宮内タカユキ『スーパー・ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2005年にリリースされたものであり、アニソン四天王以外のベストアルバムも次々とリリースする中でリリースされたものの一枚である。
彼のデビューは'80年代になってからであり、特撮主題歌を中心に歌っているため、「アニソン・シンガー」と言うと「?」という胆しないでもない。特に「戦隊」「メタル」「ライダー」という東映の看板シリーズの全ての作品で主題歌を歌っているため、「アニソン・シンガー」ではなく「特撮シンガー」と言う方が良いんじゃないかと...
収録曲は以下の全22曲である。『特警ウインスペクター』『今日のおれからあしたの君へ』『特救指令ソルブレイン』『愛に抱かれて』『特捜エクシードラフト』『ゴールは未来』『超電子バイオマン』『バイオミック・ソルジャー』『輝け!フラッシュキング』『星よ、にじむな!』『銀河の王者ギンガイオー』『Stop The Wars』『1000年戦士』『ビデオ戦士レザリオン』『悪!裂!ウイングマン』『ポリスマンは強いぞ!』『派出所の夜はふけて』『流れ星 銀』『Tomorrow(トゥモロウ)』『仮面ライダーBlack RX』『運命の戦士』『誰かが君を愛してる』。
彼の代表作となると、3本のシリーズの全てを歌った「レスキュー・ポリス」シリーズ(メタル・シリーズの一部)ということになるだけに、それが先に来ているという構成は、「やはり」と感じるところである。また、締めがライダーBlack RXというのも納得出来るところである。が、特撮関係のデビュー曲となる「バイオマン」の存在感が薄く感じられるところがちょっと残念な構成である。(とは言っても、CDだからプログラムを組んで曲の再生順番は簡単に変更できますけど...)
レスキュー・ポリス三部作はともかく、それ以外の彼の曲は、その割りに耳にすることが少ないのだが、こういうベスト盤があることで、爽やかな感じのする彼の歌をたっぷりと聴くことが出来るというのは嬉しいところである。アニソン・シンガーということでは、中途半端な位置づけがされている彼であるが、ファンにとっては嬉しいベスト盤である。
宮内タカユキ スーパー・ベスト~仮面ライダーBLACK RX/特警ウインスペクター~
- アーティスト: 里乃塚玲央,荒川稔久,金子みなと,加藤清美,吉田健美,山本正之,寒太郎,山川啓介,康珍化
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: CD
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