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NEXT「恋作する女」 [ドラマ]

今回はドラマの前後編を一挙に放送ということで、「やれば出来るじゃない」ということになりました。放送枠が54分ということで、下手に編集するのではないか?という予感もあったが、そう言う小細工はしないで、54分枠で本編24分(次回予告30秒を含む)×2話を全部放送し、CM占有率が11.1%という民放地上波では滅多にない低い数字での放送でした。(前編と後編の間に1分のCMということで、26分半×2として、途中のCMが45秒、45秒、1分でした。)→「やれば出来る」ということですね。兎に角、地上波はCM占有率が高いというのが難点ですし...

物語としたら、派手な所がなく、コメディ色も薄いのだが、ちょっと回りくどいながらもラブ・ストーリーという感じになっていて、内容的には「恋する杏理☆推理中」よりも良かったですね。(余り期待していなかったが、良い方に裏切ってくれました。)部分的には結構無駄な描写があったり、回りくどい演出があったが、それらを整理して、ドラマ本編25分15秒の「恋する日曜日」の2nd.または3rd.の1本になりそうな感じの物語でした。

三浦りえは、恋の悩みを抱えた依頼人のために、出会いを演出したり、デートをセッティングしたり、浮気相手を別れさせたり、というような「恋を作る」、つまり「恋作」を仕事にしている恋作屋だった。社長の太田清美からも頼りにされている辣腕の恋作屋で、「三浦愛」の名前で、毎日変装して、異なる依頼人の仕事を処理していた。

そんな中、恋作屋に一人の青年が相談にやってくる。彼は安田孝典、23歳で、毎朝見かける女性に惹かれ、彼女とどうしても付き合いたいと言うが、彼女については名前さえ知らなかった。で、りえが担当することになり、彼女の会社に潜入し、調査をすると、水野祐希という名前で、複数の男と付き合っていた。これを安田に伝えるが、それでも彼女と付き合いたいという安田だった。

が、りえは次第に安田のことが気になってきた。そんな中、夜道でりえが男に襲われた。男はかつてりえが浮気相手と別れさせる恋作をした男で、りえに恨みを持っていた。ナイフを手にりえに襲いかかるが、それを助けたのは安田だった。

それからりえは安田のことを意識するようになるが、仕事の方を薦めなければならない。安田にデートでの注意点を指導していたが、本音は水野のことを諦めさせたい気持ちになっていた。そんな中、安田が「運命の赤い糸で結ばれている気がする」と言ったことに反発し「赤い糸なんてないんだよ。私たちが繋いでいるだけ」と口にする。安田は「赤い糸があるって信じた方が夢があるじゃないですか」と返し、りえは返す言葉がなかった。

りえは水野の付き合っている男を誘惑し、自分に気を向かせて水野と別れさせようと工作を進めながら、安田には水野の好みを教えて、彼女に気に入られるように指導する。そしてセッティングした合コンで出会わせ、2人は良い関係になっていくが、りえは次第に気が進まなくなっていくのだった。

安田が水野をデートを誘ったということで、りえはデートのノウハウを安田に教え、「予行演習」と言って安田とデート・シミュレーションを行った。が、りえは安田のことが気になって仕方がなかった。

水野とのデート・コースの最終地点にやってきたりえと安田。突然安田はりえに、何でこんな仕事をしているのかを尋ね、思わず本音が出るりえ。何とか取り繕ったりえは、安田と水野のデートの内容を変更させて、着飾ったデートではなくて素の安田を水野に見せるべきだと言いだし、安田はりえを信頼して納得した。

りえは自分が安田のことを本気で隙になっているのに気づき、やりきれない思いになっていた。社長からは、明日の安田と水野のデートを「しっかり見届けろ」と言われたりえだった。

翌日、打合せ通り、デート・コースの最終地点で待つりえの元に安田が1人でやってきた。りえは作戦が失敗と思ったが、安田が「僕が本当に好きなのはあなたなんです」と告げた。

2週間後、りえは恋作屋を辞めて、新たなバイトを見連れ、安田とデートしていた。そんな所にね突然、以前りえを襲った男が現れ「ミッション終了!」と告げた。全ては芝居であり、安田も恋作屋であり、りえに人の心を弄ばれた気持ちを教えるために仕組んだものだった。

男と安田は去っていく。その時りえは「ごめんなさい」と叫んだ。これに安田が足を止め、りえの元に戻り「ごめん」と梨絵に謝った。そして安田は男に「ターゲットを好きになりました。恋作屋失格です」と言った。男は怒って安田をクビにして去っていった。

安田は改めて自己紹介をする。「田辺けんとと言います」りえも「三浦りえです」と返し、握手をした。で、2人の恋が始まった。

その頃、去っていった男は太田清美からの電話を受け、こちらも恋仲になっていた。全ては太田清美の描いたシナリオ通りだった。

前編の終わりはりえが男に襲われた所で、後編は安田が現れて助ける所から始まったが、これで一週間待たされると「?」という気になるが、続けて一挙に放送されたということで、逆に良かったですね。(安田が現れるとは予想できるが、その男と安田がグルだったというのは、上手いところでもあり、間に一週間あれば、結構も逃してしまいそうなところでもあるだけに...)

最後の太田清美と沢口については余計であって、物語としたら、ヒロインの(成就した)ラブ・ストーリーをダメにしていたので、これは手を入れる必要があるが、ヒロインのハッピーエンドということでは良い感じの物語でした。「NEXT」の4人のヒロインの中では一番地味に見える恒吉梨絵であるが、逆に、だからこそ持ち味が活きた物語になっていました。

次からは3人目のヒロインにバトンタッチで、前田典子の「解体新女」ということになるが、他の3人と比べて完全に世代が違う(他の3人の母親としても全く問題がない年だし...)が、女優としては本作でデビューだという。確かにその年では「新人女優」というのは珍しいが、評価も厳しくなるだけに、これがどう出るかですね。(ある意味ではBS-TBSの丹羽Pよりも「冒険」をしている...)

 

↓雰囲気としたら、これの感じがありました。(「恋日」にするには出来は今一つですが...)

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