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ケータイ刑事銭形泪32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.19話(通算では32話)」の「よっ、座布団一枚! ~人気落語家殺人事件」の「裏ネタ編」ですが、今回はこの物語のトリックに利用されたものから「カセットテープ」について、「稽古」について、そして「警備員」についてと「巡回」について記します。尚、「警備員」については「・8話[裏ネタ編]PART 4」で記しているが、その時に記したものをベースにして追記しました。

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

カセットテープ」:磁気テープをカセット式のホルダーに収容した形態で使用するメディアの総称である。が、一般的には、音声を記録する「コンパクト・カセット」のことを指す。

磁気テープを使った記録では、磁気テープをリールに巻いただけの形で保管する「オープンリール」を使ったものが最初に開発されて、音声記録やビデオ記録に使用されていた。が、オープンリールだと、使う度に装置にセットして、巻き取り用の空リールまでセットし無いと使用することは出来ない。また、テープ自体も大きく、扱いにくいものであった。そのため、扱いやすいようにしたものとして、リールに巻いたテープを、それを巻き取る空リールと共にカセットケースに収容して、カセットのまま使用するものが開発された。但し、(音声用の)オープンリールだと、編集作業を行う場合は、物理的にテープを切断してつなぎ合わせる、所謂「切り張」という編集が容易に行うことが出来たが、カセット式になると、このような編集は基本的に困難となった。(オープンリールでは、テープを切り貼りするため、編集しても音質劣化が無い、というメリットがある。但し、適当に繋げただけだと、再生中にテープが切れてしまうというトラブルが発生する可能性もある。→「スプライシング・テープ」を使って、丁寧に仕上げる必要があるが、スプライシング・キットを使えば比較的容易に切り張を行うことが出来る。テープを何度も再生して、編集点を確定させるのがもの凄く手間が掛かる作業であった。)尚、映像用のオープンリールは、「VHS」や「β」と同様に回転ヘッドによってテープに対して斜め方向に記録トラックが位置するため、切り張編集は不可能である。

当然のことながら、音声用のものと、映像用のものとがあって、前者には「8トラック」「Lカセット」「コンパクトカセット」「マイクロカセット」等があり、後者には「Uマチック」「VHS」「β」「8ミリビデオ」「DT」等がある。

これらのカセットテープの中でも、「コンパクトカセット」は最も広く普及することになり、この「コンパクトカセット」のことを一般的に「カセットテープ」と呼んでいる。(他の言い方としては「Cカセット」または「Cカセ」などと呼ばれることもある。)

「コンパクトカセット」は1962年に登場したものである。オランダのフィリップスが開発したものである。当然、各社が独自の方式のものを開発して競い合ったが、フィリップスは「互換性」を厳守することを条件としてコンパクトカセットの特許を無償公開したため、各社がこれを作るようになり、他社の独自方式のものは自然に淘汰され、事実上の統一規格となった。

当初は、会議の音声メモ用という程度の音質であったが、テープの改良や装置の改良、技術の発展によって音質も向上し、1970年代には音楽を録音するメディアとして認知されることになった。また、最初は酸化鉄系の磁性体を使っていたが、コバルト系磁性体を使ったものの登場、更には非酸化鉄磁性体を使ったメタルテープの登場によって飛躍的に音質が向上した。

1979年にウォークマンが登場し、これが普及に拍車を掛けることになり、1980年代には全盛期を迎えることになる。そして、一時的には音楽ソフトの販売額で、LPレコードの額をカセットテープの方が上回るような時期もあった。(但し、カラオケ・ソフトの売り上げが大きく、所謂ポピュラー音楽やクラシック音楽の全てでLPよりもカセットが上回った訳ではない。)また、これには1982年にCDが登場したことで、LPがCDに置き換わっていくことによるLPの販売額減少という特殊事情も関係している。

LPがCDのようにデジタル方式に変わったことから、録音メディアであるカセットもデジタル化の波が押し寄せ、DATやDCCが登場したが、それらは価格的にも高価だったことから広く普及せず、カセットは生き延びたが、ディスクに記録するMDの登場で、次第に減少していくことになる。が、カセットテープの価格が安いこともあって、最盛期と比べるとかなり落ち込んでいるものの、絶滅することなく、現在でも広く使用されている。

また、1980年代にパソコンが登場した当初では、カセットテープをデータ保存用媒体として使用されていたこともあった。(特に、MSXでは、カセットテープを重要な媒体としていた。)

コンパクトカセットの規格は、テープ幅は3.81mm(=0.15インチ)、テープ速度は4.75cm/s(=オープンリールの38cm/s、19cm/s、9.5cm/sという規格から、その半分ということになる数値である。)、トラック数は片面1チャンネルの2トラック、または片面2チャンネルの4トラックであり、これらの間には互換性があるというのが大きな特徴である。(モノラルトラックをステレオで再生すると、LRとも同じ信号が再生され、ステレオトラックをモノラルで再生する、LRチャンネル両方の信号が足された形で再生される。)

カセットテープは「紐」に記録しているため、「皿」に記録したもの(CDなど)と比べると、ランダム・アクセスが即座に行えない、という特徴があり、これがDATやDCCが普及せず、MDの普及の一因となったとされているが、テープの取り扱いが容易であること、(装置を含めて)価格が安いこと、登場から半世紀近く経ち、技術的にも成熟していて安定していることなどもあって、現在でも根強く支持されているメディアである。

稽古」:武術や芸道を習うこと、またはその習ったこと、学んだことの練習をすることをいう。あるいは、師匠から教えて貰うことを言う。(師匠の立場から言うと、「弟子に稽古を付ける」と言って、「指導する」と言う意味もある。)

一般的には武道や芸道に於いての鍛錬のことであるが、「古(いにしえ)を稽(かんが)える」と言う意味がその裏にあって、古くから先人たちが築き上げてきたことを学び、身につけることを指して言う。というのは、古語に於いての「稽古」は古典を読んで学問することという意味であり、「古(いにしえ)を稽(かんが)える」ということからこの言葉が生まれている。(「練習」よりも言葉の裏に重い意味がある。)英語では「Practice」と言うが、「Exercise」と言う場合もある。(「Practice」の方が「Exercise」よりも強意である。)

特に「稽古」と言うのは、大相撲の世界であって、この世界では「練習」のことを「稽古」と言う。(日本の伝統を受け継いでいる世界ならではである。他のプロスポーツでは「稽古」とは言わずに「練習」と言う。)

また、演劇の世界でも「練習」とは言わずに「稽古」と言う。(日本の)演劇は「芸道」と言う訳でもなく、師匠がいて、師弟関係を結んで芸を磨くというものではないが、歌舞伎という芸道から派生したものであるため、歌舞伎で「稽古」と言っているものがそのまま使われるようになったものである。但し、衣装まで着けた最終形態の稽古については「リハーサル」と呼ばれることもある。

警備員」:文字通り、警備を行う人のことを指す。法的なことを絡めると、警備業法によって定められた警備業者に務めていて、警備業務に従事する人のことになる。(警備業者でも、警備を行わず、事務的な処理を行う従業員もいますからね。)

「警備」とは、非常の場合に備えて、注意、警戒してして守ることである。「警護」と同義語であるが、「警備」は場所に対して守ること、「警護」は人に対して守ることのニュアンスが強い。また、広くは「警備をする人」全般を指すが、基本的には民間人であり、警察組織に属する人が警備を行っていても「警備員」とは言わないのが普通である。そのため、警備員には法的な強制力を持っていない。(例えば、窃盗犯を目撃しても、逮捕すること出来ない。→警察に通報して、警察官に来てもらって、警察官に逮捕してもらうことになる。)但し、現行犯に対してのみは逮捕することが出来る。(が、この場合でも、警察に通報して引き渡すことになる。)それ以外の場合で警備員が逮捕したら、警備員が「逮捕・監禁罪」に問われる可能性がある。また、警備のためと言っても、銃を所持していたら「銃刀法違反」となる。(但し、在日米軍基地の日本人警備員は除く。)→「警備員」はあくまでも民間人であり、何ら特権を与えられていないためである。

警備員の業務は、盗難や不法侵入、火災を防ぐ目的で行う巡回業務から、企業や学校に於いて、守衛業務、大型小売店での万引きの保安警備、工事現場での交通誘導業務、現金輸送や貴重品輸送の護衛業務、特定の人の身辺警護(所謂「ボディガード」)等がある。これらの業務は、業界では「一号業務」から「四号業務」に分類されている。

尚、日本語では「ガードマン」とも言うが、これは和製英語であって、英語では「Guard」「Security Guard」「Watch」「Wachman」等と呼ぶ。(後ろ2つになると「夜警」という意味が加わるのが一般的である。)

巡回」:定められた区域を見回ること、ある目的のために各地を巡り歩くことを言う。単に目的も無くブラブラと歩き回っているだけ(=「放浪」)ということは「巡回」とは言わず、何らかの目的であって歩き回っていることを指す言葉である。英語では「Patrol」と言う。また、「定められた区域」ということは無くても、「ある場所から次の場所へ順次回って移っていくこと」という意味でも使われる。(但し、これもある目的があってのことであって、目的もない「放浪」とは別物である。)

前者の意味としては、一般的に「パトロール」(警備)の意味があり、警察官の巡回、警備員の巡回などが該当する。一方、後者の意味としての「巡回」は、数多くのものがある。近年では各地で導入が進んでいる「巡回バス」(コミュニティ・バス)は、市街地の交通空白地帯の公共交通手段として導入されているもので、一般の路線バスよりも停留所の間隔を短くして、小型のバスを使って運行されているが、まさに停留所を巡っている、という感じである。また、「巡回図書館」「巡回文庫」などの図書の貸し出しサービスや、「巡回映画館」「巡回遊園地」という娯楽の巡回興行などもある。(ミュージシャンが全国ツアーと称して、各地でライヴ興行を行うが、これも「巡回興行」の一つである。)また、イギリスでは「巡回裁判制度」という制度もある。

身近な「巡回」ということでは、ちり紙交換などの廃品回収業者が町内をトラックで巡回しているものや、屋台、焼き芋屋、灯油の巡回販売などの販売業者も巡回している。更には、選挙カー、街宣車、宣伝カーなども巡回している。

尚、言葉の定義からすると、「巡り歩く」というものではないが、数学の世界にも「巡回行列」「巡回符号」というものがある。(情報理論に出てくるものであるが、内容が難しいので名前だけに留めておきます。)

 

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