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NEXT「ラストメッセージ」 [ドラマ]

最後のヒロイン・清水由紀主演のドラマは、前後編を一挙に放送ということで、一週間引っ張られること無しに見られたのは良いところでした。(今回、一挙放送したことで、本作「NEXT」は終了です。)

放送枠は54分だったので、そこに24分×2を詰め込んだため、CM占有率が11.1%という低い数字になっていたことも、見やすいところでした。(まあ、恒吉梨絵のドラマ篇も前後編の一挙放送だったので、それと同じパターンでの放送でした。)途中のCMは45秒×2と60秒の3回数、前編と後編の間な1分ということで、1話当たり2分半で、トータル6分でした。→時間的には良いのだが、24分のドラマを4つのパートに分けているのは、細かく分けすぎである。1時間枠のドラマの感覚でいるのですかね?細かく分けると、「またCM?」ということで、CMがうっとうしくなり、そのCMの会社に反感も感じるようになるというデメリットもあるだけに...(「45秒×2回」と「90秒×1回」なら、前者の方が余計に苛立つことになる。後者だとちょっとしたことが出来る時間となるので歓迎される。)

4人のヒロインの中では、最も女優としてのキャリアがあって、それなりに評価されている清水由紀ということで、安心して見ることが出来たのは良いのだが、今一つ「華」というものが感じられなかった(主役を務めるというよりも、名バイプレーヤーとなりそうなタイプ)のだが、性格俳優としての可能性を感じました。

物語の方は、クローズド・サークルに準じた形の物語になっていて、ある閉ざされた空間の中で、4人の登場人物の過去が複雑に絡んでいき、過去が語られるというものであり、なかなか面白い展開でした。ただ、「ケーキに毒を入れた」ということに関しては、ヒロイン・ゆきの立場を考えると、簡単に入手出来るものではないだけに、嘘だと最初に感じたが、その通りでした。(が、状況が状況であるのと、清水由紀の怪演ぶりがあったことで、その場にいたら信じてしまいますね...)

松尾ゆき、22才。パティシエを目指して勉強中の彼女には1年前に心筋梗塞で亡くなった恋人・孝雄のことが忘れられない。で、孝雄の一周忌の日、生前の孝雄と親しくしていた3人の友人を招待した偲ぶ会を開いた。

出席したのは、孝雄とは大学時代の同期で、建築デザイナーの富岡洋治、孝雄が学生時代にアルバイトをしていた運送会社の先輩・吉田真、孝雄の高校時代の同級生で親しくしていた末長舞の3人で、3人は孝雄との思い出話を始める。

孝雄は、自宅で心筋梗塞で倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまった、その日、ゆきは孝雄から話があると言われて孝雄の自宅に行ったら、死んだ孝雄を発見したのだった。また、その前に誰かと会っていた様子だった。ゆきは、孝雄が自分に何を言いたかったのかを知りたくて、3人に当日のことを尋ねる。が、3人は否定する。ゆきは隠していることがないかを問い詰めた。

が、舞がこれに反発して帰ろうとする。するとゆきは、自分が作り、先ほど3人が口にしたケーキ(のソース)に毒が入れてあり、1時間以内に解毒剤を飲まないと死ぬ、と言い、あの日ね何があったか真実を教えて貰うにはこうするしかなかったと言った。

最初は冗談と受け取った3人だったが、それが嘘ではないと分かると、焦り始める。ゆきは自分で調べたことを口にして、3人を追求していく。

そして、3人それぞれと孝雄との過去が次々と明るみに出ていく。そして、それらから、孝雄がゆきへ伝えたかったメッセージが明らかになっていく... そしてそれは、ゆきの夢を実現するお店の設計デザイン画であった。

最初は全く無関係に思えた3人の知人たちだったが、3人とも孝雄の死んだ日に孝雄の自宅に来ていた。一時は誰かに殺されたのでは?と思わせる展開というのは、こういう物語では常套手段であるが、そういうお約束もしっかりと入っていて、なかなか内容のあった物語でした。

尚、後編終了後の次回予告にあたる30秒の部分では、本作のDVD発売のお知らせとなっていて、10/7に発売ということが告知されていた。4つのドラマとメイキングである解体新女が収録されると言うことだが、解体新女では、未放送のシーンもあるということを宣伝していました。(ON AIRそのままだったら、ごく平凡なものになってしまうため、当然と言えば当然でしょうね。が、本作は関西地区のみの放送だったので、ON AIRそのままという内容でも全国的には悪くないと思います。(→関西地区の人からは不満の声が上がるでしょうが...))

4つのドラマで一番良かったのは清水由紀の「ラストメッセージ」、次いで恒吉梨絵の「恋作する女」、岡本杏理の「恋する杏理☆推理中」、前田典子の「Queen Teeth 存在証明」と言った順番でした。とは言っても、恒吉、岡本の2本はコメディ・タッチ、前田は2時間ドラマの短縮版と言った感じで、物語のジャンルということでは随分と違いがありますが...(しかし、本作の企画である「次世代のスター」という意味で将来性を感じたのは、岡本杏理清水由紀の2人だけでしたけど。。。)

 

↓本作DVD-BOX、予約できるようです。

↓清水由紀出演作品をいくつか

Neo Actionシリーズ THE MASKED GIRL 女子高生は改造人間 [DVD]

Neo Actionシリーズ THE MASKED GIRL 女子高生は改造人間 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エースデュース
  • メディア: DVD

天使がくれたもの [DVD]

天使がくれたもの [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

レガッタ 君といた永遠 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


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