ケータイ刑事銭形泪33話(2nd.20話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形泪・2nd.20話」(通算33話)の「赤坂の中心で、愛を叫ぶ! ~時効直前!赤坂超美人ホステス殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回はこの物語の容疑者関係ということから「寿司屋」について、「ケーキ屋」について、「ボーイ」について、そして、寿司と繋がることになる「寿司桶」について記します。
尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「寿司屋」:寿司を提供する飲食店のことである、また「寿司商」「寿司店」という言い方も一般的に行われている。英語では「Sushi Bar」と言うが、これはカウンター形式の店のことを指し、カウンター形式になっていない店は「Sushi Shop」と言う。
寿司は生ものである魚介類を使った料理であり、火を通さない調理が行われたものを提供することになるため、他の飲食店以上に衛生管理が重要となるのが寿司屋の大きな特徴である。そのため、昔は、魚(生魚)の流通の良い所にしかテンポはなかったが、流通システムの発達、更には冷蔵/冷凍輸送の発展によって、近年では何処にでもある飲食店の一つとなった。
尚、寿司に酢が使われるのは、酢には殺菌作用があるためであり、寿司屋では古くから酢を殺菌剤として利用していたが、これは経験的に「酢には殺菌作用がある」と知られていたためでもある。→人間の知恵というのは素晴らしいものであることが分かる所でもある。
現在「寿司」というと「にぎり寿司」のことが一般的になっているが、これが成立したのは江戸時代になってからであり、それ以前の寿司は、魚を発酵させるのに、飯の中に入れていて、捨てていた飯と一緒に食したものがその起源とされている。(平安時代まで遡る。)よって、寿司屋というと、(江戸時代以前)ではそういう形の寿司を提供していたことになる。
江戸時代になって、江戸前のにぎり寿司が誕生すると、それを提供する所が現れ、これが今日の寿司屋に受け継がれている。が、当時は鮮魚の保存を行う技術が無かったため、寿司屋は魚の流通のある限られた所あるのみだった。明治になって、氷を使った冷蔵が発展し、更には冷蔵庫の登場で、寿司屋の提供する寿司は鮮魚を使ったものが一段と増えることになる。
現在では、職人が握って作る寿司屋(「回らないお寿司」)から、半セルフサービス(こう言うと、聞こえが良い)ともいうことのできる「回転寿司」、更にはテイクアウト専用(宅配専用という場合もある)の寿司屋などがある。
職人が握る寿司店は、江戸時代からの伝統的な所を受け継いでいる店が多いが、回転寿司はチェーン店化されていて、大量仕入れによるコストダウン、寿司ロボットの導入などによるコストダウンなどが進んでいて、最近では皿にバーコードやICチップを導入し、管理から会計に応用しているような店舗もある。そのため、「寿司屋」と言っても随分とイメージが異なるようになっている。→職人が握る回らない寿司屋は「寿司屋」、回転寿司は「寿司店」と言うように言葉の使い分けも行われるようになっている。
また、現在では、日本食ブームや健康食ブームということで、「寿司」が「Sushi」として国際食にもなっていることもあって、海外でも寿司屋は多数ある。最初は1960年代にアメリカの日本人街に、日本食を提供する飲食店としてオープンしたが、それが次第に受け入れられるようになった。店の形としたら、日本のカウンター形式を受け継いでいる「Sushi Bar」と呼ばれる店と、日本食レストランという形の店舗とがある。
海外の寿司屋に於いては、日本と一番異なるのは、にぎり寿司を作る職人が薄い手袋をして作るというスタイルがある。これは、寿司は生ものであって腐敗しやすい者であり、それを手で直に触っることは、体温もあって腐敗を早めるとされ、また、手で直接触ることは不衛生という認識があるためである。(日本でも、スーパーなどが提供する寿司は、手袋を填めた作業者が作るというのは一般的でもある。)が、手袋があることで、微妙な手先の感覚を阻害されることから、職人の中にはこれを好まない者もいる。が、寿司店に於いて食中毒を発生させるというような大きな問題も生まれること無く、衛生管理がしっかりとされていることから、日本の形である素手で握る寿司が一番良い、という認識の広がりと共に、寿司職人は素手で寿司を握っても安全、という認識がされるようになっている。→普段からの徹底した衛生管理の賜物でもある。
そういえば、1969年から1982年にTBS系で放送された「ケンちゃん」シリーズ(14作ある。)の中に「すし屋のケンちゃん」という作品がありましたね。(シリーズ第3弾で、1971/3~1972/3放送、全52話)
「ケーキ屋」:洋菓子の代表的なものである「ケーキ」の製造と販売を行っている店舗のことである。または、ケーキを(主として)提供する飲食店のことである。(但し、喫茶店がサブ・メニューとしてケーキを提供するような場合は「ケーキ屋」とは言わない。)
一般的には、店内でケーキを作っていて、それを販売しているという店が多い。一部の店では、店内で飲食出来るようになっている店もある。また、チェーン店として全国的に展開している店も中にはある。
「ケーキ」は洋菓子であることから、西洋のスタイル(特にフランスが多い)を意識した店舗が多く、ケーキ職人はヨーロッパ(最も多いのはフランス)で修行を積んだ、というのがある意味ではスタンダードとなっているところがある。(アメリカで修行を積んだ、という話は殆ど耳にしないが、アメリカでは「ケーキ」よりもパイの方がよりポピュラーな菓子であるためでもある。)
また、子どもが憧れる店ということでは人気が高く、小学生の女児においては、将来なりたい職業のランキングではたいてい上位にランクインしている。(但し、1位になることはまず無く、トップ10内にいつも入っているという辺りである。)
やはり、「ケンちゃん」シリーズで「ケーキ屋ケンちゃん」という作品がありました。(シリーズ第4弾、1972/3~1973/3放送、全52話)ちなみに、「ケンちゃん」シリーズでは、タイトルに店の種類が入っている作品としては「おもちゃ屋」「おそば屋」「パン屋」「カレー屋」があり、「フルーツケンちゃん」ではフルーツパーラ、「スポーツケンちゃん」ではスポーツ用品店でした。また、「ケンにいちゃん」ではレストラン、「ケンちゃんチャコちゃん」ではラーメン屋、「なかよしケンちゃん」ではスパゲッティ屋、「チャコとケンちゃん」ではハンバーガー屋でした。
「ボーイ」:「少年」という意味であるが、飲食店で接客業務を行う男性従業員のことを指し、「給仕」「ウエイター」のこと、「ボーイスカウト」の省略形であって、ガールスカウト、カブスカウトと区別するときに特に使われる言葉、野球場、サッカー場、テニス場などでボールの管理を行う男性補助員(ボールボーイ)のことなどを指す言葉である。→共通しているのは「男」であるということである。近年では、男女の区別を無くして性別に中立した言い方をするのが一般的になっていて、ウエイター/ウエイトレス、ボールボーイという言い方は少なくなってきている。(「看護婦」が「看護士」、「保母」が「保育士」と呼ばれるようになったのも、性別に中立するという考えからである。)
この物語での「ボーイ」はクラブのボーイであるので、ウエイターということになる。(最近ではフロアスタッフと言った方がよいのでしょうかね...)とは言っても、「ウエイター」と言うと飲食店のイメージが強いこともあって、細かいことを言うと、クラブのボーイとは違っているのですが... まあ、「接客係」と言っておけば宜しいかと...いずれにしても、客の注文を受けて、それをキッチンに伝え、客の注文した料理や飲み物、酒類を客の元まで運ぶというのが仕事である。(一応、それ以外にも、クラブのボーイに求められる業務はありますが...)
流石に、「ケンちゃん」シリーズでは、クラブが舞台となったシリーズは存在しない。が、ウエイターということでは、これが必要となる飲食店が舞台となったいくつかの作品がありました。とは言っても、特定の一作品に繋がらないことから、この物語の登場人物の設定時に「ケンちゃん」シリーズを意識したということは言えないでしょうね。が、ウラ読みをすると、完全否定できないので、何処かで意識していたということに...
「寿司桶」:寿司を盛るために使用される木製の器のことである。桶の形をしていることから「寿司桶」と呼ばれる。また、これは寿司屋が出前を行う時にも使用される。それ以外でも、寿司飯を作ったりちらし寿司を作る際に使う桶のこともこのように呼ばれる。(「飯切」「半切」と呼ばれることもある。)
桶は木製の円形容器の総称であり、寿司桶も桶の1つである。桶は細長い木の板を縦に並べ、竹製や金属製の箍(たが=帯状の締め付けるもの)で締め、それに底を付けたものである。使われる木材は、スギ、ヒノキ、サワラなどが使われる。また、取っ手の付いたものもある。
寿司桶はそれらの中でも、比較的小さなものであり、食器の仲間と言うことが出来る。そのため、単なる桶と違って、見栄えが良くなるように、漆などを塗ったものなどがある。(但し、近年では、安価な樹脂製(プラスチック製)というものも多数存在している。)
皿と違う点は、皿はほぼ平らなものであるが、寿司桶は周囲がある高さをもった壁で覆われているので、中に寿司を入れた状態の桶を上積みしても、寿司を潰すと言うことが無く、出前などの際、効率的に運ぶことが可能となる。→これも人間の知恵が関係していて、実用性を兼ね備えたものということになる。
また、ちらし寿司を作る時に使われるのは、木製であるため、寿司飯の余分な水分を吸ってくれるため。寿司飯がベタベタすることを防げるためとされている。→これも知恵ですね。
但し、寿司桶は木製であるため、保管に関してはいくつかの注意点がある。木が水分を吸うことから、中途半端に乾燥させた状態だったら、カビが生える可能性がある。また、洗剤を溶いた水につけ置きすると、水分と共に洗剤も吸収してしまい、料理用の桶としては使用できなくなってしまう。→風呂で使う洗面器として使うぐらいになってしまう...
↓いくつか
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↓玩具ですが...
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パール金属 和の里 木製 飯台 33cm 約 5合用 C-2962
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