仮面の忍者 赤影~卍党篇#13 [特撮]
「卍党篇」は赤影の第2部であり、関テレの再放送もここまで終わりました。本放送が1967年なので、42年前の作品と言うことになる。特撮技術と言う点では、確かに陳腐なところがあるものの、最近のウダウダしたマンネリに陥っている某作品とは違って、とても明るくて、楽しい作品ですね。また、爽やかな感じもある。
時代設定は、豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった時、ということで、織田信長も健在の時代なので、16世紀後半ということになるのだが、時代劇の特撮ヒーローって、いつ以来となるのか、全く生まれていないだけに、ある意味では新鮮である。ただ、そんな時代なのに、劇中に現代になってから誕生したような物がいくつか登場しているというのも面白い所です。
第2部は、第1部に登場した甲賀幻妖斎が、新たな組織・卍党を率いて登場する。しかも、当時はカラー放送という作品はまだそんなに多くない時代でもあって、色を意識したキャラクターが数多く登場している。特に赤影の第2部は卍党の忍者たちの衣装がカラフルであって、しかもシンプルなデザインということで、実に良く栄えている。(最近のヒーロー作品では、デザインもゴタゴタし過ぎで、センスの欠片も無くなっているヘボ・デザインばかり...)ただ、何人かはその衣装がダブダフ気味になっているが、それはご愛敬といったところですね。
これまでに、「赤影」の実写TVシリーズは全て見ているとはいうものの、今回見たのは何年ぶりになるのか(21世紀になってからは間違いなく初めてであった。)覚えていないということもあって、部分的に物語を忘れていたのだが、第2部の結末って、こんなものでしたっけ?ということが残ったが、人工太陽とは、正に時代を超越した凄いアイデアであり、とんでもないアイデアですね。
細かい所では色々と突っ込みたくなるが、「明るく楽しい作品」というものが最近は無いだけに、久しぶりに楽しめました。
で、来週の火曜深夜からは、第3部の根来篇に突入です。根来篇は、巨大怪獣が登場するということで、第1部、第2部とは違った楽しみがあるだけに、楽しみです。
そう言えば、赤影を演じた坂口祐三郎の命日(7/13)、白影を演じた牧冬吉さんの命日(6/27)もまもなくですね。赤影さんは今年が七回忌ですし、白影さんは来年が十三回忌です。(→前回に赤影を見たのは、白影さんが亡くなった1998年だったような記憶が...)
Official File Magazine 特撮ヒーローBESTマガジン VOL.6 (Kodansha official file magazine)
- 作者: 講談社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/09
- メディア: ムック
コメント 0