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「LE JAGUAR」 [映画(洋画)]

表題の作品は1996年のフランス映画「ジャガー」である。アマゾンを舞台に繰り広げられるファンタジックで冒険ありの人間ドラマである。アマゾンの環境問題を隠れテーマにした作品でもあって、メッセージがあるのだが、そういうことを隠してしまうような摩訶不思議な作品でもある。それにしても、ジャン・レノ出演作品は本当にジャンルが広いですね~。

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はフランシス・ヴェベール、脚本はローレン・レマール、撮影はルチアーノ・トヴォリ、音楽はウラディミール・コスマである。そして出演は、ジャン・レノ、パトリック・ブリュエル、ハリソン・ロウ、パトリシア・ヴェラスケス、ダニー・トレホ、ロラン・ブランシェ、フランソワ・ペロー、たちである。

アマゾンで生まれ育った男・ジャン・カンパナ。彼は熱帯雨林破壊反対キャンペーンに参加しているインディオの呪術師・ワヌの通訳としてパリの高級ホテルにやってきた。そのエレベーターの中で乗り合わせた男・フランソワに異様な興味を示した。ワヌは夢の中で自分の魂を盗み、アマゾンに災いをもたらす者がいることを知り、その救世主としてフランソワを選んだのだった。やがてワヌは倒れ、ジャンに、フランソワと共にアマゾンへ赴き、自分の魂を救ってくれるようにと頼んだ。が、フランソワは恋人に会うためにたまたまホテルにやってきたという軽薄な男であって、借金まみれで怠惰な生活を送っている男だった。ジャンは疑問を抱きながらもフランソワを捕まえる。ワヌが精霊の述を使ってフランソワに力を与え、ジャンとフランソワはアマゾンに旅立った。アマゾンでは、ジャングルの開発を行おうとするクマレがいた。彼はジャングルを滅ぼし、ワヌの魂を奪おうとする元凶だった。最初は不機嫌だったフランソワは、クマレが連れている美女・マヤにひと目惚れしたことから、様子が変わってきた。クマレはフランソワがワヌのお守りを身につけていることから、襲撃するが、そのお守りを通じてワヌのパワーがフランソワに送られて、敵を撃退するフランソワ。マヤに連れられて逃げるフランソワはジャンと合流してジャングルの奥池へ進んで行くが、クマレは執拗に追ってくる。何だかんだでジャンも負傷し、次第に追いつめられていくフランソワ。クマレは黒魔術師を連れて来て勝負を挑み、苦戦するフランソワ。が、ワヌのお守りが再びパワーを発揮し、撃退する。戦いに敗れたクマレはジャングルに逃げ込んだが、猛獣ジャガーの餌食となり、アマゾンの開発はストップ、ワヌも救われた。そしてワヌと再会を果たしたフランソワは、マヤと共にアマゾンで暮らすことにした。

アクションもあるものの、アクションに関してはB級作品のような所がある。ファンタジックな部分もハリウッドの対策にあるものとは一線を画していて、フランス映画らしい独特の持ち味がある。(しかし、フランス映画に観られるオシャレな感じは全く無い。)

アマゾンの環境破壊については本作以前からも色々と言われていることもあって、メッセージとしては新鮮さはないものの、フランス流の伝え方をしていて、問題意識を持っていること(だけ)は伝わってくる。しかし、フランソワのキャラのためにメッセージに重みが感じられず、損をしているところがある。

まあ、ハリウッド映画とは違う独特の味があるということで、こういうメッセージの発信方法もある、ということですね。

 

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