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ケータイ刑事銭形愛18話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛[裏ネタ編]」は、第18話「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」に突入です。初回となる今回は、今回の物語に登場した地名から、「お台場」「日比谷」「青山」についてと、タイの「チェンマイ」について記します。(「お台場」については「・10話[裏ネタ編]PART 3」と「・12話[裏ネタ編]PART 3」で述べているが、今回はそれらを再編集して一部加筆しました。)

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

お台場」:東京港区台場の通称である。この土地は、幕末に幕府が外国船の襲来に備えて設営した砲台(品川台場)があった場所であり、それを地名とした場所である。

銭形泪」で柴田太郎さんが解説しているが、1853年のペリー来航の際に、開国を迫られた江戸幕府が江戸の町を守るために洋式の海上砲台を建設した。1854年の2度目のペリー来航の際にはそれの一部が完成していて、「品川台場」と呼ばれた。この時、幕府に敬意を払って「台場」に「御」の文字を頭に付けて「御台場」と呼ばれるようになり、漢字の「御」の表記がひらがなに変わり、現在では「お台場」と呼ばれるようになった。明治になると、海上にあった7つの台場の全てが陸軍省の所管となる。(1878年には海上の7つの台場は芝区に属し、東京府芝区大字品川沖1~7番地となる。)しかし、明治中期に「東京湾要塞」の建設が始まると、台場の重要性は低下することになり、1912年に第四台場が民間に払い下げられたのを皮切りに、順次払い下げられていいくこととなった。

また、1947年には芝区、麻布区、赤坂区が合併して港区となり、所在地は東京都港区芝品海砲台となる。その後は埋め立て地の拡大によって消滅したりして、1965年には第三台場と第六台場以外は全て消滅した。また、この時に地名が港区港南五丁目となる。1979年には13号埋立地が完成し、その中の北部が「お台場」と呼ばれることになる。その後、臨海副都心構想によって再開発されることになり、1996年には新たに港区台場が成立し、第三台場と第六台場の地名は港区港南五丁目から港区台場一丁目に変更された。

その後、フジテレビが移転したり、商業施設が作られたり、公共交通機関(りんかい線)が開通したりして、開発が進んでいった。

尚、「・9話」が収録されたヴィーナスフォートはお台場にあり、何かと「ケータイ刑事」とは関係のある場所でもある。

日比谷」:東京都千代田区にある地名である。(千代田区日比谷という地名は無い。)日比谷通りを中心とした有楽町から内幸町にかけた一帯を指す。(日比谷公園の周囲と言っても良い。)

この土地は、かつては東京湾の浅瀬であり、海であった。(「日比谷入り江」と呼ばれていた。)海苔の養殖用に竹のヒビ(海苔そだ)が多数立てられていたことから「日比谷」という地名になった。→これを考えると、この物語で海苔を使い、さんずいのように縦書きにされた「日比谷」に付けて「混浴」という文字を生み出したのは、実にナイスなアイデアである。

江戸時代に埋め立てが進み、漁村だった一体が大名屋敷が並ぶ武家の町に変わる。明治になると、帝国ホテル、鹿鳴館、東京府庁などがこの地に建てられ、近代日本を象徴する町になる。その後は大企業の進出でビジネス街へと変わっていくことになる。

ということで、ここ400年ぐらいの間で、最も町並みが変貌した町の一つでもある。

青山」:東京都港区にある地域の名前であり、港区北青山(一丁目から三丁目)と、港区南青山(一丁目から七丁目)がある。(港区青山という地名は存在しない。)尚、「青山」という名前の自治体は、以前は三重県那賀郡青山町という町が存在したが、2004/11/1に周辺自治体との合併によって伊賀市になったため、現在は消滅して存在しない。(青山高原があり、保養地として有名な所でもある。)

東京都港区の青山一帯は、徳川家康の重臣である青山家の広大な屋敷があった場所であり、その名前を地名にして「青山○○町」という地名として生まれる。現在の南青山と北青山になったのは1966年で、住居表示実施の際に現在のように改められた。

アパレル系の企業が多くある町でもあるが、外国の大使館や領事館なども数多く存在している町でもある。最近では「表参道ヒルズ」がオープンしたということでも知られる町でもある。

チェンマイ」:タイ王国北部(内陸部)の山岳地帯にある県名であり、またそのチェンマイ県にある都市の名前でもある。(チェンマイ県にはムアンチェンマイ郡という郡もある。)

県の南部にはピン川という河川が流れているが、これはチャオプラヤー河の大きな支流であり、チエンダーオ山に源流がある。また、インタノン山(標高2575m)はタイにある山の中では最高峰の山である。

チェンマイ市は、13世紀中盤(1259年)に成立したランナータイ王国の首都であった古都でもある。古い寺院が数多くあり、現在は観光地としても知られている都市でもある。また、農産物やチーク材などの集積地でもあり、絹織物、漆器、傘などの手工業も盛んな都市であり、タイ北部の中心都市でもある。尚、人口は約16万人である。

1558年にラーンナータイ王国はビルマの支配下となるが、統治を続けることが認められるも、内紛や分裂が繰り広げられる。18世紀後半に王朝が再建されるが、20世紀初頭にはチャクリー王朝の朝貢国となり、やがて王朝は終わりを告げる。が、この間、チェンマイは王国の首都という地位を保ち続けており、タイ北部の文化と経済の中心都市としての長い歴史がある。現在では、首都バンコクが最大の都市であり、チェンマイよりも人口が多い都市が他にあるものの、歴史と都市の格から、チェンマイはバンコクに次ぐタイ王国の第二の都市とされている。(日本では、横浜市の方が人口が多いが、大阪市が東京に次ぐ第二の都市とされているが、それと同様と言ったらよいでしょう。)

 

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