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「THE ISLAND OF DR. MOREAU」(1977) [映画(洋画)]

表題の作品は1977年のアメリカ映画「ドクター・モローの島」である。1932年の「獣人島」のリメイク作品であるが、本作はエンディングがハッピーエンディングとなるものと、アンハッピーで終わるものとの2バージョンが製作されている。(劇場公開作は後者で、前者はビデオ版である。また、TV放送も初期はアンハッピー版だったが、ハッピー版もTV放送されている。)また、1996年に、同名タイトル(原題)で改めてリメイクされているが、邦題は「D.N.A」(ビデオ化された時は「D.N.A. ドクター・モローの島」に改題された。)である。

作品データを記しておくと、時間は104分、原作はH・G・ウェルズ、監督はドン・テイラー、脚本はジョン・ハーマン・シェイナーとアル・ラムラスの2人、撮影はジェリー・フィッシャー、特殊メイクはジョン・チェンバース、音楽はローレンス・ローゼンタールである。そして出演は、バート・ランカスター、マイケル・ヨーク、バーバラ・カレラ、ナイジェル・ダヴェンポート、リチャード・ベースハート、ニック・クラヴァット、たちである。

時は1911年。赤道に近い太平洋上を漂う一艘の救命ボートが、ある孤島に流れ着いた。乗っていたのはブラドックという青年であった。彼は島の散策を始めるが、密林の中で落し穴に落ちて気を失ってしまう。気づいた時には、ある小屋の一室にいた。モンゴメリーという男に助けられたのだった。で、ここはドクター・モローの島と知る。モローには醜い姿の召使いと美しい美女・マリアがいた。が、ドクター・モローは何かの研究に没頭していて、詳しくは話さず、密林と研究室には近づくな、と言うだけだった。やがてブラドックとマリアと親しくなっていく。そんなある日、ブラドックは密林で召使いが獣のような格好をしているのを目にし、ドクター・モローの研究を調べようとして、研究室に忍び込む。で、ドクター・モローの研究内容を知る。それは、特殊な液体で獣の人間化の研究だあり、密林らはその実験で生まれた未完成の半獣人が棲んでいたのだった。ブラドックは小船で島から脱出を使用とするが、失敗し、捕らえられてしまう。ドクター・モローは彼を獣に退化する実験のモルモットとして使い、薬を射たれたブラドックは獣化していく。そんな中、実験に反対したモンゴメリーがドクター・モローに殺され、死体を獣人たちが見た時、獣人たちの反乱が起こり、ドクター・モローを殺した。マリアの助けでブラドックは小船で島から脱出したが...

この先は、ハッピーエンデイングとアンハッピーエンディングの2バージョンがあるが、どちらが好みかは見る者の判断でよろしいかと...

現在では、劇場公開版であるアンハッピー版を目にする機会は殆ど無いが、そちらは'70's作品らしいテイストが最後まで貫かれた仕上がりとなっている。一方、ハッピーエンデイングだと、それまでの作品の雰囲気から離れてしまった雰囲気になってしまうが、とんでもない体験をしたことを思うと、最後ぐらいは良い感じで終わって欲しいと思うフィクションに期待する結末ということで、ホッと出来ることになる。どちらが良いかの判断はしないが、それぞれにおいてメッセージがあるだけに、両方とも見て、各自が考えると言うことでいいでしょう。(ストーリーとしては、アンハッピー版の方が良いと思いますけど...)

 

↓ハッピーエンディングの方ですけど...

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