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UN HOMME ET UNE FEMME(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1966年のフランス映画「男と女」である。フランシス・レイの音楽「♪ダバダバダ~」という主題歌が余りにも有名な本作は、カンヌ映画祭でグランプリを獲得し、一躍クロード・ルルーシュ監督の名前を世界的なものにしたのと、F・レイを映画音楽の巨星にした恋愛映画の傑作である。

尚、本作には20年後の1986年に製作された続編「男と女Ⅱ」と、本作の設定を西部劇に置き換えてリメイクした1977年の「続・男と女」という作品がある。

作品データを記しておくと、時間は104分、製作と監督はクロード・ルルーシュ、脚本はピエール・ユイッテルヘーベンとクロード・ルルーシュの2人、撮影はクロード・ルルーシュとパトリス・プージェの2人、音楽はフランシス・レイである。そして出演は、アヌーク・エーメ アンヌ、ジャン・ルイ・トランティニャン、ピエール・バルー、ヴァレリー・ラグランジェ、シモーヌ・パリ、ヤーヌ・バリー、たちである。また本作はアカデミー賞でも脚本賞と外国語映画賞を獲得している。

妻に自殺されたレーサーとスタントマンの夫を目の前で亡くした女が、お互いの子供が通う寄宿学校で出会い、互いに惹かれあい、それか恋へと発展していく...

ストーリーも余りにも有名なので、簡単に記したが、本作はストーリーもさることながら、映像表現が素晴らしい。時折、モノクロームとセピア調の映像が匠みに使われていて、これが印象に残る映像になっている。また、主題歌も耳に残り、それが映像と見事に融け合っている。映像美と音楽が見事に融合した作品でもある。

ということで、本作はサントラ盤の方も切ることは出来ない作品である。何と言っても主題歌の『男と女』のスキャットは秀逸である。数多くのシンガーたちがこの曲をカヴァーしていることからも、この曲が如何に人気が高いかが分かるであろう。サントラ盤では、ピエール・バルーとニコール・クロワジールのボーカルが入ったバージョンと、インスト・バージョンとをじっくりと聴き比べるというのも面白い所である。

サントラ盤の収録曲は以下の全9曲である。(原題がフランス語なので、表記の関係もあるので邦題で記しておきます。)『男と女(インストゥルメンタル)』『男と女のサンバ』『今日、あなたが』『男と女』『あらがえないもの(インストゥルメンタル)』『今日、あなたが(インストゥルメンタル)』『僕らの陰に』『あらがえないもの』『時速200キロ』。

本作は、映画だけ、またはサントラだけということでは十分に味わったとは言えない作品である。映画があって、音楽があって、それが融合して傑作となった作品である。(両方とも鑑賞して、それで初めて本作を堪能したことになる。)じっくりと味わいましょう。(続編である「男と女Ⅱ」もなかなかの出来なので、少し間を置いてから鑑賞するのがよろしいかと...)

 

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