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7万人探偵ニトベ#2 [ドラマ]

今回は7通のメールが配信されました。(ラストの待ち受け画像DLのお知らせメールは別。)

はっきり言って、今回も「バーチャルメール」という企画は失敗ですね。本作では遅延配信となっても特に問題がないような工夫をしたが、そうなると、ドラマから1分以内の遅延で届いても、その場で見る必要が無いものになっているので、物語に於いては「バーチャルメール」は不必要なゴミでしかない。オンタイムで見ていると、逆に物語の進展に付いていくのを阻害する要因としかならないだけとなり、逆に邪魔でしかない。(と言っても、あまりにもユルユルの物語なので、そういう邪魔が入っても全く問題なくもの語りについて行けますけどね...)

ということで、前作「ラストメール」では上手く使いこなせなかったが、本作では工夫したためにそれが邪魔者になってしまったということで、「バーチャルメール」は失敗企画と結論づけられることになりました。

が、それ以上に酷かったのが、ドラマとしての本作である。物語の方は、初回以上に学芸会レベルというものになっちゃって、とても見ていられるような代物ではなかったですね。(つなぎ止めるために打った手が、手島優(の胸)というのは分かるが、こちらもヒロインに負けない学芸会だったし...)

そもそも、今回は主人公であるつぐみって出ていたの?というような存在感のなさとなり、画面に花を添えるためというポジションも(ゲスト扱いの)手島優に持って行かれ、美味しい所は宗像刑事のものになっていたので、つぐみは邪魔なだけでした。→劇中で「中学生」「小学生」と呼ばれたつぐみであるが、子供は家に帰って寝ていなさい、というだけですね。

尚、つぐみ以外にも邪魔なキャラがいたのは初回と同じであって、白鳥刑事ってやっぱり完全に不要なキャラですね。で、宗像刑事が主人公と言っても、誰も疑わないのでは?

主人公の存在が「邪魔」と感じられてしまったということは、そういうドラマはもはや存在価値はない。残りが8回もあるが、それは全く意味がない。(地上波だったら、間違いなく、即刻打ち切りでしょう。)→次回で終了した方が良いんじゃないの。で、その後の予定の7週は(NHKとWOWOW、スターチャンネルHV以外の)BSデジタル放送で最も多く放送されている「TVショッピング」を放送するということでよろしいかと...

ということなので、今回限りでこの作品からは完全離脱することにしました。(当然、HDDレコーダーに録画した1話も含めて完全消去であって、次回録画予約からも削除しました。)

尚、今回の忽那汐里を見て、「POCKY 4 SISTERS」で4姉妹の一人としてキャスティングされなかった理由も完全に分かりました。やはり夏帆ポンとはものが違いすぎます。(夏帆ポンは「銭形零・2話」で早くも演技に進歩が見られたが、忽那汐里にはそうと感じられるところが全く無かった...)ヒロインがこれでは、キャスティングもミスだったということになりますし...

物語の方は今回も「穴だらけ」であるが、余りにも酷いということで、もはやサスペンス・コメディになるような代物ではない。(「名探偵コナン」が好きな)小学生に脚本を書かせた方が、はるかに穴のない物語を書くのでは無いですかね...

今回の物語で耐えられなかったのは、屋上で長い時間捜査をしていた3人が、時間をかけて発見したのが指輪1つだった所。(発見場所も屋上の普通の一角であ、夜が明けるほど時間を掛けないと発見できないなんて、刑事どころか、素人探偵以下でしかない。(しかも、この部分の描写に時間を取り過ぎで、時間をかけたのに内容がお粗末過ぎました。→酷い演出のお手本でしかない。)それ以外にもホストクラブで指名もしていないのにホストがつぐみに集まるとか、時間が経っている死体から突然つぐみに対して血が落ちるとか、本当に「穴」だらけでした。

また、つぐみは女子大生とはいうものの、18才という設定なんだから、今回のドラマ内容は未成年飲酒を肯定するような描写もあり、問題でしょう。少なくともそれを否定する描写が見られなかったということで、その時点で本作は闇に葬られるべきである。

トドメは、主人公のキャラに全く好感が持てないことである。余りにも非常識で、自分中心で携帯ブログに頼っている携帯依存症というつぐみ。可愛い顔をしていてもそう言うキャラは名誉毀損で訴えて、つるし上げにしたくなるキャラであり、共感できる要素が全くないのでは、見たいとは思わない。(こういうキャラだからこそ、そういう欠点を克服していって成長するということを描こうというのも見え見えだし...)しかも学芸会レベルのあの演技であって、第2話で今後を期待させる希望の光が無かったのだから、これ以上は時間の無駄でしかない。

せめて脚本が面白ければ救いようもあるのだが、今回も余りにも酷い脚本ということでは、こちらも期待の「き」の字すら浮かばない。(里氏郎(さと・うじろう)の名前で佐藤二朗さんに脚本を書かせた方がよっぽど面白くなるでしょうね。)

ちなみに、「ラストメール」は2話で方向性が変わったが、ドラマとして期待を抱かせる所があったのが救いであった。(後半になってダメになっていきましたが...)本作は2話で期待を抱かせる所が全く無かったのだし、しかも主人公のドラマに於いての存在価値が完全否定されてしまったのだから、もはや「ドラマ」として成立するものではない。

それにしても、問題が続発した「バーチャルメール」に関してはそれなりの対策を行ったが、逆に「ドラマ」として崩壊してしまったなんて、BS朝日は何をやっているのでしょうかね。こうなるとオリジナル・ドラマなんて二度と作らない方が良いんじゃないの...

 

↓これも酷いと思ったけど、それよりも酷くなるなんて...

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