ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
7回目となる「銭形泪・2nd.8話」の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」の「裏ネタ編」は、入電でも言われた「謎のトライアングル」についてと、「マサカリ」について、そしてケータイズがパンク・バンドということで「パンク」(タイヤのパンクではありません。)について記します。
尚、約2年10ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「謎のトライアングル」:「トライアングル」とは三角形のことである。(それ以外にも、楽器としても存在する。)また、「○○の三角地帯」ということで、世界中で数多くの特定の三箇所を結んだ場所の事を指して言う。
特に、「黄金の三角地帯」と呼ばれる東南アジアのラオス、タイ、ミャンマーのメコン川ら接する山岳地帯は、ケシの栽培が盛んであり、麻薬の密造地帯ということで知られていた場所である。
そして、ミステリーとして知られているのが「バミューダー・トライアングル」(「魔の三角地帯」または「魔の三角海域」とも言われる。)が有名である。これは、アメリカのフロリダ半島の先端、プエルトリコ、バミューダ諸島の三箇所を結んだ三角形の海域のことを指していて、この三角地帯では昔から船や飛行機が、またはそれらの乗組員だけが忽然と姿を消してしまう、という伝説がある。(「謎の三角地帯」ということで、ミステリー好きな方は良く知っていることでしょう。)
以前はミステリーとして色々と誇張されて、伝説となり、ブラックホールが存在説や、宇宙人による説などが語られていた。消失事件の全てでは無いが、一部はハリケーンによって遭難したという事故だったことが明らかになり、近年になって次第に真実が明らかになってきている。(が、原因が分からない方が面白いのですけどね...特に、柴田太郎さんだったら、飛びつくネタでもあります。)
また、「バミューダー・トライアングル」には海難事故の多いサルガッソ海(粘り着く海)もある。→海藻が原因であり、長年にわたって海藻がサルガッソ海に漂着し、それが半液体状になってしまったものである。
日本の近くにも「魔の三角海域」と呼ばれる所があり、「ドラゴン・トライアングル」と呼ばれている。これは、千葉県野島埼、小笠原諸島、グアム島を結んだ三角形の海域のことで、バミューダー・トライアングルと同様に船舶や航空機の消失事件が多く起こっている。(原因もバミューダー・トライアングルと同様に、宇宙人説などが語られている。)
そう言うことが頭にあると、この物語の事件現場である「港区赤坂」のあけぼの荘というアパートは、やはり何か得体の知れないものがある場所であり、(「ケータイ刑事」においては)事件多発場所であることに何か関係しているのではないか、と思われる。
「マサカリ」:漢字では「鉞」と記す。斧に似た道具であり、木を切るのに用いられる道具である。また、古代では武器としても使用されていた。(特に「斧」と区別しない場合もあり、英語では「斧」と同様に「Ax」と言う。)一応は、大型の斧、ということになっている。
「マサカリ」と言うと、思い出されるのが金太郎であり、童謡「金太郎」の歌い始めの部分の『♪マサカリかついで金太郎』ということでも有名である。
その金太郎は、足柄山(金時山)ということで、静岡県と神奈川県の県境付近が金太郎にまつわる場所として知られている。また、静岡県駿東郡小山町にある金時神社には金太郎が祀られている。
また、その小山町はBS-i(BS-TBS)作品では頻繁にロケが行われている場所でもあり、「恋日」や「東京少女」でも何本かの作品の撮影が行われている。(ということで、「金太郎」とも色々と繋がる所があります。)
それ以外では、歌舞伎のかつらで、まげをマサカリの形にしたものが出てくるが、それも「マサカリ」と読んでいる。
「パンク」:パンク・ロック(Punk Rock)の略、またはパンク・ファッションの略であり、音楽スタイルの一つである。
既存の音楽様式を否定し、攻撃的なサウンドとアナーキーな歌詞が特徴的なロック・ミュージックである。また、スタイルもサウンドに合わせたように過激なもので、モヒカンやスキンヘッドなどに、ボロボロの服に、耳、鼻、口にピアスをして、過激なファッションに身を包んだあった。
起源は1960年代中頃のニューヨークのアンダーグラウンドであり、ニューヨーク・パンクと呼ばれるガレージ・ロックである。が、当時は音楽シーンを席巻するような大きなムーブメントにはならなかった。この時代の代表的なバンドとしては、RAMONESでしょうね。(一応、BLONDIEやTALKING HEADSもニューヨーク・パンクのバンドとして名前は挙がりますが...)
一方、'70'sのロンドンで、ニューヨーク・パンクの動きに呼応するように、パンク・バンドを模倣するバンドが生まれていき、ロンドン・パンクと呼ばれるものが誕生する。THE STRANGLERSとSEX PISTOLSがその代表的なバンドであり、過激なサウンドを生み出していく。特にS.PISTOLSの反社会的な歌は多大な影響を与えることになり、1977年にデビューしたTHE CLASHはアメリカにも上陸して大ヒットとなり、世界的にパンク・ロックを認知させることになった。(世界的なパンクの年となったのは1977年である。)
この時代を代表するパンク・バンドは、THE STRANGLERS、SEX PISTOLS、THE CLASH、THE DAMNED、THE JAMなどが挙げられる。特にパンクを聴くのであれば、SEX PISTOLSやTHE CLASHを外す訳にはいきませんね。
が、1978年のSEX PISTOLS解散で勢いを失い、S. PISTOLSのJOHN LYDONが結成したPUBLIC IMAGE LTD(通称「PIL」)をはじめ、サウンドのメイン・ストリームはパンクからニューウェーブへと向かって行くことになった。('80'sでも、世界的なムーブメントにはならなかったが、パンクはパンクで色々と変わっていった。)
尚、1977年というし、パンク・ロックだけでなく、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」によって音楽シーンは一気にディスコ・サウンドのブームとなった年でもある。→いずれにしても、'70's後半の音楽シーンというのは、次々と新しいサウンドが生まれてきた時代でもありました。
↓参考まで
- 作者: 竹田 遼
- 出版社/メーカー: めこん
- 発売日: 1977/09
- メディア: 単行本
あの魔の三角地帯(バミューダ・トライアングル)の謎がついに解けた!!―人間も!船も!飛行機も消える!! (ムテキ・ブックス)
- 作者: 並木 伸一郎
- 出版社/メーカー: 学研
- 発売日: 1993/04
- メディア: 新書
幻のアヘン軍団―黄金の三角地帯にその影を追う (1977年) (海外取材シリーズ)
- 作者: 鄭 仁和
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1977/03
- メディア: -
薪割り用斧 全鋼木割りマサカリ 450匁1.7kg 柄付 黒ビニールケース付
- 出版社/メーカー: DIYの道具屋サン
- メディア:
薪割り用斧 全鋼木割りマサカリ 400匁1.5kg 柄付 黒ビニールケース付
- 出版社/メーカー: DIYの道具屋サン
- メディア:
完全パンクマニュアル~はじめてのセックスピストルズ 架神恭介+辰巳一世 共著
- 作者: 架神 恭介
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2005/01/25
- メディア: 単行本
セックス・ピストルズ・オルタナティヴ・ヒストリー [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- メディア: DVD
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