飾具である。単なる髪飾りではなく、宝石などが散りばめられており、王族の女性が身につけるものである。また、華やかさ、デザインが身分に比例することもあって、豪華なものが多い。
映画「ローマの休日」でA・ヘプバーンが演じたアン王女も(ラストの謁見の儀の際)身につけていたが、装飾具であるが、特別な地位にある女性が身につけるものと言うことが出来る。
また、ローマ法王の地位を象徴する教皇冠(三重冠)のことも「ティアラ」と言う。(イタリア語では「Tiara Papale」と呼ばれるもののこと。)但し、現在ではローマ法王は、重要な儀式に於いても教皇冠を使用しない。(教皇冠の制度は廃止されている。)
「ロココ調」:「ロココ」(フランス語、英語では「Rococo)とは、15世紀、フランスのルイ15世の時代の装飾様式のことであり、ヨーロッパで大流行したものである。バロック様式の後、1723年に生まれ、1730年代には大流行し、1760年頃までもてはやされていた。
現在、美術の世界で「ロココ・トーン」と言う呼び方がされているものは、このロココ調り優美な雰囲気を取り入れて、現代的にアレンジしたスタイルである。
曲線を多用し、植物の花飾、簇葉、唐草などの曲線模様をデザインし、そこに金の飾りを併用したデザインが特徴的であり、洗練された繊細でかつ優美なデザインとして知られている。特に家具のデザインとしては有名であり、王侯貴族の華やいだ時代を象徴するものでもある。
建築様式としても、数多くの宮殿に見られていて、フランスやドイツの宮殿、更には教会にもこのデザインが見られる。
この時代を代表する(ロココ様式の)画家としては、アントワーヌ・ヴァトー、フランソワ・ブーシェ、ジャン・オノレ・フラゴナールたちがいる。またモーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール作の「ポンパドゥール夫人」という肖像画は余りにも有名である。また、建築物ではドイツのポツダムにあるサンスーシ宮殿や、ミュンヘン近郊のニュンフェンブルク宮殿のアマーリエンブルクが代表的なロココ様式の建築物として知られている。
尚、「ロココ様式」は、バロック様式の変形と言う声もあるが、バロック期に続く形で大流行した様式でもあるので、やはり一つの時代のリードしたものという認識でいるのが正しいところであろう。
ちなみに「ロココ」は装飾モチーフである岩を意味するフランス語「ロカイユ(Rocaille)」に由来している。
「顧問弁護士」:英語では「Legal Adviser」または「Corporation Adviser」という。(後者は、特に「会社の顧問弁護士」のことを指している。)
弁護士は、法的手続において当事者の代理人として、または被告人の弁護人として法廷で主張や弁護を行ったり、各種の法律に関する事務を行う職業であり、国家資格を有する資格でもある。で、ある組織(個人の場合もある)が弁護士と「顧問契約」を結び、相談事(主に法律関係の相談ということになる)にアドバイザーの様に意見を求め、弁護士はその相談に的確なアドバイスをする、という役割の弁護士のことである。(言い換えると、医者で言うところの「主治医」のような関係でもある。)基本的に「顧問契約」が結ばれることになる。で、個人の顧問弁護士もいれば、会社の顧問弁護士というのも存在することになる。
尚、顧問弁護士は顧問先の実情を十分に理解していることが必要であるだけに、顧問先の組織に属する人間よりも場合によってはより詳しい内部事情まで知っているものである。(が、顧問契約の内容に、秘密保持契約が含まれるのが一般的であり、口外することは出来ない。)
弁護士と顧問契約を行って顧問弁護士を雇うには、大企業であれば法務部門にも人を集められるが、中小企業や個人であれば経費が掛かりすぎるために、法務部門を設置するのが無理というのが実情であり、顧問契約によって法務部門を持たなくても低コストで法務部門を持つのと同等の効果が得られるためである。→顧問料というのはそんなに高額ではないので、法律相談を数多くするという人は、顧問契約をして顧問弁護士を持っていると、何かと助かります。(→こういう所も、医者と弁護士は失業することはない、と言われる所以でもある...)
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