ケータイ刑事銭形愛17話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
4回目となる「銭形愛」第17話の「相手が必ず死ぬ女 ~お見合い殺人事件」についての「裏ネタ編」ですが、今回は事件で利用された「送迎バス」について、殺害現場となった「テラス」について、そしてこの事件がこれであるということで「保険金殺人」についてと、「保険金の受取人」について記します。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「送迎バス」:最寄りの交通機関との間で客を送迎するために運行されるバスのことである。ホテルや大規模商業施設、自動車教習所、病院、スポーツクラブなどが利用者のために運行している。(利用者であれば基本的に無料である。)また、幼稚園の園児の送迎を行っている園児バスや、(主に私立の)学校が学生・生徒の送迎を行っているスクールバスもこれに含まれる。また、大きなイベントが開催される場合にも、主催者が最寄りの交通機関の駅などと会場との間で運行する場合がある。
英語では「Pick-up Bus」と言うが、ホテルの送迎バスについては特に「Courtesy Bus」という。
送迎バスとして使われるバスの車種は、マイクロバスが利用されていることが多い。利用者の数にもよるが、小さな小規模旅館であれば、マイクロバスではなく、ミニバンやワンボックスカーを利用している場合もある。また、イベントなどの際の臨時に運行される送迎バスでは普通の市バスや観光バスなどの大型バスが利用される場合もある。(バス会社に運行を委託するのが普通である。)
尚、スクールバスについては、基本的には、その学校の学生のみが利用できるものである。(学校の近所に住む人が利用することは出来ない。)ただ、その学校に用事がある部外者がそこに行く場合であれば、利用を認めるのが一般的である。(無料利用出来る場合と、有料利用になる場合がある。)
「テラス」:英語では「Terrace」、建物に於いてと地形に於いて、それぞれの意味がある。建物に於いては、母屋から突き出した部分のことを言い、基本的には1階に作られる。盛り土が行われ、コンクリートで固めたり、煉瓦を敷き詰められているのが一般的であり、周囲野路面よりは若干高くなっている。また、建屋の部屋とは扉などによって仕切られているものの、その延長上にあるものであり、軽い食事をしたり、ティータイムのくつろぎの場であったり、日光浴をしながら何かをするというようなことに利用されることが多い。また、外部とは作が設置されている場合もあるが、段差があるものの、連続的になっているのが一般的である。
尚、建物の2階よりも上に作られていると「バルコニー」または「ベランダ」と言う。また、屋上の広場のことを言う場合もある。
一方、地形に於いてのテラスは段丘のことであり、河岸段丘、棚田、段々畑などが該当する。
建物に於いて、側壁を共有して同じ形の住宅が連なっている集合住宅(長屋)のことを「テラス」という場合もあるが、この場合は「テラスハウス」と言うのが一般的である。
「保険金殺人」:人の死亡、火災などの偶発的事故(保険事故)によって生じる財産上の損失に備えて、その事故の脅威に対して一定の掛け金を支払い、その事故が起きた人に対して、その損害を補填することで保険金を支払う、という保険制度を悪用し、死亡保険を掛けた人を(故意に)殺害し、保険金を騙し取る、という殺人事件のことである。
保険金を騙し取る犯罪行為のことを「保険金詐欺」と言うが、保険金殺人もその保険金詐欺の一つである。(殺害しなくても、重度の障害を負わせるというものもある。また、物損の場合は損害を過大申告して、損害以上の利益を得ようとするのも立派な「保険金詐欺」である。)
保険金詐欺は(契約者の)不正行為であるため、保険会社は保険金の支払いを拒否することが出来るので、保険金を貰えないことになり、詐欺罪で逮捕されることになる。(保険金殺人では、当然のことながら「殺人罪」で逮捕されることになる。)
また、保険会社の方も、保険加入時に契約申し込み内容を吟味し、支払い時には独自に、または調査会社に委託して調査を行い、不正行為がないかをチェックする。また、保険金の額が一定金額以上になると、複数の保険会社に同様の契約が無いかを調査することもある。(保険金殺人となると、1社ではなく、多数の(死亡)保険を掛けるという傾向がありますから...)更に、子どもを対象とした保険では、犯罪を誘発しないように、保険金の上限額を低く抑える、というようなことが行われている。
但し、保険金詐欺のような正統な支払い拒否理由があれば良いが、不当な理由を付けて保険金の支払いを拒否する保険会社が問題になったことがありました。
「保険金の受取人」:「受取人」とは、金銭や物品などを受け取るべき人のことである。英語では、物品の受取人を「Receiver」、年金、保険金、遺産など金銭受取人を「Beneficiary」と言う。
頭に「保険金の」と付いているので、保険契約に於いて、保険金を受け取るべき人のことであり、契約時にそれが誰なのかを指定して契約することになる。
損害保険であれば、保険の契約者が受取人になるのが一般的であるが、生命保険(死亡保険)では本人ではなく、血縁関係のある人を受取人にする。一般的なのは、被契約者の配偶者、または子どもである。尚、結婚する前に契約する場合は、被契約者の親とするのが一般的であり、結婚して配偶者が出来ると、受取人を変更するというのが一般的である。
この物語では、犯人は見合いした相手の保険金受取人となっていたが、このように結婚前に保険金の受取人になるというのは珍しいことである。(千家綾子は連続保険金殺人だけでなく、ある意味では結婚詐欺も働いていたと言ってよいかもしれませんね。一応、表向きには婚約したということにしているでしょうが...)
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