「KILLING MACHINE」(1983) [映画(洋画)]
表題の作品は1983年のスペインとメキシコの合作映画「キリング・マシーン/怒りの暴走」である。日本では劇場未公開であり、ビデオでのみリリースされた作品である。劇場公開にならないのは、内容が酷いためであるが、本作には文豪として知られるアーネスト・ヘミングウェイの孫であるマーゴ・ヘミングウェイが出演しているということで取り上げます。(女優のマリエル・ヘミングウェイは妹であり、この姉妹は映画デビュー作から何本か共演している。本作では姉妹共演は無し。)彼女は1996年に亡くなったが、無くなったのは祖父のA・ヘミングウェイの亡くなったのと同じ日(祖父は35年前の同じ日に自殺している。)だったということから、色々と騒がれました。
作品データを記しておくと、時間は93分、監督と脚本はD・L・アンソニー・ローマ、撮影はアレハンドロ・ウロア、音楽はグイド&マウリツィオ・デ・アンジェリスである。そして出演は、ホルヘ・リヴェロ、リー・ヴァン・クリーフ、マーゴ・ヘミングウェイ、リチャード・ジャッケル、ウィリー・エイムス、フランク・ブラナ、ロバート・ミラー、アナ・オブレゴン、アルド・サンブレル、ヒューゴ・スティグリッツ、たちである。
元テロリストの男が、妊娠中の妻を殺されたことで復讐を誓って、かつての仲間たちを集めた。相手は農協のボスだった。で、復讐のために得意の爆発物の知識を駆使して、ぶっ飛ばしていく...
ストーリー的には大作作品にもあるようなものでもあるのだが、本作のストーリーはB級作品の範疇のものであって、それをC級作品並の強引さで物語を進めている。また、復讐のターゲットとなるボスも、そこまでして復讐を遂げようとする相手なの?と思ってしまうほどの小物であり、身籠もった妻を殺されたとはいうものの、ちょっと過激すぎると思えるアクション作品である。→大笑いできる作品ではないが、これをコメディと捕らえたら、面白いかも知れませんが...
↓本作は現時点ではビデオソフトすらないので、M・ヘミングウェイ出演作を拾っておきます。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- メディア: VHS
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