ケータイ刑事銭形泪24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は通算で24話となる2nd.11話の「雨音は殺しの調べ ~男子三楽坊殺人事件」に突入です。初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「雨音」についてと、このサブタイトルはこの曲のタイトルをパロっているということから元ネタとなる「『雨音はショパンの調べ』」について、そしてその曲を歌っているアーティストということで、「GAZEBO」と「小林麻美」について記します。
尚、約2年10ヶ月半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「雨音」:雨の降る音のこと、または雨が物に当たって発する音のことである。英語では「Sound of Rain」というが、そのままである。「ザー」という激しい雨を表現したり、「しとしと」と言うように表現したり、様々である。
尚、「あめおと」ではなくて「あまおと」と読むが、日本人の姓では「あまね」と読む場合もある。
「『雨音はショパンの調べ』」:イタリアのシンガー・ガゼボ(GAZEBO)の作詞作曲により、彼自身が歌い、1983年に大ヒットした曲であり、ヨーロッパを中心に大ヒットを記録した。(イタリア、西ドイツ、スイス、オーストリアではシングル・チャート1位に輝いている。)英語の原題は『I like Chopin』。(Chopinとは、「ピアノの詩人」と言われたありショパンのことである。)
シンセサイザーを多用し、当時の先端の技術を使いながらも、サウンドの方はメロディアスなものであり、彼のボーカルも印象強い名曲である。
日本では、1984年に小林麻美が日本語でカヴァーし、大ヒットを記録している。(オリコンで1位を獲得し、1984年の年間シングル・チャートでも12位)また、笠原弘子、櫻井敦司、KRAがそれぞれシングルとして更にカヴァーしており、杏里、鈴木早智子、デーモン小暮、松任谷由実、たちも自身のアルバムの中で取り上げている。
「GAZEBO」:1960年生まれ、レバノン出身のイタリア人歌手である。本名はパウロ・マゾリーニ・デル・ガゼボ(Paul Mazzolini del Gazebo)であるが、その中のGAZEBOの名前で1982年にデビューした。「Masterpiece」がイタリアで大ヒットを記録(イタリアのシングル・チャートで2位を記録した。)し、翌1983年には、彼の名前を世界的なものとする大ヒット曲「I like Chopin」(イタリアをはじめ、西独、スイス、オーストリアで1位を獲得した。)と「Lunatic」(イタリアで最高位3位を記録した。)を生みだしている。1984年に軍隊に入り、一時的に音楽活動を停止したことから、「I like Chopin」の一発屋という印象があるが、1986年に音楽活動を再開し、イタリアではコンスタントに活動をしていて、それなりのヒット曲を生み出している。
シンセサイザーを採り入れ、ポップなサウンドのダンス・ミュージックということで、後にユーロ・ビートとして一世を風靡するサウンドの基礎を築いた一人でもある。
日本では小林麻美のカバー曲「雨音はショパンの調べ」のオリジナル・シンガーとして知られているが、この一曲の印象が強烈だったために、一発屋という印象があ。確かに「I like Chopin」は彼の最大のヒット曲であるが、「Masterpiece」が2位、「Lunatic」が3位、「Telephone Mama」が10位というヒットになっている(記録は全て本国イタリアのチャート成績である。)ので、「一発屋」というのは誤りである。(とは言っても、「I like Chopin」の前のデビュー曲と、「I like Chopin」と同じアルバムに収録されていた曲、その次のアルバムが大ヒットになったものの、除隊後音楽活動を再開した後は、特にビッグ・ヒットという曲は生まれていない。)
'80'sのヒット曲を集めたオムニバス・アルバムでも「I like Chopin」は取り上げられていることが多く、また、毎年のことだが、梅雨時前後になると何かと耳にすることが多いだけに、曲を耳にする機会は多いでしょうから、一度はじっくりと聴いてみてください。
「小林麻美」:1953年生まれ、'70'sはアイドルとしてレコードを発表することを中心に、'80'sになると1980年の映画「野獣死すべし」に出演し、女優としても活動を行うが、出演作品は特に多い訳では無い。(映画出演は「野獣死すべし」と1981年の「映画「真夜中の招待状」の2本。)1991年に結婚引退。
長い髪と細身で背が高く、モデルとしても活躍するが、1970年にCMに出演し、芸能界デビューをし、ドラマ出演を経て、1972年にシングル『初恋のメロディー』を発表して歌手デビューをする。デビュー曲の『初恋のメロディー』と2nd.シングル『落葉のメロディー』はそれなりのヒットを記録している。
一時、病気のために1年半ほど活動を停止するが、その後も歌手としての活動を続ける。'75年9月から'76年3月まではラジオ「オールナイトニッポン」でパーソナリティを務めていた。(火曜日の第一部)'80'sが近づいてくると、歌手ではなく、モデルや女優としての活動が中心になり、1978年の舞台出演、1980年の映画「野獣死すべし」出演がある。
1984年にレコード会社を移籍して、7年ぶり8枚目のシングルとして発表した『雨音はショパンの調べ』は、GAZEBOのオリジナル曲に松任谷由実による日本語の歌詞ということもあって、これが大ヒットを記録するし、歌手として再び注目されることになる。その後もユーミンの作った曲を何枚か歌っている。
↓こういうものを拾っておきます。
↓「雨音はショパンの調べ」は名曲です。
DREAM PRICE 1000 小林麻美 雨音はショパンの調べ
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックハウス
- 発売日: 2001/10/11
- メディア: CD
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