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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その109) [ケータイ刑事]

前回に続いて今回も、7代目「ケータイ刑事」スタート直前企画ということで、7代目にレギュラーで登場する脇役にスポットを当てて、そのキャラクターの類似キャラということで述べていきます。今回のテーマは「拉致された仲間」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・3rd.4話」、「007」からは今回も前回と同じく「ワールド・イズ・ノット・イナフ」です。(今回は、相棒の松山進/上司のMの登場です。)

ケータイ刑事」:「・3rd.4話」。「松山刑事、最大の危機! ~会社社長誘拐殺人事件」と言う物語で、松山さんが拉致された物語である。

町中で、突然暴漢に襲われた松山さん。金属バットで殴られて気絶してしまい、気づいた時には、ある部屋の中に監禁されていた。また、隣の部屋には別の男が拉致されていて、それに気づいたが、松山さんは何かの液体を飲まされると睡魔に襲われて眠ってしまった。やがて、意識を取り戻して気がつくと、(緩んでいた)ロープを解き、隣室の男を助けて監禁部屋から脱出した。逃げてきた松山さんは、誘拐された社長の身代金取り引きのために張り込んでいたちゃんの前に姿を現すことになった。また、松山さんが助けた男が誘拐された会社社長であり、無事に保護された。(身代金の取り引きは結局行われなかった。)

この後、社長誘拐事件の捜査に加わる松山さんだったが、誘拐された社長の秘書が死体で発見されたことで、再び社長に話を聞く。秘書は監禁場所から遠く離れた場所で殺されていたが、ちゃんは誘拐された社長が怪しいと睨んだ。それはあり得ないと言う松山さんだったが、実はあるトリックが使われていて、松山さんはそのトリックに利用されていた。つまり、松山さんが液体を飲まされた監禁された部屋と、逃げ出した部屋とは全く別の場所であり、薬で眠らされた間に松山さんは部屋から運ばれたのだった。(松山さんが暴れたことで付いたドアの足跡が、移動させられた部屋には無く、移動されたことの証拠になった。)

結局は、ちゃんの活躍で事件は解決し、秘書殺害は社長の犯行であり、誘拐はそれを誤魔化すための狂言誘拐であり、トリックであった。松山さんが刑事だったということで、これ以上の証人はいないということで、トリック(アリバイ工作)に利用されたのだった。結局松山さんは、殴られ、拉致され、監禁され、運ばれ、犯人に利用された挙げ句、事件解決後にはちゃんと食べに行った焼き肉屋の割引券が一度に一枚しか使えないことを知り(これって当たり前だが、松山さんは1割引の割引券が10枚で10割引、つまりただになると思っていた。)、ちゃんに焼き肉を奢ることもが出来ず、踏んだり蹴ったりの一日でした。

007」:「ワールド・イズ・ノット・イナフ」。1999年のシリーズ第19作で、5代目ボンドの第3作である。この作品はMGMの75周年記念作品でもありました。そして、何と言ってもソフィー・マルソーが大女優という存在感を見せた作品でもある。特にMI-6のボスであるMに対しても、全く怯まず、堂々としていて、しかもボンドを手玉に取り、シリーズの中でも屈指の悪女を見事に演じていた。(その最期もボンドを見事に引き立てていました。)

この物語で拉致されるのは、ボンドの上司であるMである。(ボンドとボンドガールのクリスマス・ジョーンズ博士の2人も拉致されることになるのだが、ボンドとボンドガールが拉致されるというのは「007シリーズ」ではお馴染みの展開であるため、お約束と言うことが出来る。(全作品で拉致される訳ではない。)よって、ここでは別扱いとします。)

石油王・ロバート・キング卿がMI-6で爆死、その娘・エレクトラが次に狙われると判断して、Mはボンドを派遣した。エレクトラは父の後を継いで石油パイプラインの建設を進める。また、Mもエレクトラを心配し、(珍しく)善戦に赴く。そんな中、犯人・レナードがプルトニウムを強奪し、核爆弾を作、パイプラインに仕掛けた。ボンドはその対処に当たるが、意外な人物がレナードの黒幕であり、Mはその黒幕に拉致されてしまった。

黒幕というのはエレクトラであり、過去にレナードに誘拐されたことがあった。現在ではレナードと愛人関係にあり、父の殺害の共謀者でもあった。Mはイスタンブールの乙女の塔(古代の灯台であり、エレクトラの隠れ家である。)に幽閉されていた。

やはり拉致されたボンドとボンドガールが乙女の塔に連れてこられて、ボンドは古代の拷問椅子で拷問を受けることになる。元KGBのズコフスキーの命を賭けた助けによって絶体絶命に追い込まれたボンドは逆襲に出て、全てを片付けていくことになる。で、Mもボンドに助けられることになり、無事でした。

共通点は、今回のテーマである「拉致されたこと」であるが、ある一室に監禁されたというのは共通している。(「ケータイ刑事」は窓のない部屋、「007」では牢の中でした。)また、拉致した相手がその事件の黒幕であり、共に被害者を装っていた、というのも共通点である。(「ケータイ刑事」では真犯人であり、誘拐された被害者を装った。「007」では黒幕であり、レナードに誘拐されたことを装っていた。尚、男女の違いはありますが...)

違いは、「ケータイ刑事」では(犯人によって仕組まれていたこととはいうものの)自力で脱出したが、「007」では自力での脱出ではなくてボンドに助けられたという所である。まあ、主人公の相棒である「ケータイ刑事」と、上司である「007」という設定上の違いを考えたら、Mが助けられるというのは妥当な所かと...

次回は7代目「ケータイ刑事 銭形命」がスタートする月に突入となるが、「銭形命」を取り上げるのはまだまだ先になります。「ある物」にするか「シチュエーション」するかは決めかねているところです。何が登場するかはお楽しみに。(ボチボチ「007/慰めの報酬」を取り上げようかとも思っていますが...)

 

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