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ケータイ刑事銭形愛13話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形愛」第13話の「カメラは見ていたワンシーン・ノーカット ~BS-i連続殺人事件」についての「裏ネタ編」も5回目に突入したが、今回は「カチンコ」について、「リハ(リハーサル)」について、そして犯人が行っていた「シベリア」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

カチンコ」:映画などのフィルム撮影の際に使用される撮影用の道具である。ビデオ撮影の場合でも、フィルム撮影時代から使われていたことから、そのまま使われる。が、最近のハイビジョン撮影では、これが使用されない場合も増えている。

英語では「Clapperboard」と言うが、日本ではその音から「カチンコ」と現場で呼ばれていて、それがいつしか名称となった。

現物は意外と大きく、長さ30cm程度の蝶番式の拍子木の一方に小さな黒板(ホワイトボードの場合もある)が付いたものであり、そのボードに、撮影内容、シーン番号、カット番号、テイク数、撮影日、監督名、カメラマン名などの撮影情報を記し、編集時に内容が一発で分かるようにする目的で使用される。

黒板の場合はチョークで、ホワイトボードの場合は水性ペンで文字が書かれるが、最近では電子式の簡易ディスプレイを持ったものもある。(特に、シーン番号、カット番号、テイク数、撮影日は数字ばかりというのが一般的なので、この部分だけの電子化は容易に行えたこともある。)

また、映画フィルムの場合は、音声はフィルムには記録しないため、別録りということになるが、後の編集作業においてシンクロさせる必要があるが、その際にカチンコの音によって同期を取ることを行い、映像と音声をシンクロさせる目安にする。(尚、ビデオ撮影では映像と音声は同時録音されるので、この役割は関係なくなる。)

日本の映画界では、カチンコは(サード)助監督の仕事であり、監督になっていくための修行の一つとされているが、ハリウッドでは特にそういうことはなく、撮影部門の助手が担当することが多いようである。

リハ(リハーサル)」:英語では「Rehearsal」。舞台劇、音楽、ドラマ撮影、映画撮影、ラジオ放送などにおいて、個々の場面を本番と同様に進行させることで、本番の進行を確認するために行われる下稽古のことである。予行演習や試し、テストに相当するものである。尚、舞台劇の場合は特に「舞台総稽古」と呼ばれることがあるが、全て「リハーサル」に含まれる。業界ではこれを略して「リハ」と呼んでいる。

リハーサルは本番ではなくテストであるため、その進行中に色々と問題が出る場合がある。問題が生じた場合は、その都度中断して改善が行われ、問題を潰していく。そして改めてリハーサルが行われていって、完成度を高めていく。(場合によっては、台詞が変更(追加や削除)になったりする大手術が行われる場合もある。)

尚、一般には「リハビリ」と言うことが多い「リハビリテーション」のことを「リハ」と呼ぶ場合もある。(前後の会話内容から、「リハーサル」なのか「リハビリテーション」なのかは分かりますが...)

シベリア」:英語では「Siberia」、漢字表記する際は「西比利亜」と記される。ユーラシア大陸の北西部のウラル山脈から東のベーリング海にまでわたる広大な地域のことを言う。世界最大の国土を持つロシア連邦の属する地域であり、狭義ではロシア連邦を構成する7つの管区の中のシベリア連邦管区だけを指し、広義ではウラル連邦管区、シベリア連邦管区、極東連邦管区の3つを指して言う。(一般的には、広義のシベリアから、極東分水嶺よりも東の極東地域を除いた地域(=極東連邦管区の中でサハ共和国だけがシベリアに含まれる。)を「シベリア」と呼ぶ。)

広義のシベリアは、それだけで世界一の面積になる。(面積が世界第2位のカナダの国土全体よりも広い。)日本の国土の約35倍の面積を有し、人口は約4000万人である。(日本の約1/3である。)

歴史は古く、旧石器時代から人類が住んでいた。(とはいっても、広大なシベリアでも、現在でも人口の多い辺りが中心ですけど...)青銅器時代には牧畜や農耕が行われるようになり、後の時代に名を残す民族の祖先となった。

「シベリア」と言うと、タイガと呼ばれる針葉樹を中心とした広大な森林地帯や、ツンドラと呼ばれる永久凍土層の土地というイメージがあるが、それは緯度の高い地域のことであり、中央シベリアや西シベリアの発展した地域は、普通の地域である。ただ、大陸性気候のため、冬は寒くて夏は暑いというのが特徴であり、特に「冬の極寒」というイメージが先行している。

シベリアの中心都市はノヴォシビルスクであり、人口は140万人程度(ロシアでは第3の都市である。日本の都市では福岡市と同じぐらいの人口である。但し、面積は福岡市の1.5倍ほどである。)ノヴォシビルスク州の州都でもあり、中央アジアの中心都市である。尚、ハバロフスクやウラジオストクは、広義ではシベリアの都市と言うことになるが、一般的には極東の都市として扱われ、シベリアの都市とは見なさない。

それにしても、この物語では、新目は正月の特番を撮るために2年間シベリアに行って、凍傷になっても寒さと戦い、素晴らしいドキュメンタリーを撮影したと言っているが、広大なシベリアの何処に行ったのでしょうかねぇ?

 

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↓カチンコ

カチンコ

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↓これは時計ですが、このように一部にディスプレイが付いたカチンコが最近では使用されています。

↓一応、拾っておきます。

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↓これも「シベリア」に関係すると言えば関係していますね...

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