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ケータイ刑事銭形泪33話(2nd.20話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では33話となる「銭形泪・2nd.20話」の「赤坂の中心で、愛を叫ぶ! ~時効直前!赤坂超美人ホステス殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、「銭形泪[裏ネタ編]」の通算200回目でもある。(本当に、何処まで伸びるのでしょうかね...)で、今回は、前回でサブタイトルにある言葉から漏れた「ホステス」についてと、ちゃんがよく口にする「キャリア」について、そして「IQ」について記します。

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ホステス」:バーなどの飲食店で男性客の相手をしてもてなす女性従業員のことでである。元々は、女主人や女将のことを指していたが、いつしか男性客をもてなす女性従業員のこともこのように呼ぶようになった。

日本語で言う「ホステス」の英単語は「Hostess」であるが、同義語ということでは「Bar Hostess」のことである。ちなみに、英語の「Hostess」は、パーティなどなどで接待役を務めるその家の女性のことであって、客商売の女性従業員のことではない。また、旅館の「仲居」のこと、更には「接客婦」「女給」なども「Hostess」と呼ぶこともある。尚、欧米のバーやクラブには、日本のバーやクラブのようなホステスは殆どいない。

現在は「キャビン・アテンダント」と呼ばれる職業も、昔は「エア・ホステス」と呼ばれていた時代がある。その後「スチュワーデス」という名称に変わり、更に「キャビン・アテンダント」という名称に変わったという歴史がある。

キャリア」:職業の経歴のことである「Career」の意味で使われる英語から来ている言葉であって、「職歴」「経歴」と言う意味で使われる。が、この物語で泪ちゃんが口にしている「キャリア」は、その言葉から転じた和製英語であって、英語の「Career」には無い意味の言葉である。国家公務員試験の上級甲種またはⅠ種(旧外務I種を含む)の合格者のことであって、中央省庁に採用されて幹部候補生として採用されている国家公務員の俗称である。(これ以外の国家公務員のことを指す俗称として「ノンキャリア」という言葉がある。尚、この言葉も和製英語である。)

この「キャリア」を象徴する制度が「キャリア制度」である。これは、高級官僚とその候補生の登用、昇進のシステムのことを指して言う言葉であり、上級試験合格者はそれ以外の職員よりも早く昇進し、幹部になるにはこちらにいないと、ほぼ不可能というものである。省庁によって多少の違いがあるものの、基本的な所は同じである。

また、この制度はあるレベル(課長クラス)まではほぼ横並びに昇進し、そこから先はキャリア組銅子の名かで壮烈な出世競争を繰り広げることになる。課長から上になると、役職も少なくなり、脱落していく者たちが出てきて、そういう人は省庁の地方支分部局や、地方公共団体、外郭団体の幹部職員として出向したり、民間企業に再就職するというのが一般的である。そして、高級官僚と呼ばれる本省局長クラス以上になった者たちは、同期入省、または後年入省者の事務次官が誕生すると、事務次官になった者を除いて退官していき、「天下り」と呼ばれることを行うことになる。→色々と問題となっている「天下り」は「キャリア制度」が産んだ悪いところでもある。

ということで、2012年を目処に、現行のキャリア制度を廃止し、新たな採用試験を導入することが定められていて、新たなシステムがまもなく導入されることになっている。(と言っても、何らかの形で「キャリア制度」の形が受け継がれていく所があるものになるのでは...?)

この制度は、1888年にスタートした試補制度が起源である。これはドイツの公務員採用制度を参考にしたものである。(この時は、帝国大学出身者は無試験でった。)1894年に一部が改訂されて、高等文官試験が始まり、これが現在のキャリア制度とほぼ同じ内容のものである。

出世が早いというのも事実で、1980年代までは30歳にならずに地方の税務署長、警察署長、郵便局長になれた。→が、「・26話」でちゃんが神無島署の署長として赴任したが、17歳の警察署長というのは、例えキャリア制度があっても早すぎる出世である。(そもそも、17歳では国家公務員として採用されていないですから...)

しかし、警察のキャリアというのは、階級があるため、キャリアとノンキャリアの差は大きい。キャリア組であれば、最初の階級は警部補から始まる。(この時点で、高村さん、松山さん、五代さんより上で、岡野さんと同じである。また、7年が経過すると、無試験で警視になる。(それよりも早く昇進する者もいる。))一方、ノンキャリアであると、最初は一番下の「巡査」から始まり、警視に昇進するとなると、早くても40代半ばとなるので、30歳になるかならないかで警視になるキャリアとの差は大きい。

尚、「準キャリア」と呼ばれる国家Ⅱ種試験合格者であれば、初任は巡査部長となる。(五代さんと同じで、高村さん、松山さんよりは最初から上である。)しかし、40代半ばでは警視あたりに昇進する程度である。

が、いずれにしても銭形姉妹の昇進は、キャリア組のなかでも異例の早さあるのは言うまでもない。特にちゃんに関しては、中学生の間に警視監ですからね。(ちゃんとちゃん、ちゃんも高校生の間に警視監に昇進している。)

日本語ではこれと同じ「キャリア」と記すが、元になった英単語が「Carrier」となると、全く意味が変わってくる。(当然、泪ちゃんが口にする「キャリア」とは別の意味である。)「運び手」「保有者」という意味となり、これも様々な所で使われている言葉である。(そのため、ちゃんの言う「キャリア」は「キャリア組」といって区別することもある。)

「運び手」と言う意味での「キャリア」は、電荷を担うものという意味で、電気伝導に関するものであって「電荷キャリア」「電荷担体」「伝導電子」「正孔」「伝導イオン」「半導体内のキャリア」などの総称のことである。また、通信の世界では「通信キャリア」ということで、携帯電話、PHS、IP電話等の回線事業者、通信事業者、電話会社のことを指す。また、電波を変調する搬送波のことも言う。また、「人を運ぶ」と解釈して、航空会社、鉄道会社、船舶会社などの輸送関係の会社のことや、人を乗せて運ぶ乗物(飛行機、自動車車両、鉄道車両、船舶など)のことを指すこともある。

更に、病原菌やウイルスなどを保有しているが発症していない人(感染の可能性がある人)のことを指したり、遺伝子の世界では、劣性遺伝子をヘテロで持っていて、自らは発現しない個体のことを指す。

IQ」:知能指数のことである。英語では「Intelligence Quotien」と言い、この頭文字から「IQ」と呼ばれるのが一般的になっている。これは知能検査の結果を表す数値であって、その内容は「生活年齢と精神(知能)年齢の比」を基準としたものである。(平均値は100である。→柴田太郎さんのIQは100ということがこの物語で語られていることから、柴田さんは平均的な知能指数ということになる。また、ちゃん、高村さん、柴田さんの3人の合計が300というのは、「平均値×3人」ということから考えると、妥当な数値と考えられるが、年齢差がある事を考えると...)

普通の結果から算出される数値は、最高値で160程度、最低値で40ぐらいである。このことから、IQ180の銭形姉妹は高い値を持っていると言うことになる。尚、50~70だと「軽度知的障害」、35~50だと「中度知的障害」、20~35は「重度知的障害」とされる。(これを考えると、この物語の中でIQ20とされた高村さんの立場は...)

但し、算式(『「精神年齢」÷「生活年齢」×100 』)から分かるが、IQは年齢によって左右されるものであるため、同じ数値であっても年齢が異なると同じ知能とは言うことが出来ない。(5歳のIQ200と10歳のIQ100が同じ知能とされている。)→IQ180の銭形姉妹であるが、年齢を考えると、17歳のは16歳のよりも少しだけ知能が高いことになり、13歳のちゃんの知能が一番低いということになる。(17歳組の5人と同じ知能ということになるには、ちゃんはIQ191、ちゃんはIQ235となる必要がある。)

また、同じ知能であっても年齢が上がっていくとIQは下がっていくことになる。が、人間は日々学習をして知能を高めていくことになるのが普通であるため、突然IQが下がるということはまずはあり得ないこととされている。(徐々に下がっていく傾向にあることだけは確かのようですが...)

IQの平均値というのはIQ100であり、標準偏差は約15である。また、数学的にIQの分布は正規分布となることが分かっている。そのため、68%の人はIQ85~IQ115となり、95%の人がIQ70~IQ130の間に入り、99.7%の人(1000人いたら997人)がIQ55~IQ145の中に含まれることになる。IQ180は+5σを超えることになるので、数百万人以上に1人というような希少な存在確率となる。これを考えると四姉妹、更には分家四姉妹もIQ180という銭形姉妹の存在の方が異常と言って良いでしょうね...(そもそも、IQが160以上、または40以下というのは、原稿の知能テストに於いてはあり得ない数値である。)→IQ200、IQ300というようなインフレIQの持主という人物が登場する物語があることを考えると、IQ180という銭形姉妹が登場する「ケータイ刑事」の数字は、まだ可愛いものである、ということが出来る。(より現実味を持たせるのなら、IQ160にしておけば良かったということになるのかしら...???)

とは言っても、IQは知能を表す一つの指標であって、これが万能というものではない、と注意しておきます。

尚、「知能指数」以外のIQとして、「Import Quota」の略であるIQもある。これは輸入管理の一つであって、輸入する物の総量を決定し、その範囲内で輸入を行うようにする制度である。(国が管理して行われる経済的な分野のものである。)また、アルファベット2文字の略号であることから、世界の国名コードではイラクが該当する。(3文字の国名コードではイラクは「IRQ」となる。)また、言語コードや通貨コードには「IQ」となるものは存在しない。数学の世界(情報理論)でも「IQ」は存在し、「データ圧縮に於ける逆量子化」のことである。→それぞれの専門分野の関係者であれば、「IQ」と言うと「知能指数」ではなく、それぞれの「IQ」を先に思い浮かべるであろうが、一般的に「IQ」と言うと「知能指数」のことを指しているという認識となっている。

 

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