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ケータイ刑事銭形泪35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.22話」(通算35話)の「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件」の3回目となる「裏ネタ編」は、前回の続きで、早島琴が口にしていた言葉から「ウジ虫」について、「猿山」について、そして催眠術の鍵となった「ウインク」について、ちゃんはこれを使って催眠術にかかるのを逃れたということで「耳栓」について記します。尚、「ウジ虫」については「うじ」として「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 5」で記しているが、「・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 9」で記した「蝿」と共にベースにして加筆をしました。

尚、約3年1ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半(=Aパート)は「ここをクリック」、後半(=Bパートと鑑識メモ)は「ここをクリック」してご覧下さい。

ウジ虫」:他人を罵る場合に使われる言葉であり、「人として扱うような価値のない奴、(者ではなくて)物」という蔑視した意味の言葉である。

が、元々は蝿の幼虫である「蛆」のことである。これは、蛆は成長すると蝿になり、邪魔な存在でしかないことからきている。以下は蝿の幼虫である「ウジ虫」について記す。

まず、「蝿」はハエ目短角亜目に属する昆虫の総称であり、英語で「Fly」、ドイツ語で「Fliege」、フランス語で「Mouche」、イタリア語とスペイン語では「Mosca」と呼ばれている。その種類は世界では1万種類を超えていると言われていて、日本だけでも数千種類がいるとされている。世界中の何処に行っても害虫とされているが、これは病原菌を持っている衛生害虫と、農作物を荒らす農業害虫のいずれにも該当している害虫である。が、全ての蝿が害をなすものではなく、幼虫が動植物の遺体の分解者として役立っていたり、農業害虫の天敵となる蝿が存在すること、ハナアブ科の蝿などは農作物の受粉に役立っている。(有益な蝿は少数派ですが...)しかし、伝染病を媒介するもの、人畜を吸血するもの、農作物に害をなすものなど、悪名高い種類の方が多いのが現実である。

蝿は卵から孵化し、幼虫、さなぎ、成虫という成長段階のある完全変態の昆虫であり、幼虫の段階を「蛆(うじ)」または「ウジ虫」と言う。

「蛆」または「蛆虫」は蝿の幼虫のことである(英語では「Maggot」と言う。)。が、蝿の幼虫以外でも腐った肉や汚物などに発生するもののことを指して言うこともある。(これは、蝿がそういう所に卵を産むためで、湧いて出たように発生することから、腐敗したものに発生するものは「蝿」というイメージが定着したため、「蝿」以外のものであっても呼ばれるようになった。)

幼虫である蛆は、成長していくと皮膚が硬くなり、さなぎとなる。蛆は地表に出て活動しているが、さなぎは土の中にいて成虫になるのを待つことになるため、老熟した蛆(=さなぎが近い蛆)は土の中に移動していく。

「蛆」は蝿の幼虫であるため、いずれは害虫になるので「害虫予備軍」というような印象があるが、実はかなり有益な生物である。まずは蛆は食べるものとして動植物の遺体があるが、このため腐った植物の葉や動物の遺体の分解を行ってくれる。また、医学の世界では、蛆が患部の膿や腐敗した部分を食べることに着目して、これを潰瘍や末期の糖尿病における四肢の壊疽などの治療に利用する治療法がある。(言うまでもなく、使用する蛆は「無菌蛆」と呼ばれるもので、病原菌などを持っていないものである。)
これは、戦争での負傷兵が、傷の手当てが十分行われずに不衛生な包帯を傷口に巻いていて、蛆が傷口にわいた時、蛆がわいた負傷兵の方が蛆がわかなかった負傷兵よりも傷が良くなったり、患部の切断を免れることが多かったということから注目されて分かったことである。→何が幸いするのか、分からないものですね。(が、医学的な発見というのは、このように偶然発見されたということが非常に多いのも特徴である。)

尚、蛆は傷ついていない正常な細胞は食べないので、負傷して壊死した細胞だけが取り除かれることになる。また、その時、殺菌効果のある分泌液を出しているので、感染症の予防効果もあることが分かっている。→だからと言って、何処にでもいるような蛆に傷口の処置を行わせようとすると、無菌の蛆ではないことから、変な病原菌に感染することになるのが関の山であるので、そういう治療方法は行わないようにしましょう。(こういう治療は専門家に相談の上、じっくりと相談してから採用するかどうかを決め、実行する場合は専門家に頼りましょう。)

猿山」:動物の猿(Momkey)が生息している場所のこと、またはその住み処のことを指して言う言葉である。また、動物園の猿が飼育されているスペース(檻)のことを指して言う。(動物園の猿と言うと、小高い山が設けられるのが一般的であって、その小高い山のことも「猿山」と言う。)

猿は、哺乳類霊長目に属する動物の中で人類を除いた動物の総称であり、人間に近い動物である。(言い換えると、広義ではヒトも哺乳類霊長目であり、猿の仲間である。)有史以前の人類の暮らしぶりが猿に近いものがあるということが出来るのだが、有史以前の人類(=ヒト)は猿山のようなものではなく、洞窟に住んでいたことを考えると、やはり違いがあると言ったらいいのでしょうか...

猿の生息地以外の「猿山」としては、人名や地名という固有名詞がある。人名としての「猿山」は、「・1st.6話」で事件となった証券会社で、事件のあった部署にそう言う人物がいました。(その物語の登場人物ではなく、バックにあったホワイトボードに「猿山」という名前の人がいることが確認できるだけですが...)

地名としては、日本にいくつかの場所があるが、現在では市区町村の名前にはない。(かつて存在した村としてはいくつかある。)現在は○○市□□というような「字」としての地名となっている。

かつて「猿山村」が存在したのは、いくつかあり、現在の茨城県猿島郡境町では、1955年に境町、長田村、静村、猿島村、森戸村が合併して(新)境町になったが、この中の長田村は1889年の町村制施行によって、長井戸村、猿山村、蛇池村、下砂井村、栗山村、西泉田村、上小村が合併して出来た村である。つまり、1889年以前に「猿山村」が存在していたことになる。そして、その猿山村があった布巾には「猿山」という地名が残っている。(境町の北の方です。)

また、現在の千葉県成田市にもかつて「猿山村」が存在した。が、こちらは更にややこしい歴史となっている。というのは、1889年の町村制施行によって猿山村、滑川村、大菅村、西大須賀村、四谷村が合併して滑河町が誕生したことで、それまでに存在した「猿山村」の名前が消滅したが、旧猿山村を含む滑河町は、1955年に滑河町、小御門村、高岡村が合併して下総町となり、更にその下総町は2006年に大栄町と共に成田市に編入されている。場所はJR成田線の滑河駅の近くであり、やはり「猿山」という地名が残っている。

これ以外にも1889年の町村制施行前には「猿山村」という名前の村があったことが確認できているが、詳しい資料が足りないので省略します。(一応、現在の地名で言うと、神奈川県横浜市保土ヶ谷区、神奈川県南足柄市、岩手県下閉伊郡田野畑村などである。→もっとあるかもしれません。)

また、市区町村名ではないが、石川県輪島市には「猿山岬」という岬(猿山岬灯台がある。)があり、その近くには標高333mの「猿山」という山がある。(能登半島の北西端に近い所です。)また、静岡県賀茂郡西伊豆町と河津町の境(伊豆半島のほぼ中央部で天城峠から少し西。)には標高1000mの「猿山」という山がある。

ウインク」:「ウィンク」と表記する場合もある。また日本語で言うと「目配せ」と言う、英語では「Wink」で、片目をつぶって合図を送ることである。女性が男性を誘惑する際に使われているが、それが何の合図か、また何を意味しているのかはその状況に応じてまちまちである。(尚、両目をドア時に閉じたら、それは「瞬き」で合って「目配せ」では無くなるのは言うまでもない。)

また、予め決めておいた合図としてではなく、相手とのコミュニケーションを取るための手段の一つとしても利用される。(所謂「ボディランゲージ」と呼ばれるものの一つである。)

「ウインク」は元々は「合図」として生まれたものである。この物語ではそういう「ウインク」の歴史通りの意味として、催眠術ですり込んだ命令を実行せよ、という合図で使っているが、このように国語辞典に出てくる意味をそのままに使っているというのは、ちょっと気持ちよいところでもありました。

耳栓」:防音のため、若しくは防水のために耳穴に差し込んで塞ぐもののことである。英語では「Earplug」と言う。

一般的には、スポンジ、またはゴム性の小さなものであって、耳の穴に詰めて使うが、広義では密閉型ヘッドフォンで耳を完全に覆ってしまうようなものも「耳栓」の仲間である。(一応「イヤーマフ」と言います。)

防音のために使用するのは、長時間の大音量に晒されていると、耳の機能の低下を招くことになる。または瞬間的な大音量も耳に悪影響を与えることになる。よって、そのような環境にいる場合、耳を守る目的で使用される。→例えば、大音量の騒音が発生する土木工事現場、カーレースのピットクルー、射撃の選手、及び審判、競技運営者など。(射撃では、選手はヘッドフォン型の耳栓を着用することが義務づけられている。)

尚、空港職員で航空機の整備や燃料補給を行う作業員も、航空機の猿人騒音から耳を守るために耳栓を使っているが、無線を使った連絡を行って作業を行うことが多いため、密閉型ヘッドフォンを使ったヘッドセット(マイクとヘッドフォンが一体構造になったもの)を仕様するのが一般的である。

それ以外では、外部の騒音が邪魔だと気になる場合、場所に関係無く使用されることがある。例えば、勉強に集中したい時や睡眠時など。(特にシフト制職場の仮眠室などで仮眠を取る場合などでは当たり前のように使用されている。)

これを装着すると、完全に音が聞こえなくなるというものではないが、その効果は大きく、外部からの音は大幅にカットすることになる。そのため、工事現場では機械の稼働に気づかず、事故が発生することがよくあるので、装着時はより注意して行動しないと危険である。

一方、防水目的の場合は、水泳選手(特にシンクロ)が耳からの水が入ってくるのを防ぐために使われる。(シンクロでは、鼻からの水の侵入を防ぐために使用されるノーズクリップと共に必要不可欠なものである。→競泳ではノーズクリップだけというのが一般的である。)

 

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