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LINDSEY BUCKINGHAM『OUT OF THE CRADLE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1992年に発表された彼の3枚目となるソロ・アルバムである。が、1987年にFLEETWOOD MACを脱退してから5年を経て、ようやく待望のソロ・アルバムが届くことになった。(2nd.ソロ・アルバムはMAC在籍中の1984年の発表でした。)セールスの方は1st./2nd.ソロ・アルバムには遠く及ばなかったものの、アルバム構成が良く、名曲が並んでいて、彼の最高傑作とも言われている「隠れた名盤」であり、ファンの間では高い評価を得ているアルバムである。Billboardでは最高位128位、イギリスでは最高位51位を記録しただけで、チャート成績ではかなり寂しい結果であった。(といっても、チャートはある種の人気投票といった所があるだけに、じっくりと聴き込んで良さが分かる本アルバムはチャート成績が上がらないというのも無理のない所であって、気にする必要は全く無い。)

収録曲は以下の全16曲である。『Instrumental Introduction』『Don't Look Down』『Wrong』『Countdown』『All My Sorrows』『Soul Drifter』『Instrumental Introduction』『This Is The Time』『You Do Or You Don't』『Street Of Dreams』『Spoken Introduction』『Surrender The Rain』『Doing What I Can』『Turn It On』『This Nearly Was Mine』『Say We'll Meet Again』。

シングル・カットされたのは2曲で『Wrong』と『Countdown』である。Billboardのシングル・チャート(HOT 100)には特にランクインすることは無かった。→シングル志向ではなく、アルバム志向で製作されていることが影響している。

お薦め曲は、『Wrong』『Soul Drifter』『Instrumental Introduction』『Street Of Dreams』『Spoken Introduction』『This Nearly Was Mine』『Say We'll Meet Again』という所をピックアップしておくが、1曲ずつ聴くのではなくてアルバム全体を1つの作品として聴くのがお勧めである。

完成度が高く、内容が充実しいてるアルバムであるが、流石はFLEETWOOD MACの黄金期を作り上げた彼だけのことはある。大人の鑑賞に十二分に堪えることの出来る充実した内容のアルバムであるだけに、じっくりと奥深い世界を楽しみたい所である。

 

Out of the Cradle

Out of the Cradle

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reprise
  • 発売日: 1992/06/16
  • メディア: CD


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