KNACK『BUT THE LITTLE GIRLS UNDERSTAND』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表された彼らの2nd.アルバムである。BEATLESの再来と言われた彼らであるが、1st.アルバムの衝撃は凄まじいものがあり、それに続く2nd.アルバムである。勢いに乗っていたこともあって、本アルバムはBillboardで最高位15位を記録している。
収録曲は、オリジナル盤では全12曲であったが、2002年にリイシューされた時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、現在は全16曲になっている。(後ろ4曲がボーナス・トラックである。)収録曲は以下の通りである。『Baby Talks Dirty』『I Want Ya』『Tell Me You're Mine』『Mr. Handleman』『Can't Put A Price On Love』『Hold On Tight And Don't Let Go』『The Hard Way』『It's You』『End Of The Game』『The Feeling I Get』『(Havin'A) Rave Up』『How Can Love Hurt So Much』『Soul Kitchen (Live)』『Alabama Song/Whiskey Bar (Live)』『Revenge (Rehearsal)』『Daughter Of The Law』。
この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Baby Talks Dirty』はBillboardで最高位38位を記録するヒットとなり、『Can't Put A Price On Love』は同じく最高位62位を記録している。
本アルバムからのお薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Baby Talks Dirty』と『Can't Put A Price On Love』、そして『I Want Ya』『The Hard Way』『How Can Love Hurt So Much』という所をピックアップしておく。
彼らは一発屋というような認識がされているが、それは正しくない。2nd.アルバムである本アルバムからも全米TOP 40ヒットが生まれている。それだけ『My Sharona』の衝撃が大きかったということになるが、その衝撃のデビューから30年が流れているだけに、もっと正しく評価されるべきである。そのためには、本アルバムもしっかりと聴いて、彼らが『My Sharona』だけではないということを理解するべきである。『My Sharona』の方が彼らのサウンドの本流とは別の所にあるものであり、特異な存在ということであり、彼らの音楽性は「BEATLESの再来」と言うのとは音楽の方向が違っている。本アルバムはそれを認識するのにもってこいのアルバムであるだけに、正当に評価してもらいたいところである。
But the Little Girls Understand
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2002/04/13
- メディア: CD
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