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7万人探偵ニトベ#1 [ドラマ]

BS朝日が懲りずにまたも「バーチャルメール」を使ったドラマを始めました。一応、「ラストメール」での反省をしてか、主人公が受け取るメールを視聴者が(同時に)受け取るという所を、主人公が劇中で送るメールを視聴者が受け取るということに変更されていた。「ラストメール」では受け取るメールが物語と同時でなければ意味がなく、配信で生じる遅延があるため、実際はドラマのテンポに悪影響を与えるだけで、ゴミでしかなくなっていたので、一応は考えているということになる。これだと、配信に遅延が生じた場合は、主人公が送ったメールを少し送れて目を通したことになり、その間に既に先に見た人がレスをしていたということで、それなりに辻褄は合うことになる。(BBSを見た時に、新しいスレに既にレスがあるのと同じことになる。)ということで、問題点に対する一つの回答を出していたが、これだったら「バーチャルメール」を使って視聴者にメールを送る必要性が何処にあるのでしょうかねぇ。番組HPに後からアクセスしたのと対して変わらないことになり、「バーチャルメール」でメールを配信する必要性が感じられないものになっている。そのメールが視聴者参加型になっているのならメリットはあるのだが、そうなっていないので、これもやっぱりゴミでしかない。(やはり「バーチャルメール」は失敗企画です。)メール配信でパケットを大量に使うことになり、携帯電話会社を儲けさせるだけでしかない。ただ、「ラストメール」はdocomoがスポンサーだったので、docomoを儲けさせるのに協力していたことになるが、本作は携帯電話会社はいずれもがスポンサーになっていないので、こういう印象が薄くなる。これはしっかりと考えた所と言うことが出来る。→やはりBS朝日の企画は何処かネジが外れている...

ちなみに、今回は9通のメールが送られてきました。また、終了後に待ち受け画像DLメールが別に届いたのは「ラストメール」の時と同じでした。(初回だからこれだけ多く配信したのでしょうが、メール受信でパケットを大量に使い、携帯電話会社を儲けさせるだけですなぁ...)

キャストも六角精児はそれなりの味を出していたが、忽那汐里の演技が学芸会レベルというのが辛い所でした。特に台詞の言い回しが...→「銭形零」の夏帆ポンの例があるだけに、物語が進んで行くにつれて(格段の)進歩が見られればいいのだが、本作は全10話の予定となっているだけに、果たして???(夏帆ポンは2話で早くも進歩が見られ、3話では安心して見られるような成長があり、10話では顔つきまで変わっていたという急成長があったのですが...)→「POCKY 4 SISTERS」で現役のポッキー・プリンセスの忽那汐里がドラマには出演せず、ストーリーテラーだけを務めていたが、POCKY 4姉妹の人選がなるほどと改めて感じさせてくれました。

また、肉体労働が苦手という若い刑事・白鳥淳之介って、この物語に必要なキャラなの?と疑問を感じたのをはじめ、無駄なキャラが何人か登場していて、「ラストメール」の時のドラマとしての問題点の方は改善すらされずに酷い状況を受け継いでいました。(「ラストメール」の飛鳥凛と同様に、本作は忽那汐里にとってキャリアを傷つけるだけになりそうな予感がする...)

物語はサスペンス・コメディと謳っているが、サスペンス性は全く感じず、奇人変人が集まった消化不良のコメディでしたね。ということで、看板の「バーチャルメール」に関しては「ラストメール」からの改善が見られてプラス点を稼いだが、内容的なこと、キャスティングについてはマイナス点ばかりが目立ったことで、初回は結局赤点に落ち着いた酷いものでした。→第2話が同じ路線だと、この作品は価値無しとなってしまうだけに、次回で全てが決まってしまいそうです。(場合によっては、筆者は次回で離脱するかもしれないし、希望を見出して3話以降も見続けるかもしれないが、全ては次回でする。ちなみに「ラストメール」の時は第2話では化ける方向になったが、4話でケチが付いて、それ以降は酷くなる一方でした。)

ところで、ドラマの最後にスポンサーのStylifeとのコラボ・サイトの紹介とニトベのファッションを紹介ということをやっていたが、これって「女子大生会計士の事件簿」でのアイキャッチの部分と、「恋とオシャレと男のコ」のファッションチェックを足し合わせたような内容であって、「完全にパクっている~」という内容でした。(本作が3週間早く、4/2にスタートしていたら、「恋と…」の方がパクリと言われただけに、本作はあまりにもタイミングが悪いスタートとなりました。→やはりBS朝日は何をやっても悪い方に転がっていく運命のようです...)

主人公の女子大生・新渡戸つぐみは「オクトパスネット」という携帯交流サイトの管理人であり、いつも携帯電話を手にして、頻繁に更新している。色んな写真をアップし、それが面白いということで、今では会員数は7万人になっていた。

そんなつぐみがある日、バスの中で大きな口を開けて寝ているサラリーマンを発見し、写真を撮ってアップした。が、「その人死んでない?」といういうレスがあり、確かに死んでいた。警察がやってきて操作を始めるが、中年の宗像刑事はつぐみを犯人と決めつけた。が、つぐみは「生刑事の生手帳見せだ」と写真をアップする始末。宗像はつぐみを連行しようとするが、困ったつぐみはネットに助けを求めた。直ぐにレスがあり、それらからつぐみは事件の全容を明かしていく。

結局、犯人はバスの運転手で、動機は顔見知りの被害者の妻から愛人の元に向かう夫を殺してと頼まれたことだった。逃げる運転手と被害者の妻はタクシーで逃げるが、ネット仲間がその前に立ち塞がる。また、そのタクシーの運ちゃんも「オクトパスネット」を見ていて、2人を乗せたまま戻ってきて、会えなく御用となった。

コメディ仕立てのストーリーというのはわかるが、余りにも穴だらけという物語は何とかなりませんかねぇ。物語が進んで行くに従って頭痛のタネが次々と出てきて、それがクライマックスで爆発するような更生では、「ご都合主義」以前の問題であって、余りにも酷い脚本としか言いようがない。(こんなレベルでドラマが作られるなんて、脚本家は本当に人材不足なんですかね???)

最初のつぐみのバイト先での店員とのやりとりが物語のオチに繋がっていたという所は良いのだが、ああいう店員と巡り会ったら、客の方が不幸であり、つぐみというキャラは好きになれないだけに、早い時点で拒絶反応が出たが、中盤になるともう頭痛の続出となってしまった。

特に頭痛となったのは、バスの運ちゃんの髪型、レインボーブリッジの前で封鎖したオクトパスネットの会員たち、逃げた2人を乗せたタクシーの運ちゃんのキャラであり、主人公・つぐみの行動は追い打ちを掛けたものでしかなかった。これらのキャラはいずれもが余りにも異世界の奇人でしかない。→あんな髪型の運ちゃんがいる?どうやって現場の側にいたの?車の運転中に携帯を見るのは道路交通法違反であり、タクシーの運ちゃんとしたら余りにも非常識。他人のことを考えないつぐみは肖像権の侵害ということを訴えて、懲らしめてやりたくなりました。

殺害方法のトリックについては悪くはない(良いとも言い切れないが...)が、やはり穴がある。いつも同じ席に座ると言っても、それ以外の客が不審物があるとして先に気づく可能性がある上に、犯行を実行する急ブレーキだって、それ以前にかける可能性だって否定できない。それだけに、余りにもご都合主義が横行するばかりの酷い物語であり、頭を抱えてしまうだけのボロボロという内容でした。(100点満点で10点が良い所...)

ここまでも登場人物が奇人変人ばかりで、ご都合主義を押し通すなら、サスペンスではなくと、ドタバタ・コメディにした方が、もっと面白いものが出来るでしょうに。ということで、酷すぎてあきれ果ててしまったという初回でした。(同時に、「今回もBS朝日は企画ミスだった」ということに王手が掛かりました。)

 

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