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ケータイ刑事銭形愛20話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形愛」の第20話「聴くと必ず死ぬレコード ~呪いの賛美歌殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は五代さんが遊んでいた「たまごっち」についてと、「聖なる日曜日」がこの国出身の人が書いたということなので「ルーマニア」について、そして被害者がこれに行っていたということから「人間ドック」についてと「健康診断」について記します。(「人間ドック」については「・10話[裏ネタ編]PART 3」で記しているが、それをベースにして加筆しています。)

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

たまごっち」:1996年にウィズが企画してバンダイが発売した小形の玩具である。本体は卵のような楕円形をしていて、液晶画面があって、ペットを飼うというゲームである。また、時計機能を有している。→卵形をした時計(ウォッチ)ということから「たまごウォッチ」→「たまごっち」と命名されたというのは有名な話である。

ゲームは、卵を孵化させて育てていくというものであり、餌を与えたり、糞掃除をしたりするということで、本物のペットを飼っているような疑似体験が出来る。糞掃除わサボっていると機嫌が悪くなったり、病気になったりして、時には死んでしまうこともある。

10代の、特に女子高生をターゲットにしたものであるが、人気に火が付き、社会現象にまでなった。また、1台1980円という価格にも関わらず、初期に用意した30万個があっという間に売れてしまい、一色は生産が追いつかないほどになった。このように希少価値となると、プレミアが付くことになり、珍しいデザインのものには数万円という価格で取引されるようなことにもなった。

しかし、ブームというのはあっという間に過ぎ去るものでもあって、1999年にはバンダイが大量在庫を抱えることになり、それを処分するということにもなった。尚、日本国内で2000万個、全世界で4000万個を販売したと言われている。

今回の物語は2003年の放送ということだったので、ちゃんが「古っ」と言ったのも納得出来る所であるのだが、2004年になると、第二次ブームを迎えることになる。1997年のブームを知らない世代を中心にブームとなり、機能としては赤外線通信機能という新たな機能が採用されて、ブームに白瀉を掛けることになる。また、雑誌などへの漫画連載やアニメ化なども実現している。

尚、第二次ブームは、1997年のブームがあっという間に去っていったことの反省点を踏まえていたこともあって、数年ほど続くが、2007年には下火になっていった。(「太く短く」か「細く長く」かということになるが、ブームは「長く」と言っても数年が良いところであり、その通りになった。)

一応、現在では、液晶画面がカラーになったものが発売されているが、二度のブームのような勢いはない。(ターゲットとなった子供たちが入れ替わることを考えると、ひょっとしたら2010年代の中頃に、第三次ブームが来るかも知れませんが...)

ルーマニア」:英語表記は「Romania」。東欧、バルカン半島北東部に位置する国である。東は黒海に面していて、南から時計回りに、ブルガリア、セルビア、ハンガリー、ウクライナ、モルドヴァと接している。面積は約23.8万平方キロで日本の2/3よりも少し小さい国土であり、人口は約2200万人、首都はブカレスト、公用語はルーマニア語、宗教はルーマニア正教である。尚、漢字表記をすると「羅馬尼亜」と表記するが、この表記は殆ど使われず、カタカナで「ルーマニア」と表記するのが一般的である。

歴史を振り返ると、縫う世紀にワラキア、モルダヴィアという2つの公国が建設されたのが起源である。トランシルヴァニアと共に、オスマントルコの支配下にあったが、18世紀にロシアが進出し、一部がロシア帝国に割譲されている。また、北東部はオーストリア帝国の領土となる。そんな中、1877年にワラキアとモルダヴィアは合併し、独立を宣言してルーマニア公国となり、1881年にルーマニア王国となる。第一次大戦でトランシルヴァニアを併合するが、第二次大戦でソ連に占領され、割譲することになる。(その地は現在のモルドヴァである。)ソ連の影響で共産化して、1947年にルーマニア人民共和国になり、1965年にルーマニア社会主義共和国に改称する。1989年にチャウシェスク独裁政権が崩壊し、民主化されて、現在の国名であるルーマニアとなった。2007年にはEUに加盟した。(通貨はユーロではなく、「ルーマニア・レウ」である。)

社会主義体制の時に工業化を進めたが、設備投資が過大であったことから軌道に乗っておらず、農業国である。穀物生産(小麦、トウモロコシ)が多く、これらは輸出も行っている。その他、ヒマワリ、キャベツ、亜麻、羊毛なども世界の中では生産量の多いものである。ただ、石油や天然ガスという資源があり、石油採掘は17世紀に遡って行われている。

「ルーマニア」というと有名なのは、吸血鬼ドラキュラであるが、これは15世紀のワラキア公のヴラド・ツェペシュがモデルとされている。

人間ドック」:「ドック(dock)」とは、船舶の建造、修理、検査などを行う施設である。このことから転じて、人が短期的に入院して、全身の精密検査を行い、疾病の早期発見や健康指導を行ったり、疲労回復を行う設備のことを「人間ドック」という。(よくある間違いとして、「人間ドッグ」と言う人がいるが、元の意味となる単語は「Dock」であって、日本語表記すると「ドック」である。「ドッグ」となると「Dog(犬)」といことになり、人間と犬の合体した化物というのならば理解できないことも無いが、意味不明の言葉となってしまう。)

一泊二日という短期的なものから、3、4日程度かけて行うもの、一週間程度入院して徹底的に検査を行うものなどがあるが、入院することなく、連日通院して受診する「通院ドック」と呼ばれるものもある。

主に、成人病や生活習慣病の発見が目的(女性であれば、乳癌や子宮癌の発見も含まれる。)であることから、中年が対象となるが、受信するのに年齢制限がある訳ではない。しかし、「人間ドック」を受診しようとしても、日本では医療保険の対象にはならないため、ある程度の自己負担額が発生することから、受診者の数は伸びていない。そんな中、ある一定の条件(例えば、35歳、40歳、45歳など)の元で、受診費用の一部の補助を行っている健康保険組合もある。→こういう組合は良いのだが、健康診断について定めた労働基準法や労働安全衛生法では、人間ドックも定期的に受診する健康診断の一つとしていることから、人間ドックの受診費用は健康保険の適用にするべきである。(これは行政の怠慢であり、「健康増進」と言いつつも「健康診断なんか受けず、早く何かの病気になって、早く死んでしまえ」と言う考えが政府にあるように思えてしまう所である。)

尚、英語では「Complete Physical Checkup」または「Complete Medical Checkup」という。

健康診断」:病気の予防や早期発見を目的として、医師が行う診断のことである。略して「健診」とも呼ばれている。尚、特定の病気の発見を目的としたものは「検診」と言う。

英語では「Overhaul」「Physical Checkup」「Medical Examination」などと呼ばれている。

学校や会社、地方公共団体では、これを実施することが法律で義務付けられている(法律は、学校保険法、労働安全衛生法などで、それぞれ違う法律である。)が、商店などの個人事業者は自ら受診しに行かなければならず、受診していないという人が多い所が問題点の一つになっている。(病院に行けば受診出来ます。)

ただ、健康診断を受診することによる害を指摘する声もあるのを忘れてはならない。(レントゲンのX線被爆や採血、内視鏡による合併症誘発の危険性。)「早期発見」と言うと聞こえは良いが、毎年受診して、その都度「異常なし」ということが繰り返されているのは、費用の無駄遣いと指摘する声もある。→年齢別に、ある世代は2、3年に一度の受診で十分であり、40代以降の個人事業者の受診率を上げることを優先するべき、という意見である。それでなくても健康診断の費用負担が問題になっているのですから...

 

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