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ケータイ刑事銭形泪27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.14話」(通算では27話)の「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(前編)」の「裏ネタ編」も4回目となるが、今回はこの物語の一つのお楽しみである「ポン踊り」に関係する事柄から、まずは元ネタの「盆踊り」について、「」について、飾り付けられていた「万国旗」について示します。尚、「万国旗」については「19話(2nd.6話)[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースにして加筆しました。

また、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

盆踊り」:盂蘭盆(うらぼん)の時期(旧暦の7/15)に、特に夜に人々が集まって、歌や音頭に合わせて踊る踊りのことである。尚、英語では「The Bon Dancing」と言う。

一般的に、広場(昔は神社の境内や海岸の砂浜などが一般的に使われていたが、最近では小学校のグランドなどが利用される。)の中央にやぐらを設け、そのやぐらの上で、音頭を取る者たちが音頭の演奏や歌を歌い、踊に参加する人たちは、浴衣姿で参加して、やぐらの周囲を回りながら踊り、夜が更けるのも忘れて夜通し行われていた。(近年は夜通しというものは殆ど無くなっている。)

盆踊りはその土地によって特徴が見られるため、中には櫓の周りを回るのではなく、行列となって町中を練り歩くというものや、浴衣姿の軽装ではなく仮面を付けたり、特別な衣装を着て踊る、というものもある。

元々は仏教行事であって、起源は古く、平安時代に空也上人が始めた念仏踊りが、盂蘭盆の行事と結びついて今日のような形のものとなった。意味は、精霊を迎える、死者を供養する、ということであり、だからこそ盂蘭盆の夜に行われる。(旧暦の7/15の夜に行われる。)時代と共に少しずつ変化が現れて、室町時代には、今日の盆踊りに見られる太鼓などの打楽器が登場し、これが音頭を取るようになった。江戸時代には、そのとちによって独特の風習がくわわったりして、バリュエーションも広がった。(変わらないのは実施日であって、盂蘭盆に行われることだけは共通している。)

明治になって、旧暦から新暦に変わると、旧暦の7/15(旧盆、新暦では8月中旬から下旬になって毎年日にちが変わる。)に行うところと、あくまでも7/15に拘って、新暦の7/15に行うところ、そして月遅れとなる新暦の8/15(月遅れの盆)に行うところがある。(圧倒的に月遅れの盆に行う所が多いのが現状である。)

尚、「盆踊り」は秋の季語である。夏の季語と勘違いされているが、旧暦では7、8、9月は秋であるので、これが行われていた旧暦の7/15は完全に「秋」となっている。そのため「盆踊り」は秋に行われる行事であり、「秋」の季語である。(また、現在の8/15頃ということを考えても、「秋」は「立秋」から「立冬の前日」までの間を指しているが、「立秋」は新暦では8/7頃である。そのため、新暦の8/15頃は既に立秋を過ぎているので、季節の上では完全に「秋」になっているので、やはり盆踊りは秋に行われる行事であり、「秋」の季語である。)

」:建造物の一つであって、周囲から目立つような背の高い建造物であり、高楼の一種である。時代によってその目的は異なっている。「矢倉」「矢蔵」「兵庫」という表記もあるが、これは時代に応じて目的が異なることから、当て字として使われるようになったものである。(「矢」は言うまでもなく武器となる弓矢のことであり、「倉」「蔵」は貯蔵庫という意味である。)

古代では、城を守るため、敵の襲撃に備えて見張を経たせて遠方の様子を監視する目的で作られたものが多く、同時に武器(特に矢)の保管庫という役割と、敵が襲撃してきたときは矢を放つ発射台として使用された。これは中世から近世でも受け継がれた。しかし、時代が進むにつれて改良が行われ、城郭の一部に組み込まれたりして、攻撃のために、より堅い守りが出来るようなものへと変貌していくことになる。

一方、遠方を監視するという役割については、江戸時代には火事の監視をする火の見櫓に姿を変えるようになった。これは、日本の町は木造住宅であり、しかも、建築物が密集して建てられていることから、一度日が出るとあっという間に燃え広がってしまうため、それを監視すること、及び、火事が発生したときに知らせる役割を担った。特に江戸の町ではこれが発展し、火消しと呼ばれる人たちが活躍することになる。また、この考えは明治以降も受け継がれ、日本中に火の見櫓が設置されるようになる。

尚、火の見櫓には独特のものが設けられているが、それが「半鐘」と呼ばれる鐘である。見張が鍜治を発見すると、これを鳴らして火事の発生を人々に伝えた。また、一部ではこの半鐘を別の使い方をして、時報として使ったりすることもあった。(お寺の鐘に変わるものとして、これも各地に広がることになった。)→半鐘の鳴らし方は、知らせる内容によって鳴らし方が異なっているので、混乱することはないのは言うまでもない。

また、昭和初期には火の見櫓は何処の町にも必ずあるものになっていたため、太平洋戦争(終盤)の時には、空襲警報などを知らせる体制の元にもなった。

また、「櫓」は建物としての高さが高いことから、これがあれば目立つことになるため、芝居小屋や相撲興行の際、その宣伝のために用いられ、幟が飾られるようになり、広告塔としての目的のものが登場した。また、祭や盆踊りなどの会場では、何か中心となる構造物が欲しいということから、仮設の櫓を設置して、それを中心に祭や盆踊りを踊るということが一般的になっていく。特に、盆踊りの場合だと、櫓を中心にして輪になって踊っていくと、ずっと踊っていくことが出来、また、櫓で音楽を演奏することにすると、参加者全員に同じように音楽が伝えられるということから、広がって行くことになった。→祭は華やかな場でもあるため、派手な飾り付けも行われるようになり、広告塔的な意味も生まれてきた。

それ以外の「やぐら」と呼ばれるものもいくつかある。身近なところにあるものとしては、近年では住宅に和室が減少していることもあって、減っているとはいうものの、和室(特に書院造り)には「やぐら」と呼ばれる違い棚が設けられているが、これを単に「やぐら」と言うことがある。また、こたつに於いて、蒲団を掛ける骨組みのことを、その脚部を含めて「やぐら」ということがある。(掘りごたつも含む。)

また、トーナメント形式で行われる各種競技会にあいて、その対戦日を得となるトーナメント表のことを、勝ち上がっていくことで上に昇って行くということから、これを「やぐら」と言う場合もある。

万国旗」:英語では「Bunting」という。世界中の各国の国旗のことである。また、国ではない国連や赤十字などのような国際組織の旗もこの中に含まれるのが一般的である。

現在の地球に存在する国の数は200を超えた所である。(国連加盟国は192ヶ国である。国連非加盟国や、国家として承認した国が少なくて国として認められてないな所(一般に「地域」と言う。)、一方的に独立を主張している国(地域)があって、200を少しだけ超えた数になる。)それに国連などの国際組織を加えても、その数はそんなに増えない。よって、万国旗として知られる旗は200種類を超えたぐらいになる。但し、インドネシアとモナコの国旗は同じデザインであり、この旗を上下逆にするとポーランドの国旗になる(但し、いずれもが正式な国旗の縦横比は異なっている。)し、イタリアの国旗を90゜回転させるとハンガリーの国旗のデザインになり、フランスの国旗を90゜回転させるとオランダの国旗のデザインになる。(いずれもが縦横比は全く違う。また、フランスとオランダの「青」は色の濃さにも違いがある。)

しかし、実際に製品として販売されている万国旗にある旗の種類は、その半分にも満たない数である。(数十というところで、多くても40~50ぐらいである。)これは、全ての国の旗が知られていないこと、デザインが複雑で製作しにくいこと、似たようなデザインの国旗(例えば、同じ三色を使っているが、配色だけが異なるなど。)があることから省略した、などの理由によるものである。→ちなみに、パラオとバングラディシュは同じデザインで2色の敗色が異なるだけであり、バングラディシュと日本は白地か緑地の違い(円のセンター位置にも多少の違いがある。)というぐらいである。

万国旗が使われる身近な所では、学校の運動会や祭の縁日などで飾り付けられることが多く、この物語のように、盆踊りの会場などに使われることもある。(但し、「盆踊り」というと、提灯(最近では蝋燭ではなくて電球ですけど...)という気がするのですけどね...)その他としては、パーティ会場や各種イベントなどでも飾られる。

尚、万国旗として一般に市販されているものは、いずれもが各国の正式の幡手はない。そのため、サイズも正式なものではなく、縮小版となっているのが一般的である。また、縦横比も正確に再現されているとは限らない。また、中には実際にありそうなデザイン(配色)の旗であるが、そんなデザインの国旗は存在しない、すなわち架空の国旗というものが含まれている場合もある。(縦、または横に3色に配置された国旗に架空の国旗というものが見受けられることが多い。)

このように「万国旗」と言っても、そこにある旗の種類はそんなに多くないよって「万国旗」の「万」は「万(萬/よろず)」という意味で「数が多い」または「さまざまである」「いろいろ」と言う意味と考えるべきである。

日本では、明治の中頃には定着するものとなったが、これは国際博覧会の会場で、そこに参加している国々の国旗が掲揚されていて、それが華やいだ雰囲気を出していたことから、それを真似たもの、とされている。そう言えば、祭やパーティというと、華やいだものが欲しくなるが、それにはピッタリだったと言うことですね。また、手品でも万国旗が出てくることもあって、これも華を添えてくれている。

世界の国の数は200強である。全部覚えようとしても無理のないかずであるだけに、世界中の国旗を覚えるというのもよろしいかと...(全部とは言わないが、半分となる100ぐらいは覚えておいても良いんじゃないですか...)

 

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