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NEIL DIAMOND『HEARTLIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼の17枚目のスタジオ・アルバムである。'70'sはコンスタントにヒット・アルバムを発表し続けていた彼も、'80'sになるとやや低迷することになるが、本アルバムは'80'sの彼のキャリアでは、1980年のサントラ盤でもある「THE JAZZ SINGER」に次いで2番目の成績を残したアルバムであり、当時流行っていたAOR系のサウンドをたっぷりと聴かせてくれている。(尚、彼は'80's(1980~1989年)には6枚のスタジオ・アルバムと1枚のライヴ・アルバムを発表している。)Billboardのアルバム・チャートでは最高位9位を記録して、1983年の年間アルバム・チャートでも58位にランクインしている。(イギリスでは最高位43位を記録している。)

収録曲は以下の全11曲である。『Heartlight』『Lost Among The Stars』『Hurricane』『I'm Alive』『Comin' Home』『In Ensenada』『Fool For You』『Starflight』『I'm Guilty』『Front Page Story』『First You Have To Say You Love Me』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。『Heartlight』は最高位5位を記録するヒットとなって、彼の'80'sに発表した曲ではやはり2番目の好成績を残している。ただ、リリースが9月中旬だったこともあって、年間チャートでは成績が2年に分割されてしまうこともあって、1982/1983年いずれの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。また、現在も現役である彼であるが、現時点ではこれが最後のTOP 10ヒット曲でもある。これ以外では『I'm Alive』は最高位35位、『Front Page Story』は最高位65位を記録している。

本アルバムからのお薦め曲は、やはり大ヒットを記録している『Heartlight』、そしてシングル・ヒットをしている『I'm Alive』は外せない。それ以外では『Lost Among The Stars』『In Ensenada』『Starflight』という所をピックアップしておく。

BURT BACHARACH、CAROLE BAYER SAGERとの共作は、まさにAOR系のサウンドのヒットする琴線を捕らえたものであり、それに彼のボーカルが溶けあって、良い味を出している。ハスキー系のボーカルはAORには意外とマッチするのだが、本アルバムではそういう所が出ている。また、参加したミュージシャンたちもなかなかの顔ぶれであり、大人の鑑賞に堪えうる内容の濃いアルバムに仕上がっている。

ボーカルをじっくりと聴き込みたいという方、AORがお好きな方は聴いておきたいアルバムである。

 

Heartlight

Heartlight

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sonybmg
  • 発売日: 2008/06/02
  • メディア: CD


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