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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その112) [ケータイ刑事]

前回から「007/慰めの報酬」を解禁したので、しばらくは「慰めの報酬」に関係する事柄を述べていくことにしているが、(「007」から取り上げるのは「慰めの報酬」が続くことになります。)今回のテーマは「意外な裏切り者」ということで、「ケータイ刑事」からは「・1st.13話」と「・2nd.13話」「・2nd.22話」の3本を取り上げます。(3本と言っても、この3本に共通して登場するキャラクターがいるので、「ケータイ刑事」から取り上げられるキャラクターは1人です。)

ケータイ刑事」:「・1st.13話」。「助けて、五代さん! ~銭形泪冤罪事件」という物語であり、今回取り上げる「意外な裏切り者」に外套するキャラクターが初登場した物語である。

荒畑任五郎は警視庁の参事官である。国家転覆を企む謎の秘密結社「海王星団」の全容を暴けという命令をちゃんと五代さんに出す。警視庁内部に関係者がいるらしいということと、極秘扱いなので、誰の助けも借りることは出来ない。捜査を進める内に、罠に落ちたちゃんは、海王星団の首謀者にされてしまい、追われることになる。(冤罪である。)が、これは、海王星団の首領である荒畑が、銭形警視総監を陥れるために仕組んだことであり、目的を実行するために仕組んだ策略だった。

結局、五代さんの強力な支援や、佐藤公安警部補の強力があって、一発逆転でちゃんは荒畑を海王星団の首謀者として逮捕した。

監査官という地位にいて、実は国家転覆を企む秘密結社「海王星団」の首領だったということで、これそせ「意外な裏切り者」というに相応しいキャラクターである。しかも、一度きりの登場ではなく、都合三度も登場しているということで、「ケータイ刑事」に於いては最も大物だったと言うことが出来るキャラクターである。

ケータイ刑事」:「・2nd.13話」。「さよなら、柴田さん ~無差別爆破事件」という物語。ここでは荒畑任五郎は既に逮捕されているのだが、海王星団の残党が、荒畑の釈放を要求して爆弾事件を仕掛けた。で、釈放の取り引きのために、収監されていた荒畑はちゃんたちに連れて行かれるが、実は海王星団のことを知りすぎている荒畑を消すのが目的だった、という物語。荒畑は隙を見て逃亡しようとしたが、あっさりとちゃんに捕らえられ、これという見せ場もありませんでした。

ケータイ刑事」:「・2nd.22話」。「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件」という物語。「2nd.13話」で荒畑を消すことに失敗した海王星団の残党は、催眠術で操って荒畑を暗殺しようと企んだ。が、結局はその暗殺計画は失敗。ここでも荒畑は特に見せ場はありませんでした。

まあ、「1st.13話」に登場した荒畑に関する続きの物語となる「2nd.13話」と「2nd.22話」は、荒畑本人ではなく、その周囲にいた人間が動いた物語であったため、後の2本については、そういうことだったということです。

007」:「慰めの報酬」。2008年のシリーズ第22作。6代目ボンドの第2作で、前作「カジノ・ロワイヤル」から連続した物語である。そのため、ボンドやM以外にも同じキャラクターが何人か登場しているのも特徴となっている作品である。

MI-6に8年間在籍していて、その内の5年はMの警護を担当していたミッチェル。(前作「カジノ・ロワイヤル」で)謎の組織と繋がりがあるということが分かり、ボンドに捕らえられたミスター・ホワイトは、アストンマーチンのトランクに詰め込まれて連行される。(その間に、謎の組織がボンドを消そうとして、壮絶なカーチェイスが繰り広げられている。)ホワイトが謎の組織に通じていたということで尋問をしようとした時、ミッチェルが行動を起こし、ホワイトの口を封じて逃走した。ボンドが追いかけて、追跡劇となり、古い町並みの中、壮絶な追っかけっこが展開される。そして最終的にはボンドがミッチェルを始末した。

Mは5年間も自分の警護を務めていたミッチェルが謎の組織に操られていて、謎の組織を知るための証人・ホワイトが殺されたことにショックを受けた。ということで、Mが仰天しただけに「意外な裏切り者」と言う言葉がピッタリというキャラクターになる。(とは言っても、そういう立場の人間が裏切り者だったという設定は、こういう作品では特に珍しいことではないのですけどね...)

共通点は、主人公(銭形/ボンド)が属する組織に所属していながら、敵組織に通じている(「ケータイ刑事」では「通じている」のではなく首領である。)ということ、更に、邪魔者(「ケータイ刑事」ではちゃん、及び銭形警視総監、「007」では組織のことを知っているミスター・ホワイト)を消そうとしたこと主人公によってトドメを刺された(荒畑はちゃんに逮捕され、ミッチェルはボンドによって殺された)という所である。

違いは、「ケータイ刑事」では敵組織のボスであるが「007」では敵組織に操られた下っ端ということ、「ケータイ刑事」では逮捕されたが生きているが、「007」ではボンドによって殺されたという所、「ケータイ刑事」では邪魔者を消すことに失敗したが、「007」では成功している。

尚、今回の共通点も、「ケータイ刑事」の物語が先であって、「007」の方が後発である。つまり、「007」と「ケータイ刑事」における共通点は、「007」の物語が先の場合と「ケータイ刑事」の物語が先である場合とが確実にあるということになり、後発(「ケータイ刑事」)が先発(「007」)を元にしているということにはならなくなる。やはり、両作ともが傑作であるため、「傑作は何かと似る所が多い」ということの証である。

次回も、「慰めの報酬」に関係することを記していきます。何が登場するかはお楽しみに。

 

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