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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その121) [ケータイ刑事]

今回はシチュエーションとして「空からの飛び降り」ということをテーマにして記します。尚、「飛び降り」と言っても「自殺」ではなく、「乗物」からの飛び降りです。普通であれば「スカイダイビング」ということになるのだが、両作とも「スカイダイビング」と言うことは出来ない要素があるだけに、あえて「飛び降り」という言葉にしました。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・3rd.7話」、「007」からは「ムーンレイカー」と「慰めの報酬」です。

ケータイ刑事」:「・3rd.7話」。「BS初!ついにやるのかフィギュア劇!? ~銭形海、世界を駆ける!」と言う物語で、いつもとは違ってフィギュア劇となった物語である。フィギュア劇ということで、単に人形劇ということで描いた物語ではなく、悪の天才・ドクター・アンドリウが開発した衛星兵器によってフィギュアにされてしまった、という設定で進んで行く物語であり、唐突にフィギュア劇となったものではない。(考えようによっては、もの凄くスケールの大きい物語である。「007」でも「007は二度死ぬ」「ダイヤモンドは永遠に」「ゴールデンアイ」に引けを取らない衛星兵器が登場するのですから...)

この物語での飛び降りは、目的地の上空に到達した乗物が降下できないということで、地上に降りる方法として飛び降りることしかない、ということだったので意図的な飛び降りである。

フィギュア化されてしまったちゃんたちは事件現場の下北沢に向かうのに、柴田さんが作ったバケツに風船を付けた気球に乗った。が、この気球は自力で着陸することが出来ないということで、下りるには飛び降りるしかない、ということで、ちゃんたちは下北沢の上空から飛び降りた。(一応、「気球から飛び降りた」ということになる。)但し、パラシュートを身につけてではなく、傘を手にして飛び降りた。ちゃんはメリーポピンズのように軽やかに降下してきて着地したが、柴田さんは地面に頭から突っ込み、松山さんは電柱に引っかかった。(一応、3人とも無事に着地した。)

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作。3代目ボンドの4作目であるが、殺し屋ジョーズが前作に続いて登場した物語でもある。同一キャラで同じ俳優が演じた敵キャラとしては初めてのことである。(ブロフェルドも複数回登場しているが、異なる俳優が演じている。)

この物語での飛び降りは、飛行機からである。が、これは意図して飛び降りたものではなく、ボンドが敵に突き落とされた、というものである。(突き落とされた時にはパラシュートも付けていなかった。)

アフリカでの任務を終えて戻る飛行機の中、突然ボンドは銃を突きつけられた。また、パイロットはパラシュートを身につけていて、自動操縦装置を撃って壊した。そして飛行機のドアを開けて、ボンドをそこから外に突き落とそうとした。何とかこれを躱したボンドは、パイロットを突き落とした。で、安心したのもつかの間で、背中を強く押されたボンドは飛行機から突き落とされた。

パラシュートを付けていないボンドの目標は、パラシュートを身につけて降下しているパイロットだった。空中で姿勢を整えて、そのパイロットに迫り、空中体当たりをして絡み、1つのパラシュートを巡っての奪い合いとなる。で、パイロットの背後からパラシュートを奪ったボンドは身につけ、パイロットはなすすべもなく落下していくことになった。

で、安心したボンドはスカイダイビング気分で降下していく、が、今度はジョーズが追ってきて、上空から迫ってきた。ジョーズもボンドが突き落とされた飛行機に乗っていた。(ボンドを突き落としたのはジョーズの手だった。)で、ボンドとジョーズの空中での自由落下をしながらのバトルとなる。ジョーズはボンドに噛みつき、攻撃をするが、この時ボンドは、とっさにパラシュートを開いた。これによってジョーズを振り払うことが出来た。そのまま自由落下を続けるジョーズも、この後直ぐに身につけていたパラシュートを開こうとしたが、力が強すぎたのか、思いっきり引っ張った紐が切れてしまって、パラシュートは開かなかった。で、鳥のように手足をバタバタさせて焦るジョーズは、地上にサーカスのテント小屋があるのを見つけると、そこに向かって落ちていく。で、テント小屋はジョーズによって潰されたが、ジョーズは無事だった。で、何語もなかったように、潰れたテントから抜け出たジョーズだった。

007」:「慰めの報酬」。2008年(日本公開は2009年)のシリーズ第22作。6代目ボンドの2作目であって、前作から続く物語である。シリーズ第7作の「ダイヤモンドは永遠に」は前作「女王陛下の007」の後に続く物語ということで、前作で殺された妻・テレサの復讐のためにブロフェルドを追っていたボンドが冒頭に登場していて、物語としては前作を踏まえていて、時間軸上では続いているが、その間にある程度の時間の経過がある。が、「慰めの報酬」は「カジノ・ロワイヤル」の後の1時間後から始まるということで、完全に連続した内容となっている。

この物語での飛び降りは意図した飛び降りである。但し、乗っていた飛行機が敵の攻撃を受けたことで、墜落が決定的となったため、緊急脱出として飛び降りた、というものである。

ボリビアで、カミーユと共に旧型のDC-3で目的地に向かうボンドだったが、謎の組織と手を組む将軍の命を受けた空軍機がボンドの乗った飛行機を攻撃してきた。DC-3には武器は一切搭載されていないので、敵の攻撃を回避するとか手はなく、砂漠の岩場を利用して何とか逃れるボンド。が、敵の機銃掃射によってボロボロになる。岩場を利用して敵を激突させてやっつける事に成功するも、飛行機はボロボロになっていて、エンジンからは黒煙が上がっていた。で、カミーユにパラシュートを先に付けさせていたボンドは、何とかして飛行機を操縦して水平飛行の状態にさせると、カミーユと共に飛び降りた。操縦者を失ったまもなく墜落し、爆発した。

しかし、カミーユはパラシュートを付けているものの、ボンドは付けていない。で、空中で抱き合うようになった2人は、パラシュートを開いて無事に着地、墜落した飛行機から助かったものの、そこは岩場の砂漠のど真ん中だった...(この後、夜となり、2人は色々と話をして互いを理解し合うことになる。で、砂漠を歩き、人のいるムラに辿り着き、それから都市に戻って行くことになる。)

共通点は、「慰めの報酬」と「ケータイ刑事」ということでは、主人公(ボンドと銭形)は自分の意思で飛び降りていることである。(墜落する飛行機からの脱出/目的地上空に達した、というためである。)が、パラシュートを身につけずに飛び降りているという所も同じである。(パラシュートを身につけずに、というのは突き落とされた「ムーンレイカー」でも同じであり、この点が今回取り上げた物語の全てに共通する所である。)

尚、「ムーンレイカー」ではボンドがどのように着地したのかまでは描かれていないが、パラシュートを開、敵もいなくなった状況であることから、悠々としながら着地したものと思われる。(少なくとも、この後に新たな任務に就いているので、無事に着地したのは言うまでもない。)ということなので、主人公は無事に着地にも成功しているのも共通点ということになる。

異なっているのは、「007」ではスカイダイビングの基本であるパラシュートを使っているが、「ケータイ刑事」では常識では考えられない「傘」を使って降下しているという所である。(例え1/6サイズになっているとは言っても、傘では無事に着地出来ないと思いますけど...→フィギュアになったことで、墜落に対しても生身の体よりも耐えられることになったのかも知れませんが...)

次回からは、「007」に対しては「慰めの報酬」に限らないことにして、「ある物」をテーマにして記していくことにします。尚、「銭形命」については、もうしばらくの間封印することにしておきます。何が登場するかはお楽しみに。

 

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