SSブログ

古代少女ドグちゃん#1 + メタル侍#2 [ドラマ]

2本をまとめて記してしまいます。まずは10月からの新番組の中で、唯一の期待出来る作品である「古代少女ドグちゃん」から。(現時点ではMBSとRKBでしか放送されないというのがもったいないですね。)

引きこもり高校生・誠は、考古学者の父・謙三に連れられて発掘に付き合わされる。謙三はそこでドグウを発見、誠は少女を掘り出した。少女はビキニ姿で、ドグちゃんと名乗り、早速誠人を「僕」と呼んだ。彼女は1万年眠っていたと口にした。

しかし、誠はとんでもない展開を受け入れることが出来ず、さまよい歩く。で、新興宗教「こいびと」の教祖・ウオナの目に留まり、連れて行かれる。

一方、ドグちゃんは妖怪を退治する妖怪ハンターであり、謙三が発掘した土偶のドキゴローを呼び、妖怪の臭いを感じて早速ハンターとして動き出す。で、誠が連れて行かれた新興宗教に辿り着く。用心棒を倒し、妖怪の臭いを追って中に入り、妖怪を捜す。

その頃、ウオナは信者たちを食い物にしていて、誠も窮地に追い込まれる。そんな所にドグちゃんが登場してバトルが始まる。

ウオナは誠を盾にするが、ドグちゃんは、誠は僕だから(殺しても)構わないと冷たい。何だかんだでウオナは正体を現し、妖怪・鯉人(こいびと)であって信者たちを餌にしていたことがわかる。で、ドグちゃんが鯉人を倒した。

その後、ドグちゃんは誠の家で暮らすことになり、誠は頭が痛かった。

ドグちゃんの衣装が基本的にビキニであり、しかも繰り出す技が胸のカップが開いて武器が飛び出すということで、完全に狙っていることが分かるが、そういうノリの作品である。(「キューティーハニー」の世界観を受け継いでいるようなものである。)が、「C・ハニー」の永井豪は関係しておらず、映画界の鬼才・井口昇監督の原案である。「ケータイ刑事」や「女子大生会計士の事件簿」で、変態的なおっさんとして登場していた井口監督が楽しんでいるような世界である。そして深夜枠ということを意識している作品である。

ノリはB級の範疇であるが、「ジャンク・ドラマ」と言っている言葉がピッタリという作品ですね。しかも、こういう作品は「キューティーハニー THE LIVE」以来ということで、久しぶりに楽しませてくれる作品である。「鬼才」と呼ばれている井口監督の持ち味がたっぷりと設定に活かされている作品である。その井口監督は、チーフ監督となった「銭形命」ではシリーズのお約束という制約もあって、井口監督らしさが十分発揮できていなかったが、本作は井口監督の持ち味がフルに出ていて本領発揮ということになりました。MBSでは10月から「銭形命」の放送は無いが、本作と同時に放送していたら完全に「銭形命」が霞んでしまったのは確実であるだけに、これはこれで良かったですね。

尚、次回は蜂女のようなデザインの妖怪「ちちでか」が登場となるが、そのノリも楽しいですね。期待出来ます。尚、次回予告の後、アニメ「サザエさん」のエンディングのよ、ジャンケンがあって「来週も見てね!」とドグちゃんが言っていたが、こういうパクリ精神も楽しい所です。

尚、キャストの中で注目していた初代スケバン刑事・麻宮サキの斉藤由貴は、写真での登場だけでした。また、ドグちゃんを演じる谷澤恵里香であるが、この衣装では夏でないと辛いでしょうが、元気に頑張ってますね。

また、本作品についての朗報ということでは、12/23にDVDの上巻(6話まで収録)が発売になり、下巻は来年の2/24に発売になるというニュースが飛び込んできました。時間的なことを考えると、全12話のようですね。(HPには10話まであることは分かるが、何話まであるのかは分かりません。)現時点では関西地区と福岡でしか放送されないということになっているが、DVDのリリースで、それ以外に住んでいる方も見ることが出来るようになります。

続いてはBS11で放送の「メタル侍」です。

今回は第2話であるが、後半部分で出っさんが乗り込んでいって悪人退治をするところでは、必殺技の所だけが部分的に違うものの、殆どが第1話と同じ映像を使っていて「手抜き」とも受け取れるが、面白い発想ですね。何せ、普通ならば必殺技や決め台詞の所はバンク映像を使い、それ以外の所はちゃんと撮影するというのが基本であるが、バンク映像になるところだけ手を加えていて、それ以外の所は同じ映像を使うという逆転の発想ですから...

今回の物語は、盗賊団が市中を騒がしている中、いつものように街中をぶらついている出洲ノ進と平八親分は偶然にも盗賊団と出くわし、後を追った。袋小路へ逃げる一味、追いつめた平八たちだったが、盗賊団の姿が消えて見失ってしまった。そんなはなしをおたふくでしていると、盗賊団が消えたのはおみつが済んでいる長屋だと分かる。で、おみつが2人を連れて調べるが、なにも怪しいものは無かった。また、自分の家に2人を連れて行ったおみつは病身の父に2人を紹介する。

平八親分は、おみつの父に気に入られれば、おみつとの将来が約束できると考えて出洲ノ進に進言していた。で、おみつの父と話をしていると、何か秘密があるように出洲ノ進は感じた。

おみつの母が病気になり、その薬代で多額の借金がある父は取り立てを受けていたが借金を返せないでいた。しかし、用立てできる目処があるということだった。

それから出洲ノ進の姿が消えて数日が経ち、盗賊団がまたも現れる。平八親分たちは後を追い、例の長屋に追いつめるが、姿が消えてしまう。実は、おみつの父が盗賊団を逃がす秘密の通路を用意していたのだった。が、その日はおみつが早く戻って来ていて、入浴中であり、盗賊団を逃がす所を目撃してしまい、連れ去られてしまう。が、出洲ノ進は屋根裏に隠れていて、その様子の一部始終を見ていた。そしておみつを助けるために追う。

盗賊団は南のお奉行の屋敷に逃げ込んでいて、そこには越後屋の姿があった。(お約束の「越後屋、お主も悪やのう」「お奉行様には敵いません」という台詞を聞くことが出来る。)で、乗り込んだ出洲ノ進はメタル侍となって一味を退治し、おみつを助け出した。(お奉行様が千両箱の金をばらまいて「助けてくれ」というのもそのままあります。)

時代劇の定番という奉行と悪の商人(越後屋)が組んでいるというお馴染みの展開を逆に利用して、使い回しの映像も多いが、ヘビーメタラーのメイクをしている侍というのは面白いですね。が、おみつと平八親分のピンチまでもが使い回しというのはどうかという気もするのですが...

銭形命」が終了したことで、土曜の夜にポッカリと出来た穴を埋めるには役不足であるが、時代劇のお約束を肴にしたツッコミを楽しむというところですね。

 

↓早くも予約出来ます。

↓井口昇監督作品をいくつか。
片腕マシンガール [DVD]

片腕マシンガール [DVD]

  • 出版社/メーカー: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
  • メディア: DVD
クルシメさん/アトピー刑事 愛の井口昇劇場 1988-2003 [DVD]

クルシメさん/アトピー刑事 愛の井口昇劇場 1988-2003 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • メディア: DVD
恋する幼虫 [DVD]

恋する幼虫 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
猫目小僧 [DVD]

猫目小僧 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD
おいら女蛮 [DVD]

おいら女蛮 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
オッパイ星人 [DVD]

オッパイ星人 [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
↓確かにこれが霞んでしまうだけのパワーがありますね。
↓こちらはリリースされています。
メタル侍 第壱巻 [DVD]

メタル侍 第壱巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD
メタル侍 第弐巻 [DVD]

メタル侍 第弐巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD
メタル侍 第参巻 [DVD]

メタル侍 第参巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD
メタル侍 第四巻 [DVD]

メタル侍 第四巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。