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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その100) [ケータイ刑事]

100回目となる今回とりあげる「ある物」はカメラ」です。但し、携帯電話に付いているカメラはここでは除外します。で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2nd.1話」と「・3rd.2話」の2本、「007」からは「サンダーボール作戦」と「女王陛下の007」、「消されたラスセンス」の3本です。

ケータイ刑事」:「・2nd.1話」。「消えた凶器を探せ! ~お花見殺人事件」という物語で、ここに出てくるカメラは鼻タレ・クイーン・荻野花子の撮影会(選ばれた3人だけが参加している。)に参加した3人が使ったいたである。(高村さんは携帯電話のカメラを使っていました。)1人はデジカメを使っていたが、あとの2人は一応フィルム・カメラを使っていたようです。(この物語は2004年4月放送であり、当時の一眼デジカメの普及具合から考えての推測である。)

ファンが参加した撮影会ということで、カメラ小僧らしく、それなりのカメラを使っていた。(特に変わった使い方をするようなことはなく、通常の範囲での使用でした。)そんな中、真犯人が電池のことでちょっとしたミスをしていて、ちゃんはそれを見逃さず、犯人に気づいたという事件でした。

ケータイ刑事」:「・3rd.2話」。「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」。この物語に登場するカメラは「血を吸うカメラ」と言われている曰く付きのカメラと、ごく普通のコンパクトカメラである。また、そのカメラを使っていたのは写真家のハマーチ(浜地ノブヨシ)である。

血を吸うカメラというのは、このカメラで写真を撮られた人間は必ず死ぬと言われているものであり、かつて、イエメン王国・ヤフヤ王が、幼い頃に占い師に「写真を撮られたら必ず死ぬ」と予言され、誰にも写真を撮らせなかったのだが、1948年にイギリスのあるジャーナリストがヤフヤ王の隠し撮りに成功して、写真が新聞に載った。するとその日、クーデターが起こってヤフヤ王は命を落とした。ということで、伝説になったのでした。

ハマーチーはこのカメラを使い、(落ち目の)セクシー女優・キンメダイ・オブ・チョイトイの撮影を行った。(チョイトイも同意の上だった。)撮影が終了し、楽屋に戻ったチョイトイだったが、謎の死を遂げた。ということで、ちゃんが事件の謎を解く、という物語である。

また、コンパクト・カメラの方は、ハマーチーがサブで使っていたカメラであった。で、海ちゃんの写真を撮影した時、フラッシュが光らなかったことでちゃんはヒントを得て、ハマーチーがチョイトイを殺害したトリックに気づくのだった。

尚、「血を吸うカメラ」はその後、何の言われもないごく普通のカメラだったということが判明した。

007」:「サンダーボール作戦」。1965年のシリーズ第4作で、初代ボンドの第4作である。Qが作った秘密兵器でもあるため、本作に登場するカメラは放射能を検出するガイガーカウンターが付いているカメラである。(この時代にはデジカメはまだ存在しないので、フィルム・カメラである。)しかも、完全防水で、海中で使うことの出来るものである。(水中カメラでもある。)

原爆が強奪されたため、それを探すためにガイガーカウンターが役に立つのだが、ボンドはこれを使って原爆があることを確認した。(表向きには写真撮影をしているようにしか見えないが、放射能を検出して確認した。)

特に派手な秘密兵器ではないものの、ボンドが任務を遂行する上では堅実な兵器として役に立った。(こういう堅実なものって、意外と少ないのですよね...)

007」:「女王陛下の007」。1969年のシリーズ第6作で、2代目ボンドの唯一の作品である。この物語ではスパイ映画に登場するのに相応しい小形カメラが登場していて、ボンドはそのカメラを使っていたが、オーソドックスな使い方をしていた。

潜り込んだ事務所で書類を撮影するのに小型カメラを使用したのだが、スパイとしてはこういうカメラの使い方は基本中の基本である。本作は'60'sの作品であるが、当時のスパイ映画では誰でもやっていたことで、ボンドもスパイの一人だということですね。

007」:「消されたライセンス」。1989年のシリーズ第16作で、4代目ボンドの第2作(最後)の作品である。この作品に登場したカメラは、Qの開発した秘密兵器らしいものであり、「レーザー・ポラロイド」というものである。外観は普通のポラロイド・カメラであるが、シャッターを切るとレーザー光線を発射するという兵器である。また、X線ポラロイド・カメラとしての機能も持っている。

敵の本拠地であるイスマス・シティに乗り込んだボンドの元にQが乗り込んできたが、その時持参した秘密兵器の中にあった一つである。ホテルでボンドガールのパムがいじっていて、(何も知らずに)シャッターを押してレーザー光線を発射させていて、ボンドとQが慌てていた。

共通点は、オーソドックスな使い方をしているものがある一方で、「血を吸うカメラ」とか、「ガイガーカウンター付きの水中カメラ」や「レーザー・ポラロイド」というように、実に個性的なカメラが登場しているという所である。オーソドックスな使い方だけだと、単なる小道具の一つでしかなく、印象にも残らないことになってしまうが、特殊カメラが登場することによって、カメラ全体に対して何かあるだろう、と思わせることになり、単なる小道具の域を出ることになる。また、特殊カメラばかりが登場していると、「またか」ということになって、逆に白けさせてしまう危険がある。ということで、飴と鞭の使い分けがあることで、作品のお楽しみということになり、作品をより楽しませてくれることになる。(小道具の使い方も実に功みだということであり、これが両作品の共通点でもある。)

次回も「ある物」シリーズを続ける予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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