SSブログ

ケータイ刑事銭形命4話 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「銭形命」も4話となりました。今回の物語は「チョー満員の客室! ~死刑台のエレベーター殺人事件」という物語である。サブタイトルに名作洋画のタイトルが入っているが、「ケータイ刑事」ではこういうものはお馴染みである。(1958年のフランス映画「死刑台のエレベーター」。ルイ・マル監督、原作はノエル・カレフ、出演はモーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー、ジョルジュ・プージュリーたち。)社長を完全犯罪で殺すことを目論むが、ちょっとしたことからエレベーターに閉じ込められてしまい...、という犯罪サスペンスという内容であるが、こちらの物語はエレベーター内で事件が起こるというものであって、エレベーターの使い方が異なっている。また、殺されるのは社長ではなく専務になり、動機も復讐ということで、「死刑台のエレベーター」からは変更されている。が、「ケータイ刑事」らしいアレンジがされていました。「死刑台のエレベーター」を頭に置いて見ていたら、思わぬ方向に進んでいったが、それを忘れる(「知らない」も含む)と、「ケータイ刑事」らしい展開でした。

また、「チョー満員」とあることから、どれだけの人が登場するのかと思っていたのだが、クレジットに名前があったのは3人だけだったが、エレベーターには10人以上が乗っていたので、まあ良しというところですね。

今回の物語の登場人物の名前は、「犬」「猿」「鳥」というように動物の名前が入った名前であったが、「・1st.6話」をはじめ、こういうことも「ケータイ刑事」の得意とするところです。(一応、「桃太郎」のお供の動物ということですね。(「雉」も「鳥」ですから...))

ゲストの新谷真弓さんは「・2nd.5話」以来ということで、もはや常連さんの仲間入りと言ったところですね。「スパイ道」での怪演ぶりがあるだけに、もっと期待してしまったのですけど...

それでは物語の方を記していきます。(MBSでの放送(BS-TBSでの終了後になるでしょうが...)後に「改訂版」として記す余地を残しておくため、部分的に端折って記します。)尚、放送直後に記した第一稿は「ここをクリック」してご覧下さい。

警視庁。ちゃんが「人間の記憶と心理学」という(難しい)本を読んでいる。(同じ赤リボンのちゃんでもこういう展開があったのが思い出されます。)「面白いなぁ~」と漏らすちゃんだったが、松山さんは少し離れた所に座ってサングラスの手入れをしていた。で「何が面白いんだ」と尋ねる。これに、アメリカで銀行強盗を装った抜き打ちの記憶テストが行われたが、殆どの人が犯人の特徴を正確に覚えていなかった、というを語る。で「パニックに陥った人たちの記憶はあやふや」と言う。松山さんは笑いながら、自分の観察力ならばへでもない、と自慢げに言う。するとちゃんは読んでいた本を背中に隠して松山さんに近づき、「私が読んでいた本の表紙は白でしょうか、黒でしょうか?」と問題を出す。即座に「黒!」と答えた松山さんに「ブブー」とちゃん。「白」と言い直す松山さんに「ブブー」と命ちゃん。「何色だ?」と松山さんが問うと、本を見せて「白でも黒でもなくグレーでした」とちゃん。(→これは問題に引っかけが仕込まれているが、問題で先入観が出来てしまうだけに、なかなか良い所を突いた問題ですね。が、こういう問題を出すと言うことは、ちゃんは策士ということもできる。)松山さんは「サングラスを掛けていたから分からなかったの」と言い訳をするが、ちゃんは「松山さんの観察力が足りないってことです」とやり込めた。

そんな所に「警視庁から入電中」と、事件を知らせる入電が入る。本を置いて携帯を取りだしたちゃん。「港区赤坂の多聞商事ビル内で殺人事件発生。直ちに現場に急行せよ」で、現場に向かった2人。

現場に到着したちゃんと松山さん。エレベーターを降りると(13Fの)ホールに男が倒れて死んでいた。白昼堂々ということで、大胆不敵な犯行だ、と口にする松山さん。ちゃんはこの時、被害者の首筋にある傷を見逃さなかった。

そこに「報告します」と言って柴田さんが逆立ちした脚が現れた。で、逆立ちを止めて直立すると、報告を始める。「殺害されたのは犬飼正志(いぬかい・まさし)。胸をナイフで一突きです」と言って犯行に使われたナイフを示し、指紋は検出されなかったと告る。「犯行現場はここですか?」とちゃんが尋ねると、「いえ、証言によりますと、刺されたのはエレベーターの中らしいです」と言う。しかもそのエレベーターは満員だったという。被害者の秘書・猿渡一哉が側にいて、紹介し、他の乗客は別室で待たせてある、とかたる柴田さん。ちゃんは猿渡に話を聞いた。

猿渡の証言は、いつも犬飼を車で送っていて、いつものように16F(「ケータイ刑事」だったら28Fにするはずなのに、そうしないのは何故?)のオフィスまでエレベーターを利用した。10Fを超えた頃に急に専務が苦しみだした。発作が起こったと思ったが、「ナイフよ。刺されてる」という声がして、エレベーターは13Fに停止して外に運び出した。で、警察と救急車を呼んだ。が、犯人は見ておらず、エレベーターの中ではずっと上を見ていて、刺された瞬間は見ていないということだった。

エレベーターでちゃんは考える。「でも、どうして犯人はわざわざ満員のエレベーターで犯行を行ったんでしょうね?」と疑問を口にする。松山さんは「バカな奴だな」と言い、エレベーターに乗っていた人を1人ずつ調べればはっきりして、事件としては楽勝だ、と言っていた。で、「早く終わらせて、日焼けサロンにでも行くか」と付け加えた。ちゃんは「だといいですけど...」と漏らしていた。

エレベーターに乗っていた乗客たちが待っている部屋にやってきたちゃんと松山さん。(猿渡を加えて12人がいた。→被害者を入れると13人となるが、この数字はやっぱり意識した数字でしょうね。(28人にしたかった所でしょうが、そうなるとかなり大型のエレベーターになってしまうので、今回は「28」は諦めたというところでしょうか...))みんなは色々と文句を言っていた。で、「殺人事件なので御協力お願いします」と松山さんが語り、ちゃんが「犯人を見た方はいらっしゃいますか?」と尋ねるが、反応無し。松山さんはぼやくがちゃんは「人はエレベーターに乗ると、正面を向いて階数表示を見上げちゃいますからね」と冷静でした。

そんな中、「でも刺されたナイフは見ましたよ」と1人が口にする。それにつられて別の人が「私も見ました」という声がした。で、みんなが同じようなことを言い出した。ちゃんは、専務を運び出したのは(猿渡と)誰?と尋ねると、後ろにいた2人が手を上げた。(1人は「ナイフを見た」と言った男だった。)もう一人の女にちゃんが尋ねると、このビルで清掃員をしている鳥山みさとだった。運び出したのは自分ではないが、看護士の資格を持っているので、運び出される専務について行き、寝かせること、救急車と警察に連絡するように指示をして、専務の介護をした。が、「あの場では手の施しようが無くて...」と謝る。

そんな所に柴田さんが「監視カメラのビデオが届きました」と言って、ビデオテープを手にしてやってきた。で、そのビデオを観ることにしたちゃんと松山さん。

ビデオはエレベーターに次々と人が乗り込んでくる所を写していた。柴田さんが「このカメラはタイムラプスVTRと言いまして、1.5秒に1コマの撮影方法を採用しています」と説明する。(撮影間隔は設定で可変できます。こういう撮影をすると、1本のビデオテープに数十時間の記録が出来ます。)更に、「ATM等の監視カメラはこの方式が多い」という豆知識も語っていた柴田さんでした。(ATMだと、設置角度の異なった複数のカメラの映像を同時期録記録できるTL-VTRもあります。)

画像を見ながら、被害者、猿渡の位置を確認するが、専務の左隣に箱を抱えた男がいて、専務の胸の辺りは見えなかった。そんな中、専務が苦しみだした所にさしかかり、じっくりと見るが、怪しい動きをした人はいなかった。ちゃんも「これじゃ、犯人を特定出来ません」とお手上げだった。松山さんは「この中の誰かが何らかの方法で刺した」と言うが、それが分からない。ちゃんは乗客の身元確認を尋ねるが、特に怪しい人物はいなかった。

ちゃんと松山さんは、猿渡に、専務のオフィスに案内して貰った。で、話を聞く。で、専務は人に対して横柄な態度を取っていたので、恨みを抱くタイプだという。(映画「死刑台のエレベーター」の殺される社長と同じタイプの人間と言うことになる。)また、脅迫状が送られたこともある、と言い、それが了ってあるというので、デスクから出してきた。大きな封筒の中に脅迫状は入れられていて、脅迫状が入った郵便封筒が何通か出てきた。で、松山さんとちゃんが出して見ると「罪を償いなさい」「二年前を思い出せ」と記されていた。二ヶ月前から立て続けに送られてきたが、専務は相手にしていてはきりがないと言って警察にも届けていなかった。

ちゃんと松山さんはビデオの部屋に戻ってきて考える。そんな中松山さんが閃いた。「犯人は猿渡」と言った。ちゃんは聞き流すように「どうしてですか?」と尋ねる。松山さんは、被害者の横にいて、正面を向いていても刺すことは出来る、また、専務のことを余り気に入っていなかったからと言う。これにちゃんは「猿渡さんならもっと他に犯行の機会はあるでしょう」と躱し「むしろ犯人は、エレベーターしか専務に会えない人物じゃないでしょうか」と言った。専務は、自宅と会社を車で往復していて、16Fのオフィスに入るとアポ無しでは会うことも出来ない。つまり、犯人にとっては、エレベーターこそが唯一犯行を行える場所だった、と考えたのだった。で、脅迫状の存在が気になる、というちゃん。が、松山さんは「(脅迫状は)そんなのは唯の嫌がらせだよ」と笑った。が、気にしていなかった割りには大事にしまい込んでいたことから、専務は心当たりがあり、警察にも届けず、捨てることもしなかった。また、2年前、専務の秘書をしていた女性が自殺している。その名前は「鳥山かなえ」だった。「この」名前にピーンと来ませんか?」と言うちゃんだったが、松山さんは「ごめんピーン」と言うが、「オヤジギャグ」と受け流したちゃんだった。

ちゃんと松山さんはエレベーターに乗っていた鳥山みさとに話を聞き、「鳥山かなえ」の名前を出した。で、「それは私の姉です」と言った。ちゃんは脅迫状を見せて「これに心当たりは?」と尋ねた。みさとは「あります。私が出したものですから」とあっさりと認める。で、姉のことを語るみさと。散々専務にこき使われたかなえは、ある日、マンションのベランダから飛び降りた、ということだった。松山さんは「それで仇を取るために、ビルの清掃員になって、今朝、犬飼さんをナイフで刺した」と問い糾した。これにみさとは、「私はあの男のずっと後ろに立っていたんですよ。あの位置から胸なんか刺せる訳がありません」と言い、監視カメラで見ればはっきりする、と主張する。松山さんは「脅迫状を書いたんだろう」と言うが、みさとは「変ですね。私は脅し文句なんて一言も書いた覚えはありませんけど。それでも脅迫罪になるのかしら?」と躱した。これを聴いていたちゃんは「響く、悪の鼓動」(Aパートはここまで。経過時間は14分半弱でした。よってBパートは11分強になります。)

ちゃんたちは改めてビデオで確認する。エレベーターに人が乗ってくるところから見始めて、みさとを確認する。(この時、みさとはマスクで顔の半分を隠していた。)ドアが閉まり上昇始めるエレベーター。が、みさとは一歩も動いていなかった。松山さんは「どうやって刺したんだ?」と訳が分からなかった。そんな中、ちゃんが何かに気づき「待ってください、ちょっと戻して」と指示した。で、柴田さんがビデオを戻した。ちゃんはみさとがマスクを外したことを指摘した。が、松山さんは「マスクを外しただけで人が刺せるのか?」と言う。ちゃんは「でも、何か意味があると思いませんか」と返した。

で、エレベーターの中で実験をすることにしたちゃん。松山さんに専務の位置に、自分はみさとの位置にたった。手を伸ばすちゃんだったが、その位置からでは専務を刺すことは出来ない。すると松山さんは「共犯者がいたというのはどうだ」と言う。が、ちゃんは、そうなるとみさとがいた意味がない、と言って、共犯者説を否定する。

松山さんは改めて考える。で、「そうだ」と言って閃いたことを口にした。「ナイフをブーメランのようにして飛ばす。それがあんまり早くて監視カメラに写らなかったというのはどうだ」と言う。これにちゃんは呆れたという顔になって「それって真面目に言ってるんですか?」と切り捨てた。松山さんは「他にどういう方法があるんだよ?」と言ってお手上げに。が、ちゃんは「1つあります」と言った。が、「でも、それをするには、ある条件が必要なんですよね」と言った。これを聴いた松山さんは笑い出す。ちゃんは「何ですか?」と言う。これに松山さんは「リラックス、リラックス。そんな小難しい顔していたら、しわ増えるよ」と言った。「ほっといてください」と返したちゃんだったが、その時ちゃんは気づいた。「何で私の顔が分かったんですか?」と尋ねた。(確かに、松山さんはちゃんに対してずっと背中を向けて立っていました。)

松山さんは「これだよこれ」と言って、エレベーターに設置されていた鏡を指差した。で、ちゃんは鏡を見上げた。で、顔が笑顔になる。「そーか、そういうことか」と言ったちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」で、待たせていた乗客を帰すことを指示したちゃんだった。

乗客たちが足早に部屋から出て行く。みさとも出てくるが、向かったのはビルの地下だった。ゴミ捨て場にやってくると、ゴミ箱の中に、胸から出したペンダントを捨てた。で、ゴミ捨て場を後にしたみさと。が、そこで心臓の鼓動音を耳にして立ち止まる。「何?」と呟いたみさとが振り返ると、驚いた表情をした。

荒野から太陽が昇ってきて、ハート型に変わる。サックスを手にしたちゃんが吹くと、ハートマークが飛び出してくる。「命長けりゃ、恥多し。…」ちゃんの口上が始まり、「命の重みを感じなさい!」からストラップを投げる。ハートが大きくなっていって、みさとを押しつぶした。「命が重い…」と言って手足をばたつかせるみさと。ちゃんがストラップを引くと、上半身が起き上がり、目にハートマークを浮かべるみさと。立ち上がると「何をするんですか」と文句を言った。

ちゃんと松山さんが現れて、「やっぱり、犬飼専務を殺害した犯人はあなただったんですね」と言うちゃんの手には、先ほどみさとが捨てたペンダントがあった。「まだそんなこと言ってるんですか」と相手にしないみさとは、自分が刺すことは出来ないと、改めて主張する。これにちゃんは「ええ、エレベーターの中ではね。でも、専務が刺されたのはエレベーターの外だったんですよ」と告げた。

これにみさとの顔色が変わった。松山さんも「外って...実際はエレベーターの中で刺されたんだろう?」と問い糾す。ちゃんは「専務が苦しんだのを見た時、猿渡さんはこういいましたよね」と言って「発作を起こされたと思ったんですが」という証言を指摘し、更に専務の首に細い傷跡があったことも指摘し、それはニトログリセリン入のペンダントケースを引きちぎった痕だと言う。で、専務はエレベーターの中で心臓発作を起こした。

それを聴いたみさとは目を晒す。松山さんが「ちょっと待てよ」と言って、エレベーターに乗っていた人たちの証言を口にする。が、ちゃんは「いいえ、あれは思い込みですよ」と説明した。更に、専務が苦しみだした時、誰かが(「ナイフ」と)叫んだが、それはみさとだと言うちゃん。で、みさとの位置からだと、胸に刺さっていたナイフは見える訳がない。また、その声で一部の乗客は、実際に見ていないナイフを見たと思い込んでしまった。松山さんは「パニックに陥った人間の記憶なんて、あやふやって訳だ」と言った。が、みさとは「そんなの、全部あなたの想像じゃない」と返した。

ちゃんの説明は続く。長年専務の様子を探っていたみさとは、専務の心臓が弱いことは知っていた、と語る。これにみさとは「あの男が発作を起こすなんて、事前に分かるはずないでしょう」と反論した。「ええ」と言うちゃんだったが、「だからあなたは、マスクを外したんですよ」と語った。で、姉・かなえの写真を拡大したら、みさとにそっくりだった。で、この日のために二ヶ月前から脅迫状を送り続けた。専務はかなえのことが頭から離れなくなる。で、エレベーターの中で専務は(鏡を通して)亡くなったかなえを見て、それによって発作が起こった。エレベーターから運び出された専務について言ったみさとは、運び出した2人に、救急車と警察に電話するように指示をした。で、専務から目が離れたときにペンダントを引きちぎった。で、その時ナイフで専務を刺した。

ちゃんは「でも、思わずペンダントを奪ってしまったのが誤算でしたね」と言ってペンダントを見せた。みさとは「目の前で助かろうとしているのが許せなくてね」と言って犯行を認めた。松山さんが「放っておいても助からなかったかもしれないのに、更にあんたはナイフで刺したんだろう」とみさとに言う。これに「病院で蘇生されたら困るじゃない」と言い捨てた。「動機は姉さんの復讐か?」と松山さんが問うと、2年前、専務は姉の葬儀にも来ず、散々こき使って自殺に追い込んだのに、回りには「今時の若い奴は根性がない」と言いふらしていた。それが許しておけず「当然の報いよ」と美里は言った。これにちゃんは「例え相手が悪人でも、勝手に奪っていい命なんてありません」と返した。(良いことを言ってくれます。こういう台詞があると「命の重みを感じなさい!」と言う口上も栄えます。)みさとは完全に観念して、「立派な意見ね。覚えておくわ」と返すのが精一杯だった。で、松山さんがみさとに手錠を掛けて逮捕した。

事件解決後、街中を歩いているちゃんと松山さん。松山さんは感想を口にする。「しかし、目撃情報ばっかりに頼ると、とんだ間違えを起こしてしまうものだな」ちゃんは「ええ、数ある情報から真実を見い出すのが私たちの務めです」と、良いことを言ってくれます。松山さんは「観察力のテストをしてあげよう」と切り出した。で「私が持っているサングラスの色を当てよ」と問うた。「そんなの、黒に決まってます」と答えた。すると「ブブー」と松山さん。で、嬉しそうな笑顔で「答えはこれだ!」と言ってスーツの内ポケットからサングラスを知りだしてそれをかけた。(唇の形をしたフレームで赤い色のものでした。→これって、「・1st.」で高村さんが使っていたサングラスと同じですね。→銭形の相棒って、何処かで同じセンスをしているということですね。)

ちゃんは「そんなの持ってたんですか?」と言うと、笑いながら松山さんは「俺はいつも3つのサングラスを持っている」と言ってオヤジギャグを。「やっぱりオヤジジャグ」と言うちゃんはちょっと呆れ顔になる。松山さんは「お前の観察力も大したことないなぁ」と、ここぞとばかりにボロクソに言う。で、ご機嫌な松山さんは「日焼けサロンに行くぞ!」と宣言した。これに「今日も行くんですか?」と突っ込むちゃん。松山さんは割引券があると言ってポケットから「日焼けサロン黒コゲ」の割引券を問いだしてちゃんに見せる。で「お前も一緒に連れてってやるか?」と誘うが「遠慮しておきます」とちゃん。松山さんは「しっかりと観察力を磨けよ」と言い、続けて「夜、歯も磨けよ」と言って笑い出す。で「さらばじゃ、女子高生!」と言って一人で日焼けサロンに向かった。で、途中で振り返ると「おねしょするなよ!」と言って笑っていた。それを見た命ちゃんは「ホント、ショーもないおじさん」と漏らして笑っていた。→最後は「8時だよ!全員集合!」のパロディですね。

次回は「売れないモデルの悲劇! ~恋とオシャレと男のコ殺人事件」という物語です。まさに前番組のノリで、あの事務所が舞台となる物語です。次回予告では、ちゃんが「ワンシーンワンカット」と言うことを言っていたが、「ケータイ刑事」では2度目ということになる。(岡本あずさにとっては14本目となるので、大丈夫でしょう。)

次回予告には、麻祐子が出てきていたが、モデルNo.1のあずさとNo.3の杏理の姿はありませんでした。ということから、麻祐子は相変わらず仕事が無くて事務所に入り浸っているが、あずさは7代目ケータイ刑事に起用ということで、仕事があって事務所にいないという設定で、登場しないということですかね。一方、杏理も何か仕事が入ったか、或いは結局事務所を辞めたのか?ということが考えられるが、果たして?尚、予告で後ろの方に写っていた眼鏡の男がマネージャーの腰崎と言うことなんでしょう。

また、麻祐子がちゃんを見て「あずさ?」ということを言い、「あずさって誰ですか?」とちゃんが返すというくだりが登場するというのはお約束でしょうね。

ところで麻祐子はまだ未成年である。「」からのお約束として、「ケータイ刑事」では犯人は大人であるということがある。麻祐子が犯人だったら、それを破ることになる。(しかも、逮捕までは同じであっても、それ以降の起訴される所で少年法が適用されることになる。→起訴以降は検事正の多摩川ドイルに任せればいいことですけどね。)ということなので、真犯人は麻祐子に罪を着せようとしている腰崎ではないかと読みましたが...

鑑識メモ」:今回は柴田さんが「鑑識メモ」と書かれたメモ(手帳)を取り出さなかったが、4話で路線修正ということなんでしょうかねぇ?エレベーターの中で座禅を組んでいる柴田さん。で、目を開けると「どうも、柴田です」と挨拶をしてから「みなさん。火事場の馬鹿力を出したことがありますか?」と語る。で、「人は命の危険が迫った時に、想像もつかない未知なる力が発揮することが出来るのです」と「火事場の馬鹿力」の簡単な説明をする。で「それではカモン、火事場の馬鹿力」と言って立ち上がり、エレベーターの扉を開けようとする。が、扉は開かない。「どうした?」と漏らす柴田さん。するとエレベーターの照明が消えて、柴田さんは慌てだし「誰か助けて!」と助けを求めていた。→「火事場の馬鹿力」は照明が消えた後になったら発揮されるはずですけどね。→「怪談新耳袋」でエレベーターを舞台にした物語がいくつかあったが、その中のいくつかが思い出されました。(ちゃんこと黒川芽以さんの「三人来るぞ」とか、内山理名さんの「エレベーター」、いとうまい子さんの「残業(前編/後編)」など)

この後、ちゃんによる着ボイスDLのお知らせがあって幕でした。

今回の物語では、ちゃんの台詞が良かったですね。歴代銭形も、犯人に対してズバッと良いことを言っているが、口上の最後のフレーズにもリンクするだけに、メッセージの重さは本作の方がよりストレートなものとなる。→「」や「」では、感情を言葉にしなくても伝えるという演出もあって、メッセージを伝える方法としては奥深さを感じたが、ズバッと言う「」は奥深さは浅くなってしまうが、言葉でダイレクトに言うだけに、ど真ん中に剛速球が決まった!という感じになって、また違った表現方法として、これはこれでよろしいかと。

ただ、言葉で突き進むとなると、ちゃんのキャラを壊してしまうと、言葉の重さが十分に伝わらなくなってしまうだけに、真面目路線を突き進んでいくことになってしまうのですかね???

映画「死刑台のエレベーター」に関しては、部分的に設定を持ってきていたが、エレベーターに閉じ込められてしまうという所がなかっただけに、残念と言えば残念でした。(が、「鑑識メモ」で柴田さんが閉じ込められていたということで、ここまで含めると、一応はと言うことになりますけど...→が、そうなると真犯人は柴田さんにならないとイケナイし...)

また、最後で松山さんが「8時だよ!全員集合!」のネタを口にしていたが、ちゃん世代だったら知らなくて当たり前なんですよね。ちゃんのきょとんとした表情が面白かったが、丹羽P世代ならば直ぐに分かるネタを多用するというのも「ケータイ刑事」らしいところでした。

 

↓一応これを拾っておきます。

死刑台のエレベーター【HDニューマスター版】 [DVD]

死刑台のエレベーター【HDニューマスター版】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD

死刑台のエレベーター [DVD]

死刑台のエレベーター [DVD]

  • 出版社/メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ
  • メディア: DVD
↓こういう作品もあります。
悪夢のエレベーター (幻冬舎文庫)

悪夢のエレベーター (幻冬舎文庫)

  • 作者: 木下 半太
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫
宇宙エレベーター

宇宙エレベーター

  • 作者: アニリール・セルカン
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/06/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓参考まで
崩壊した神話 エレベーター 安全を守るのは誰か?

崩壊した神話 エレベーター 安全を守るのは誰か?

  • 作者: 宮内 明朗
  • 出版社/メーカー: 丸善プラネット
  • 発売日: 2007/08/08
  • メディア: 単行本
エレベーター革命

エレベーター革命

  • 作者: エレバイザー
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本
イラストでわかる建築電気・エレベータの技術

イラストでわかる建築電気・エレベータの技術

  • 作者: 中井 多喜雄
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: 単行本
↓冒頭で命ちゃんが読んでいた本はこういう類の本ですね。

人間の記憶―認知心理学入門 (1980年)

  • 作者: E.F.ロフタス
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 1980/03
  • メディア: -

人間の記憶―認知心理学入門

  • 作者: ジェフリー R.ロフタス
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 1980/03
  • メディア: 単行本
↓やっぱりこれも拾っておきます。
怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 -三人来るぞ編- [DVD]

怪談新耳袋 -三人来るぞ編- [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋 第1夜 [DVD]

怪談新耳袋 第1夜 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
怪談新耳袋-御祓いは効かない編- [DVD]

怪談新耳袋-御祓いは効かない編- [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

「あいつ」(その4)NATALIE COLE『NATALIE.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。