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ケータイ刑事銭形泪29話(2nd.16話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は、通算で第29話となる2nd.16話に突入です。その物語は「ああ、さそり違い ~銭形泪誘拐事件」で、これは当時放送中だったドラマ「さそり」とのコラボ作品です。ということで、初回となる今回は、タイトルにある文字から「さそり(ドラマ)」について、「誘拐」について、そしてこの物語では記さない(「動物の「サソリ」」については4日前に記した「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 5」で記しているので、余りにも近いため、今回は記しません。)が「サソリ」が危険な動物ということなので「危険動物」について記します。

尚、「誘拐」については「・26話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました、また、約3年前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

さそり(ドラマ)」:2004年6月~8月にかけて、30分枠の全8話(3つの物語として「けもの道」「悪女道」「阿修羅編」からなり、「悪女道」は前後編の2話、「けもの道」と「阿修羅編」は前中後編の3話構成となっている。)としてBS-i(当時、現在のBS-TBS)で放送されたドラマである。(当然、丹羽Pがプロデューサー(の1人)である。)

原作は篠原とおるの漫画であり、1972年~1973年に梶芽衣子主演で映画化されてヒットした「女囚さそり」シリーズのTVドラマである。(但し、'70'sとは時代が違うということとTV作品ということで、バイオレンス描写はおとなしくなっている。(→21世紀になってからは、こういう(自主)規制が強くなりました。ただ、BSは地上波よりはまだ緩いですが...))ということもあって、本作ではスピード、サスペンス、セクシーの「3S」ほ上梓した演出が行われている。(監督は、鈴木浩介、薗田賢次、古厩智之の3人である。(薗田監督は「ケータイ刑事」に参加していないが、鈴木監督と古厩監督は「ケータイ刑事」でもお馴染みの監督である。))

主演は水橋貴己。BS-i作品では「愛の道 チャイナロード」での主演があり、「恋する日曜日」の劇場版でも主演を務めている。共演者としては、津田寛治、小林且弥、伊武雅刀、そして今回の「銭形泪」にも出演している木下ほうか(恩田道真)と曽根英樹(相原直人)は同じ役名で出演している。また、語り(ナレータ)を鈴木史朗(この人は元TBSアナウンサーですね。)が務めている。

物語は両親を殺害した殺人犯として逮捕されて刑務所に送られた松島ナミ(実際には殺害しておらず、濡れ衣である。)が刑務所を脱獄し、真犯人を追っていくミステリー仕立てのものである。映画「女囚さそり」と同様に、ナミは脱獄囚ということであり、追われている立場であるが、その中で両親殺しの犯人に繋がる情報を得ていき、そして両親殺害を指示したボスの懐に潜り込み、復讐を果たす、というものである。

その後、続編としてナミの両親が殺された理由を描いた作品が予定されていたが、5年が流れた現在でも製作されていないことを考えると、もはや無くなったということでしょうね。続編を期待している作品の一つであるが、既に5年という歳月が流れているので、もはや期待していない筆者です。そんな中、水野美紀主演の香港映画「蠍子-SASORI-」があるというのは嬉しい所です。(当然、BS-i制作のドラマよりもスケール豊かに描いてくれていることでしょう。)期待の高い1本です。

ドラマでは、水橋貴己の「目」と、ナミを消すために命じられた殺し屋・犬神の言動が見ものである。目力がある水橋貴己が演じた松島ナミは、'70'sの梶芽衣子が演じた松島ナミとは全く違ったナミ像を完成していて、TVドラマという表現上の規制がある中ではなかなか健闘している。また、犬神の怪演ぶりがナミを追いつめていくというのも迫力がある。

誘拐」:他人を欺して連れ去ることを言う。英語では「Kidnap」と言う。その目的は、連れ去った人(主に子ども)の親から、子どもの命と引き替えに財産を脅し取る、というものが多い。

似たような行為に「拉致」と「略取」があるが、「拉致」とは無理矢理連れて行くことであり、「略取」とは暴力行為によって連れ去ることを言う。結果的には、この3つはいずれもが「他人を連れ去ること」という行為は共通しているが、その手段に違いがあり、その手段によって言い方が変わることになる。→子供に「家族が事故にあった」と嘘を言って連れ去ると、子どもを騙したことになるので「誘拐」となり、嘘をつかずに、兎に角、力づくで捕らえて連れ去ると「拉致」となり、暴力を使って相手を子どもを傷つけてから連れ去ると「略取」となる。そのため、法律(刑法)でも「未成年者略取及び誘拐」というように記されることになる。

尚、「拐かし」または「匂引し」という言葉には、「略取」という意味と「誘拐」という意味の両方がある。現在ではこの両者の意味を持つ言葉として「拐取」という言葉がある。

誘拐事件は、色んな犯罪事件があるが、その中でも「割の合わない犯罪」と言われる犯罪として知られている。これは、誘拐事件の犯人の検挙率が、他の事件の検挙率よりも高いためである。(戦後、日本で発生した誘拐事件の犯人検挙率は97%を超えている。)→身代金の取り引きのために姿を現すことになり、これが逮捕の可能性を高めることになる。また、脅迫状や脅迫電話などが犯人に繋がる手掛かりを与えることになり、誘拐した相手を何処かに監禁すると、その周囲に何らかの手掛かりを与えることになってしまう。また、誘拐された人が無事に解放されると、犯人に対する記憶があることで、犯人に対する証拠を残すことにもなる。そのため、検挙率が高い。

尚、身代金目的の誘拐事件で、犯人が身代金の取り引き現場に現れたら、それこそ逮捕して下さい、と言っているようなものであり、如何にして身代金の受け取りを行うかが、このジャンルの小説や映画、ドラマの見所となる。

但し、グリコ・森永事件の一つである「江崎グリコ社長誘拐事件」(1984年)は未解決のまま公訴時効になり、更に損害賠償の請求を行うにしても、民事時効が成立している。→この事件は「誘拐事件」の中で犯人が検挙できなかった事件として有名なものであるが、「誘拐事件」ではこの事件のように犯人が逮捕されなかったというのは例外と言った方がよい。

「誘拐」(「略取」を含む)事件は、身代金目的というのが多いが、それ以外でも、結婚目的、猥褻目的、海外移送目的などもある。特に海外に対しての人身売買は世界的にも大きな問題の一つとなっている。(貧しい国からは人身売買のブローカーが誘拐にも介在していると言われている。)

「誘拐事件」を扱った映画やドラマ、推理小説は多数あるが、その殆どは「身代金目的」の誘拐事件であって、犯人が如何にして警察当局に気づかれないようにして身代金を受け取るか、という所が見所になっているものが多い。有名な映画作品としては黒澤明監督の「天国と地獄」、グレン・フォード監督の「誘拐」、そのリメイクでメル・ギブソン主演、ロン・ハワード監督の「身代金」、岡本喜八監督の「大誘拐 ~Rainbow kids」などが広く知られている。

危険動物」:人に危害を加える恐れのある動物のことを言う。法律では、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」第26条によって「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物」として指定されている。「特定動物」「特定危険動物」と言う場合もある。

該当する動物も法律指定されていて、これに該当する動物を飼育する場合は、動物種、飼養施設ごとに都道府県知事、または政令市の長の許可が必要となる。また、飼育施設の構造や保管方法(マイクロチップを埋め込む必要がある。)についても基準があって、それを遵守しなければならない。

それらの基準としては、1)飼養施設の構造や規模に関する事項、2)飼養施設の管理方法に関する事項、3)動物の管理方法に関する事項がある。1)については、一定の基準を満たした「おり型施設」であること、逸走を防止できる構造及び強度を確保することが求められている。2)については、定期的な施設の点検の実施、第三者の接触を防止する措置をとる、特定動物を飼養している旨の標識を掲示しなければならない、3)については、マイクロチップ等による個体識別措置を行うこと、但し、鳥類は脚環でも可とされている。これらが守られていない(不適切な飼育がお粉惚れると認定されることになる。)と、飼育の許可が取り消されることになる。また、罰則も定められていて、無許可動物の飼育、不正な手段での入手、許可なく飼養施設を移動、または構造変更を行うと、6ヶ月以下の懲役、または50万円以下の罰金となる。→それだけ責任を持って飼育しなければならないということである。(が、これは危険動物(特定動物)でなく、ペットとして犬や猫を飼育する場合にも当てはめるべきである。特に、動物を捨てる行為についてはこれらと同等の罰則を定めるべき!!)

まあ、普通ではこういう動物を飼育しようということを考える人はいないでしょうが、人が飼育していない動物を飼育したいという人は必ずいるものだから、これに該当する動物を飼育している人が近所にいるかも...???

ちなみに、危険動物とされている動物は500種類ほどある。その一部を記しておきます。尚、動物学の分類で、ある科の全種、その下のある属の全種、という指定のされ方を受けているものが多いので、動物名が出てくるというのは意外と少なくなっている。→この動物はどうなのかという判断は、動物学的な分類を調べて判断されたし。但し、飼育しようという場合は、この動物は飼育できるのかを確認した方がよい。

おまきざる科のホエザル属全種、クモザル属全種、ウーリークモザル属全種、ウーリーモンキー属全種、おながざる科のマカク属全種、マンガベイ属全種、ヒヒ属全種、マンドリル属全種、ゲラダヒヒ属全種、オナガザル属全種、パタスモンキー属全種、コロブス属全種、プロコロブス属全種、ドゥクモンキー属全種、コバナテングザル属全種、テングザル属全種、リーフモンキー属全種、てながざる科てながざる科全種、ひと科オランウータン属全種、チンパンジー属全種、ゴリラ属全種、いぬ科イヌ属の内、ヨコスジジャッカル、キンイロジャッカル、コヨーテ、タイリクオオカミ、セグロジャッカル、アメリカアカオオカミ、アビシニアジャッカル、タテガミオオカミ属全種、ドール属全種、リカオン属全種、くま科くま科全種、ハイエナ科ハイエナ科全種、ねこ科ネコ属の内、アフリカゴールデンキャット、カラカル、ジャングルキャット、ピューマ、オセロット、サーバル、アジアゴールデンキャット、スナドリネコ、ジャガランディ、オオヤマネコ属全種、ヒョウ属全種、ウンピョウ属全種、チーター属全種、ぞう科ぞう科全種、さい科さい科全種、かば科かば科全種、きりん科キリン属全種、うし科アフリカスイギュウ属全種、バイソン属全種。鳥では、だちょう目ひくいどり科ひくいどり科全種、たか目コンドル科のカリフォルニアコンドル、コンドル、トキイロコンドル、たか科のオジロワシ、ハクトウワシ、オオワシ、ヒゲワシ、コシジロハゲワシ、マダラハゲワシ、クロハゲワシ、ミミヒダハゲワシ、ヒメオウギワシ、オウギワシ、パプアオウギワシ、フィリピンワシ、イヌワシ、オナガイヌワシ、コシジロイヌワシ、カンムリクマタカ、ゴマバラワシ。爬虫類では、かめ目かみつきがめ科全種、とかげ目どくとかげ科全種、おおとかげ科ハナブトオオトカゲ、コモドオオトカゲ、ボア科ボアコンストリクター、アナコンダ、アメジストニシキヘビ、インドニシキヘビ、アミメニシキヘビ、アフリカニシキヘビ、なみへび科ブームスラング属全種、アフリカツルヘビ属全種、ヤマカガシ属全種、タチメニス属全種、コブラ科全種、くさりへび科全種、わに目アリゲーター科全種、クロコダイル科全種、ガビアル科全種。尚、両生類では指定されているものはない。

 

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