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「水戸黄門漫遊記」(その10) [映画(邦画)]

今回は、東映シリーズの中から1955年の作品の2本(シリーズ第5作と第6作)についてです。

シリーズ第5作水戸黄門漫遊記 火牛坂の悪鬼
作品データを記しておくと、1955年の東映京都の作品で、時間は88分、白黒作品である。監督は伊賀山正徳、脚本は尾崎十三雄と浪江浩の2人、撮影は杉田正二、美術は鈴木孝俊、音楽は高橋半である。そして出演は、月形龍之介、三条雅也、加賀邦男、千原しのぶ、浦里はるみ、杉狂児、渡辺篤、清水金一、高松錦之助、青柳竜太郎、山口勇、尾上華丈、凰衣子、忍美智子、吉田義夫、河部五郎、徳大寺伸、八汐路恵子、松島トモ子、堀正夫、松浦築枝、清川荘司、大文字秀介、加藤正男、団徳麿、時田一男、五月蘭子、水野浩、飯田覚三、有馬宏治、たちである。尚、黄門様は月形龍之介、助さんは(このシリーズでは3代目となる)三条雅也、格さんは加賀邦男が演じている。

北陸を旅する黄門様一行は、越前・福井の城下にやってきた。城下では神出鬼没の強盗団・鬼面組が出没していた。これを捕らえようとする黄門様だったが、(悪徳)奉行は黄門様を捕らえる。が、これによって黄門様に悪事がばれてしまう。お蝶の活躍で、鬼面組の一部を捕らえ、黄門様を助け出すが、鬼面組の首領は逃げていた。そんな黄門様一行が金沢にやってきたが、ここも鬼面組が荒らし回っていた。そして城主・綱紀の一人娘の妙姫が拉致されて、武器と金十万両を要求する。鬼面組は徳川家を滅ぼそうと企む豊臣の残党であり、黄門様の命も狙っていた。で、黄門様は妙姫を救出使用とするが、捕らえられ、妙姫共々火あぶりにされそうになるが...

過去の4作とは違う敵の設定は時代劇ではパターンではあるものの、その設定が十分活かされている娯楽作品であり、楽しめる作品である。

シリーズ第6作水戸黄門漫遊記 幽霊城の佝僂男
作品データを記しておくと、1955年の東映京都の作品で、時間は78分、白黒作品である。原作と原案は陣出達朗、監督は伊賀山正徳、脚本は尾崎十三雄、撮影は杉田正二、美術は森幹男、音楽は山田栄一である。そして出演は、月形龍之介、月形哲之介、加賀邦男、千原しのぶ、園ゆき子、山口勇、高松錦之助、青柳龍太郎、坂東簑助、江原真二郎、河部五郎、八汐路恵子、中村時十郎、宮川玲子、有馬宏治、横山エンタツ、百々木直、加藤正男、藤田哲二、近江雄二郎、たちである。尚、黄門様は月形龍之介、助さんは(このシリーズでは4代目となる)月形哲之介、格さんは加賀邦男が演じている。

伊達騒動で死んだ原田甲斐の息子・大輔が復讐を果たそうとする物語である。黄門様一行の姿を見かけた大輔の一味は、今こそ復讐の機会だとして動き始める。一味は伊達騒動の時の敵だった片倉小十郎が娘の芙蓉姫と共に襲われる。が、黄門様に助けられる。また、大輔の弟・民蔵は数馬と名前を変えて芙蓉姫に近づいていたが、今では芙蓉姫を愛するようになっていた。で、数馬は黄門様に逃げるように伝え、黄門様一行は船で逃げるが、一味に襲われた。庄屋の権兵衛に助けられた黄門様一行は、大輔一味の行動を聞かされ、立ち向かうことにしたが...

本作から助さんは月形哲之介が演じているが、彼は黄門様を演じる月形龍之介の息子であり、このキャスティングが話題になった作品である。話題先行という所があった作品であるが、展開の方は娯楽作品のツボを抑えているものであり、作り慣れた感じのする1本でした。

 

水戸黄門漫遊記 (よみがえる講談の世界)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本

↓今回は少し変わったものもピックアップしておきます。

VISUAL TRAINER 水戸黄門~右脳漫遊記~

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  • 出版社/メーカー: 中国サンネット
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VISUAL TRAINER 水戸黄門 右脳漫遊記 (説明扉付きスリムパッケージ版)

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水戸黄門II世界漫遊記

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  • 出版社/メーカー: サンソフト
  • メディア: Video Game


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