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ケータイ刑事銭形泪30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では30話となる「銭形泪・2nd.17話」の「真夏の百物語 ~怪談新耳袋殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回はこの物語が触れている怪異に関する事柄から「心霊スポット」について、「怪奇現象」について、そして「幽霊」についてと「祟り」については「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 2」でしるした所であるが、補追するということで、改めて記すことにしました。(追記しています。)

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

心霊スポット」:心霊現象(現在の科学では説明することが出来ないとされる超自然的な現象)が起こる場所の事を指して言う言葉である。特に、幽霊や妖怪、もののけが現れる場所などが該当する。また「怪奇スポット」「恐怖スポット」と呼ぶこともある。

元々は語り継がれている場所であるが、それらがテレビや雑誌に取り上げられると、ちょっとしたブームとなることが度々ある。が、マスコミに取り上げられるものになると、色々と尾ひれが付いていたり、観光客を集める目的での改変や創作が加えられているというものも多い。

墓地、トンネル、廃墟となった建物、自殺の名所、死亡事故が起こった現場などがこれになる事が多く、日本各地に多数の心霊スポットがある。(世界でも同様に、各国の各地に心霊スポットは存在している。)

今年になって制作された「怪談新耳袋スペシャル」の「うしろ:記憶」でも、心霊スポットを訪れた若者の体験が描かれていたが、興味本位や観光気分で訪れる者たちが多くて、色々とトラブルになっている場合もある。特に、心霊スポットとして、鉄道のトンネルや廃墟となった建物に訪れた場合、場合によっては住居侵入罪が成立する場合もある。(有罪になると、3年以下の懲役または10万円以下の罰金に処せられる。)訪れる場合は、ほどほどに...

怪奇現象」:英語では「Mysterious Phenomenon」と言う。現代の科学では説明の付かない超自然的な現象の中でも、幽霊や妖怪、もののけなどに関係する怪しげな現象のことをいう。「心霊現象」はこの中に含まれることになる。また、上位概念には「超常現象」があって、その中の一つである。(「超常現象」の中から、超能力(予知、透視、念力、テレパシー、瞬間移動など)を除いた現象と言っても良い。)

特に、幽霊の目撃談、霊の憑依、霊魂が移り込んだ写真(心霊写真)、臨死体験などは怪奇現象の中ではポピュラーなものである。

これらを体験した人は、体験談として語ることが多く、古来から民間伝承として現代まで語り継がれている者が多い。(但し、中には現代の科学で説明できるものもある。→体験者は、それを体験している時には冷静さを失っていたり、精神的に追いつめられていたりして、目の前の現象に恐怖を抱き、怪奇現象として捕らえてしまうことがある。(パニックに陥った人の言葉は信用性が低い、ということの証でもある。))

この体験を小説にしたり、漫画にしたり、或いは映画やドラマにしたものも多数あるが、そういうものを「怪奇」「ホラー」「恐怖」作品と呼ぶのが一般的である。現在では夏の風物詩のようにもなっていて、お馴染みでもある。

幽霊」:日本の民間信仰で、人間が死んで肉体が消滅した後でも、現世に未練や恨みを持っているために成仏できず、浄土に行くことが出来ない魂が、姿と声を持って因縁ある人の前に出現するもの、と定義されている。しかしその存在は科学的には証明されていないが、現在でも怪談という形で数多く語り継がれている。(その姿は、基本的には生前の姿と同じであるが、足がないというものが一般的である。)

また、それ以外でも、死者の魂、おばけ、という意味でも使われていて、これらから派生した意味としては、「実体を持たず、名前だけ存在しているものの頭に付ける接頭語としても使われている。(例えば、幽霊会社、幽霊部員、幽霊会員など。)

死者が現世に姿を現すという考えは、洋の東西を問わず、古来からあるものである。そのようなものを西洋では「Ghost」と呼んでいる。しかし西洋では幽霊屋敷、幽霊船、などのように、人間以外のものに魂が宿ったというものが多く、死者が生前の姿で現れる、というものは意外と少ない。(死者がということでは、妖怪の類が多くなっている。)→この点が日本とは違っている所である。(東洋では、ものに宿るのではなく、直接現れるというものが多い。)

日本の幽霊では、そのイメージとしては、乱れた髪、頭には三角頭巾(「天冠」と言う。)、足が無く、白装束というのが定着している。また、イメージとしては「女」というのが一般的である。これは江戸時代の浮世絵に記されたものであって、それが現代まで受け継がれている間に、広く浸透したためてせある。尚、江戸時代以前の幽霊には足があったとされている。(西洋の幽霊は足があるのが一般的であり、足がないというのは日本徳有のものである。)

ちなみに、「足がない幽霊」は、18世紀(江戸時代中期)の絵師・円山応挙(円山派の祖)が最初に記したとされているが、それ以前に足がない幽霊の絵は記されているので、これは間違った通説である。(彼の幽霊画が余りにも有名であって、広く知られることになったため、誤解されたということである。)

江戸時代には、百物語という形で怪談話が各地で語り継がれていて、ブームにもなっていた。そしていくつかの怪談が生まれている。(「雨月物語」「牡丹燈籠」「四谷怪談」などは余りにも有名である。)そして、1825年7月26日に江戸・中村座という芝居小屋で「東海道四谷怪談」が初公演されるようになり、芝居の世界でも幽霊が登場するようになった。現在では、これにちなんで、7月26日を「幽霊の日」ということになっている。(但し、1825年と言うと、旧暦であったので、現在の新暦では7/26ではないのですがね...→1825年というと、岩倉具視が生まれた年でもある。)

また、日本の三大怪談として知られている「四谷怪談」(「東海道四谷怪談」)、「皿屋敷」(「播州皿屋敷」または「番町皿屋敷」)、「牡丹灯篭」にも幽霊は登場するが、「四谷怪談」と「皿屋敷」は怨念を残して死んだ女性が亡霊となって現れて、という物語であるが、「牡丹灯篭」は恋する男に焦がれ死にした女の亡霊と人間(男)との恋を描いたものである。よって、幽霊の全てが人間に対して恨みを晴らそうというものではない。また、数多くの幽霊が映画としても描かれていて、幽霊にも善悪がいる。日本映画では「四谷怪談」や「皿屋敷」のような幽霊が登場する作品が多いが、西洋では「牡丹灯篭」のような幽霊を描いた作品が多いという傾向がある。(例えば、1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(ジョイ・ウォン主演)とその続編(「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2」(ジョイ・ウォン主演)は1990年、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」(ジョイ・ウォン主演)は1991年)、アニメの「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン」(1997年)、1990年のアメリカ映画「ゴースト ニューヨークの幻」(デミ・ムーア主演)などが該当する。)→幽霊の怖い話も良いが、たまには後者の心温まる幽霊が登場する作品も見てみましょう。一般的に「幽霊」は恐怖の対象となっているが、少しはそうではなくなっていくことでしょう。

祟り」:神仏や怨霊という科学では証明できない存在から受ける災いのこと、またはその災いを与える超自然的な力のことを指して言う言葉である。英語では、呪いによるものを「Curse」、天罰という意味合いのものを「Scourge」と言う。

基本的には、禁忌を破った罰として人間が罰として受けるもの、すなわち、「災い」ということになっている。例えば、疫病の大流行、飢饉、天災などがその罰として起こったものとして認識されている。(「神仏に祈りをしなかったために、神が怒り、飢饉を起こした/地震が起こった」ということは、各地で語り継がれている。)そのため、神社などでは神仏の怒りを鎮めようとして、様々な祭祀が執り行われている。

また、「神の怒り」ではない「祟り」とも存在していて、死霊や怨霊によるものがある。これらは何か恨みを抱いて死んだ人の魂が怨霊となり、その恨みを晴らすために祟る、と信じられている。特に、「非業な最期を遂げた人が怨霊となって現れて、…」という話は各地で語り継がれている。(特に有名なのが、「菅原道真の祟り」(太宰府に左遷され、現地で没した。すると天変地異が多発したことで天皇が恐れた。)→そのため、菅原道真の神霊を北野天神として篤く祀り、学問の守護神として昇華させ、奉り、魂を鎮めることを行った。)や「平将門の祟り」(天変地異が頻発したことから、神として神田明神に合祀されることになった。)は「祟り」としては有名なものである。「祟り」とされているものに対しては、出来るだけ関わりを持たないようにして、タブーとして扱われることが多い。

「祟り」として起こる現象は怪現象として扱われることが多いため、「祟り」を扱ったホラー系の映画作品は数多い。有名なのは「祟りじゃ」という言葉が流行語になった1977年の映画「八つ墓村」がある。(これまでに何度も映像化されている。)が、不思議なことに「祟り」という言葉がタイトルに入った映画は殆どない。(ひらがな表記の「たたり」、カタカナ表記の「タタリ」、ローマ字表記の「TATARI」も含む。)これは、「祟り」と言う言葉をタイトルに入れると、何か悪いことが起こるということを恐れているということなのでしょうね。(洋画であっても、邦題に「祟り」という言葉を付けたことで、何か(悪いことが)起こることを恐れているものと思われる。)

参考までに記しておくと、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字表記を含めてタイトルに「たたり」という言葉がある作品では、1963年のアメリカ映画「たたり」(原題:THE HAUNTING)というホラー作品(1999年にリメイクされたが、リメイク作の邦題は「ホーンティング」(原題は「THE HAUNTING」で同じである。)と、1959年の「地獄へつゞく部屋」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)のリメイク作として1999年に製作された「TATARI」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)ぐらいである。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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世界の怪奇現象

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  • 作者: α怪奇現象研究会
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本

怪奇現象博物館―フェノメナ

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  • 作者: J. ミッチェル
  • 出版社/メーカー: 北宋社
  • 発売日: 1987/07
  • メディア: 単行本

ドキッ!幽霊&怪奇現象スペシャル (ヤングセレクション)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2006/07/13
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幽霊名画集―全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション (ちくま学芸文庫)

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私たちは幽霊を見た ! ( 二見WAi-WAi文庫 ) (二見文庫)

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  • 作者: ナムコ・ナンジャタウン「あなたの隣の怖い話コンテスト」事務局
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2009/06/01
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名作 日本の怪談―四谷怪談・牡丹灯篭・皿屋敷・乳房榎 (角川ソフィア文庫)

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↓映像化作品もいくつか拾っておきます。

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忠臣蔵外伝 四谷怪談 [DVD]

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東海道四谷怪談 [DVD]

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性談・牡丹燈籠 [DVD]

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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー DVD-BOX

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