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ケータイ刑事銭形愛24話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形愛」第24話「白い麻雀牌殺人事件 ~死のダブル役満」についての「裏ネタ編」は今回で4回目となるが、この物語については今回で打ち止めです。で、五代さんが着ていた「防弾チョッキ」についてと、この中でコントのようなやりとりをしていた「エレベーター」について、そしてこの物語で鍵になった「ミカン」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

防弾チョッキ」:英語では「Bulletproof Vest」、または「Flak Jacket」と言う。ピストルの弾丸から胸、腹などを守るための防護着である。但し、これを着用しているからと言って、銃弾を受けても平気であるとは限らない。(そもそも、これを着用していても、これに保護されない部分を撃たれたら、全く関係ないですからね。)銃による狙撃を受けた場合、被害を減少させるもの、という認識の方がいいでしょうね。

一般的にはナイロンなどの強靱な繊維であるポリアミド系繊維で出来た布を何重にも重ね合わせたものが使用されて、作られている。また、金属やセラミックなどの素材が布と布の間に入っていて、銃弾の貫通を防ぐように強化されたものもある。強靱な繊維が銃弾を受け止めて、それを着用している人の体を守るというものである。

警察が使用しているものは、重量は2kg程度のものであるが、軍隊が使用している金属やセラミック板で更に補強されたものであれば、10kgを越える重量のものもある。

歴史は、意外なことに、日本で考案されたものとされている。乱国時代に銃(火縄銃)が入ってくると、それまでの鎧は簡単に撃ち抜かれてしまうため、防護ということでは全く意味のないものになってしまうと、鎧をより強固なものにするという試みが行われるようになった。(特に、胸の部分を分厚くする、積層構造にする、など)これが最初の防弾チョッキと言われている。

また、ヨーロッパでも同様であって、金属製の甲冑でも、装甲が薄いものは銃弾が貫通してしまうため、全く意味のないものになってしまった。そして、金属の厚さを増したもので、頭と胴体だけを守るものに変わっていくことになる。しかし、鋼鉄を使っていることと、厚さがあることで、重量物であったため、兵の行動を落としてしまうことになった。更に、機関銃という、一段と強力な銃の登場もあって、金属製のものは限界になった。やがて、木綿を詰め込んだ軽量のものが登場し、強化繊維を使った布製、そしてFRPを使ったものが登場した。

しかし、より強力な銃弾に耐えられるものが登場すると、銃の方もより強力な威力を持つ銃が開発されることになり、いたちごっこである。

尚、いくら強力な繊維を使っているものでも、使用期限というものがある。強化繊維も、経年変化によって繊維の強度が劣化していくため、数年程度が使用限界となる。(現在は大体、3年ぐらいとされている。)

また、一度でも銃弾を受けたものは、銃弾が命中した部分は激しく損傷し、その周囲の強度は著しく低下する。よって、一度でも着弾したものは廃棄される。(実戦で、ほぼ同じ位置に着弾した場合、1度目は防げても、2度目は無防備に等しくなってしまう。)

尚、軍隊では上に羽織るものであるが、警察では下に着用し、その上に上着を着て、外見上は防弾チョッキを着用しているのが分からないようにするのが一般的である。→「ゴルゴ13」でデューク東郷はターゲットの頭を狙うのは、防弾チョッキを着用していても、それを無意味にするためでもある。→プロの狙撃者なら、胸などは狙わず、頭を狙うものであり、防弾チョッキは全く無意味である。

エレベーター」:アメリカ英語では「Elevator」、イギリス英語では「Lift」という。建物内の異なる階層間で、人や荷物を乗せて、上下方向に移動させる運搬用の昇降機である。人が乗ったり荷物を乗せる籠のような箱のことを「ケージ」と言い、ケージはワイヤーロープで吊られてロープは滑車を介して反対側には錘が付いている。そして、ケージと錘をつるべ式に動かし、ケージはガイドレールに沿って上下移動を行う。

尚、エレベーターと言うと、基本的に上下に移動するものであるが、中には「斜行エレベーター」と言って、斜めに移動するものもある。(ガイドレールが斜上/下になっている。)

また、日本では、人が乗るもの、または人と荷物の両方が乗るものを「エレベーター」と言うが、荷物専用のものは「リフト」と言って区別している。(工場などにはこういうものが多数あります。)

ミカン」:ミカン科の内、特にミカン亜科ミカン属の樹、またその果実の総称のことである。樹木は常緑低木であり、高さは3m程度まで生育する。葉の形状は長卵形のものや披針形のものがある。果実はよい香りがするものであり、食用になる。また、水分が豊富であり、絞ってジュースとして飲用される。(果実には甘酸味がある。)また、果実の皮は薬用として使用されたり香料として使用される。

漢字では「蜜柑」と表記するが、甘い味がする柑橘類であることから、この文字が使われている。(ちなみに「柑橘類」とは、ミカン科ミカン亜科のミカン連(カンキツ連)とミカン属(カンキツ属)の総称である。)

花は、毎年5月から6月頃に白い色をした5弁の花を咲かせる。その後は果実の生育期に入り、秋から初頭にかけて成長し、扁球形の緑色をした果実を付ける。やがて果実は熟していくに従って、緑から黄色みを帯び、やがて橙黄色に変色する。(橙色になると、完全に熟していて食べ頃である。)

品種によって、多少の時期がずれるが、果実の収穫期は、早い品種で10月ごろからで、11月、12月がおおむね収穫期である。(年が明けてから収穫期という品種もある。)

尚、日本では「ミカン」と言うと、特に断りがなければ「ウンシュウミカン」のことを指して言う。(年末から正月に、こたつのお供としてお馴染みのあの「ミカン」である。)

花は夏に咲かせるが、果実は冬のものであるため「ミカン」は冬の季語である。

 

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