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ケータイ刑事銭形愛26話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

2回目となる「銭形愛」の第26話「さらば相棒 ~五代刑事殺人事件」の「裏ネタ編」は、五代さんがピンチに陥ったということから「SOS」について、これを填められていたということで「猿ぐつわ」について、別の意味もあってだがちゃんに言った言葉の「最後の晩餐」について、そして自慢げに口にした「ガンプレイ」について記します。尚、「最後の晩餐」については「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]」で記しているが、今回はそれをベースに加筆しました。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

SOS」:無線電信による船舶、および航空機の遭難信号である。1906年に、国際無線電信会議において制定されたモールス符号であって、文字そのものには意味がない。→一応「Save Our Souls」または「Save Our Ship」の略とされているが、これは後から付けられたものである。

モールス符号では「・・・---・・・」(間に空白を入れずに連続して送信する。)となり、素人でも簡単に送信できるということと、混信などがあっても判別しやすいもの、ということで、言葉ではなくて符号が決められ、それがたまたま「S」と「O」の組み合わせであったということである。

船舶で導入され、その後、航空機でもこれがそのまま使われることになったが、1998年にモールス符号が廃止されたため、現在ではこれは使われていない。(一部の国や地域では、現在も使われていて、日本では自衛隊、遠洋漁船の一部では使用されている。)

ちなみに、SOSを初めて発信したのは1909年6月のことで、大西洋のマカロネシアのアゾレス諸島(ポルトガル領)沖で難破したスラボニア号が発信したものである。

船舶の世界で、「救助を求む」という意味の信号であることから、世界的に(何処の言語でも)これから転じて、救助を求める際に発する言葉(信号)として使われるようになり、モールス符号が廃止された現在では、こちらの意味となっている。

猿ぐつわ」:漢字で表記すると「猿轡」と記す。また、英語では「Gag」と言う。声を立てさせないようにするものであって、口の中に布などを押し込んだり、かませたりして後頭部にくくりつけたものを言う。(単に、口を塞いだというものではなく、「声を出させないようにする」というみのである。)

一般的には、口の中に布を詰め込み、その上から手ぬぐいやタオルを紐状にして覆う。または、その布を結んで、一ヶ所に玉のようなコブを作、その部分を口に噛ませる、ということも行われる。

尚、ガムテープを口の上に貼るということも見られるが、単に貼っただけでは「猿轡」ではなく、口の中に何かを詰め込んでいて、その上からガムテープを貼ったのであれば、これも一応「猿轡」ということになる。

拉致監禁、誘拐事件では、猿轡は当たり前のように使われる。特にフィクションの世界では、拉致、誘拐というと、猿轡が出てこないと始まらないようになっている。

尚、「猿轡」には、声を出させることを防ぐという効果があるが、それだけではなく、舌を噛み切って自殺しようというのを防ぐという効果もある。そのため、自殺の恐れがある人を保護した場合にも、自殺防止のために「猿轡」が使用される。よって、拉致、監禁、誘拐事件のお供という訳ではない。

最後の晩餐」:キリスト教・新約聖書に記述されているキリストの事跡の一つであり、聖書では「The Last Supper」と記されている。イエス・キリストが処刑される前夜に、12人の弟子たち(十二使徒)と共にした晩餐の席のことを指している。この席でキリストは、聖体の制定を行い、最後の教訓が行われたと伝えられている。

このことから、重要なこと(例えば「死」)が起こる前の最後の食事のことを指して、このように言うようになった。

また、これを題材にした絵画は古来から多数存在している。その中でも2世紀のカタコンベの壁画に見られるものが最初のものとされている。数多い中でも、最も有名なのは、15世紀のダヴィンチによる絵画である。(ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院(世界遺産登録されている)の食堂の壁画であって、縦4.2m×横9.1mという巨大な絵画である。)その他では、ジョットの作品が有名な所である。尚、絵画の方は、キリストと12使徒の合計13人を描くのが通例となっているので、大作になるのが普通である。また、題材から、教会の食堂の壁画として描かれる事が最も多く、世界各地の脅威の食堂には当たり前のようにある。(有名な作品のレプリカということもあるが、無名の画家によって描かれたものも多数ある。)

ガンプレイ」:拳銃を使ったアクションのことをいう。多くの西部劇に登場するガンマンであれば、銃撃戦で派手な銃さばきを見せるが、それ以外にも指で銃を回転させて、ホルスターに了うというパフォーマンスを見せることがあるが、これもガンプレイの一つである。

日本のように、拳銃の所持が禁止されている国では馴染みは薄いが、西部劇に代表されるように、銃が物を言う世界では、ガンプレイの腕前は生死に直結することになる。(西部劇自体はフィクションの世界ではありますが...)

 

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