THE ITALIAN JOB(1969)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1969年のアメリカ映画「ミニミニ大作戦」である。2003年にリメイクされたが、そのオリジナル作品である。'60's作品らしい展開の作品であるが、ミニカーを使ったというアイデアはなかなか面白い所である。また、音楽を担当しているのがクインシー・ジョーンズというのも注目点の一つである。イタリア・トリノを舞台にした犯罪アクション作品である。
作品データを記しておくと、時間は100分、監督はピーター・コリンソン、脚本はトロイ・ケネディ・マーティン、撮影はチック・ウォーターソン、音楽はクインシー・ジョーンズである。そして出演は、マイケル・ケイン、ノエル・カワード、ベニー・ヒル、トニー・ベックリー、ラフ・ヴァローネ、ロッサノ・ブラッツィ、マギー・ブライ、レリア・ゴルドーニ、たちである。
2年の刑を終えたチャーリー・クローカーは出所すると、まずは2年間の垢を流し、新たな仕事に着手した。その仕事とは、イタリア・トリノで400万ドルの金塊を頂く、というものだった。イギリスで仲間とする人間を集めたチャーリーは、準備を整えてイタリアに入り、何とかトリノに辿り着く。一方、金塊の方もトリノ空港に到着した。チャーリーの建てた作戦を実行し、金塊を奪い、ミニカーを使ってイタリア特有の狭い街中を逃げて行く。警察やマフィアも追ってくるが首尾良く逃走したと思った時、金塊を積んだバスが断崖で道路からはみ出してしまい、バスは金塊の重みのためにシーソーのように揺れ始めたが...
'60's作品らしいテンポの良さが楽しいアクション作品である。40年前の作品ということで、社会インフラの進化や技術の進歩により、至る所に現代の感覚で突っ込みたくなるが、そういう所を楽しむということでもよろしいかと...
注目の音楽の方はQ・ジョーンズであるが、後に大ヒット曲を多数生み出す片鱗を見せていて、映画のテンポにピッタリで楽しくなるサウンドを聴かせてくれる。
サントラ盤の収録曲は以下の全12曲である。『On Days Like These』『Something's Cookin'』『Hello Mrs. Beckerman!』『Britannia And Mr Bridger, If You Please』『Trouble For Charlie』『On Days Like These』『It's Caper Time』『Meanwhile, Back In The Mafia』『Smell The Gold!』『Greensleeves And All The Jazz』『On Days Like These (Reprise)』『Getta Bloomin' Move On!』。
映画の方はリメイク作もあって、そちらの出来もなかなかであるのだが、音楽に関してはオリジナル版の方が出来が良いですね。娯楽作ということで、楽しめればそれでよろしいかと...
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